GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

プノンペンの借家

2011-07-05 20:53:30 | 買い物
借家探しを始めようと思いつつ、ここ数日下痢のため力が入りません。「下痢には絶食が一番」なんでしょうけど、腹が減ってフラフラするので少しは胃に入れるようにしています。

借家情報をどうやって集めるかがわからず、クメール語のウェブサイトを見ても読めるわけでなし、新聞か情報誌みたいのものがないだろうかと書店に行ってみました。市内に4店舗もある「PEACEBOOL CENTER」ですが、1階は文具売り場、止まってるエスカレータで2階に上がるとここにも客の姿はなく、読書中の店員の後ろ姿のみ。新聞や情報誌らしものもなく、目立つのは中国語の書籍や雑誌の多さ。パソコンや外国語学習書が多いのはベトナムと変わりません。クレヨンしんちゃんやどらえもんも並んでました。

カンダール州の地図を5ドルで買いました。プノンペン市はこのカンダール州の中にすっぽり入って位置してます。借家探しには役立たない買い物ですが何も買わずに店を出るのも気が引けました。

カフェに寄りクメール語新聞を開いて広告欄を見るとやはり不動産売買らしきものがありました。しかし適当な賃貸物件らしき金額は見当たりません。分かるのは金額数字のドル表記のみ。店の女の子がベトナム系なので帰り際に声を掛けました。「この辺だと幾ら位で家を借りられますか」?

「400位が多いけど300もある」とのことです。相場がわかればそれで良かったのですが、親切にも「じゃ、今から見に行こう」ということになり、バイクの後ろに女の子2人が乗って案内されるまま5か所も見て回りました。


300ドルと500ドルの家は間口は3mと4m程度ですが奥行があって中は広く、また道路に面していて商売用です。どの物件も「貸家」を意味すらものらしい張り紙がありましたが、クメール語なので自分で見つけるのは無理そうです。驚いたことには見た物件の大家さんの会話の殆どがベトナム語のようでした。

外見ではベトナム人とは分らない人でもベトナム語を解する人が少なくないようです。カフェの女性はベトナム人とすぐ気付く顔立ちですが、一人は生まれもカンボジアだそうです。

クメール語がまったく話せないのに借家を探そうとすれば英語を話す大家としか交渉できないため範囲は狭くなってしまうように思えてきました。やはりここでも外国人向け価格とローカル価格の差みたいなものはあるようです。

TPCコンピュータ

2011-07-03 10:44:08 | 買い物
パソコン一台壊れただけで随分と落ち込みました。必要なデータをバックアップしておかなかったのが悪かったという実に当り前のことです。ベトナムに戻って修理に出そうか、日本に帰って安いネットブックを買おうかなどとも考えました。

通り掛かりに見つけた店に頼むと「Windows XPの英語版をインストールすれば大丈夫」との話にかすかな期待を持ちましたが、結局二日間待っあとの返事は「CPUがAtomだからダメだった」とのこと。それは関係ないだろう・・・と言っても始まらないのでお礼を言って引き揚げました。

メインストリートのモニボン通りに2軒PCショップを見つけました。店に入るとエイサーの「ASPIRE D257」が229ドル。OSがLINUXなので店でライセンスなしのWindowsをインストールして貰うことになります。ここでケチって動作不良のコピーWindowsよりは「法令順守」などと思い、またまた東芝のネットブックに決めようとしました。差額は100ドル以上。スペックを比較すれば140ドルの差があります。Windows7のライセンス料が含まれるからですが、しか日本語版オフィスはライセンスなしをインストールして貰うことになるとか。


それでは「法令順守」も中途半端だし、可愛い店員に勧めらるままWindows7もコピー版を使ったエイサーで安く上げることにしました。Windows7+Office2007日本語版が使えてメモリー2GB,HDD320GBになったことだし、バッテリーも長持ちしそうです。ついでに、使う予定もないクメール語フォントとクメール・英語辞書もインストールして貰いました。
立ち上げるとWindows7もすべて日本語表示。かつてXPの英語版を使ってた時は微妙に文字化けしたものですが。

東芝ネットブックの修理依頼もしたのでこのPTCコンピュータには三度足を運びました。
http://www.ptc-computer.com.kh/
が、何時でも店の中は恐ろしいほどガラガラ。メインボードが壊れているとのことで修理不能。データも取り出せないとのことでした。その返事を貰うための手数料は5ドル。

店の駐車場には配達用のバイクが6台ほど置いてありました。何故だかすべて日本の郵便局の払い下げのカブでした。

Neak Loaengフェリー

2011-07-02 19:20:27 | 交通
プノンペンから放射線状に走る国道は7本。5号線と6号線は先日1時間ほど走ったので昨日は1号線をバイクで下ってみました。ベトナムのサイゴンに繋がる道路なのでバスでは何度も通りましたが、やはりバイクから見る景色は違います。ODAで作られた橋だからでしょうか、たいして大きくもない国道の橋にも出資国の国旗入りプレートが付いてたり、なんてことにも気づきます。

バイクは月極めレンタルで120ドル。雨期なので比較的濡れにくいスクータータイプにしようとしたところ1日7ドル、250ccのデュアルバーパス車は12ドルとのことだったので一番安いホンダWaveαにしました。ガソリン代も1.25ドル/Lでベトナムより高いことだし。エンジンは快調。スピードメータが壊れたままで走行距離が不明なのが少々困ります。街中にガソリンスタンドは多くないようだし。

バサック河(ベトナムに入るとHau Giangと呼ばれてますが)のモニボン橋を渡って直ぐは道路工事で渋滞してましたが道幅が広くなると通行量は意外に少なく快適でした。
この国道はメコン河を渡るまでは河に沿って伸びています。この辺り、バサック河の左岸からメコン河の右岸に挟まれた土地はKANDAL州。雨期の終盤、氾濫期はアンザン省同様に田んぼが水面下に隠れてしまうのでしょうか。


国道から見える景色は田んぼよりも畑のほうが多いようでした。
1時間ちょっと走れるとメコン河のNeak Loaengフェリーに着きました。カンボジアのフェリーにバイクで乗るのはこれが初めて。窓口で乗車券を買う時になって何と言うべきか迷い、身振り手振りで尋ねると500リエル札を一枚示されました。フェリーにはサイゴンを行き来するバスやコンテナ車も乗るのにここにはわずか2台しかない様子。ロンスエンのフェリーと比べると交通量の少なさが知れます。
フェリーを待つ間、盲人の物乞いが二人狭いバイクの間を歩き回っていました。

フェリーが動き出すと同時に雨雲が広がり、風と共に大粒の雨が降って来ました。慌てて雨具を取り出す人も少なく、当然のことのように濡れるがままにしている人達の方が多いような印象です。

カッパを着たものの風が強いので脇と長袖シャツの腕、靴はびしょ濡れ。雨上がりを待ってプレイヴェン州側の川沿いを散策してたので靴とズボンは泥だらけになってしまいました。