GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

カンボジアの米輸出4倍

2011-07-11 02:29:56 | 農業・食品
今年上半期のカンボジアのコメ輸出が昨年同期比4倍になったとのこと。
http://www.phnompenhpost.com/index.php/2011070850271/Business/exports-of-rice-quadruple.html

朝日新聞のコラム「週刊アジア」が「コメのゆくえ」を連載し、『昨年8月、フン・セン首相は、米産業育成の包括的な国策「ライスポリシー」を打ち出した。米をホワイトゴールド(白い黄金)と呼び、年20万トンの輸出量を2015年に年100万トンにするのが目標』とあったのを思い出し、既に一年目にして4倍とは・・・と驚きました。


が、記事の内容は今年6か月間の輸出は8万442トン、4,568万ドル(平均単価567ドル/トン)
昨年同期は17,144トン、1,343万ドル(平均単価783ドル/トン)とあり、年100万トンという数字にはまた遠いものがあります。

カンボジアのコメ生産量は昨年825万トン。
http://www.stats.maff.gov.kh/en/index.php?page=stat&mode=riceproduction&option=com_content&Itemid=47

今年半年で400万トンを輸出したベトナムの年間生産量は2,475万トン。ベトナムが年間800万トン輸出するとすればベトナムの国内消費量は一人当たり190kgとなり、人口1400万のカンボジアが同じ一人当たりの消費量を当てはめると国内消費は266万トンでカンボジアの輸出可能なコメは550万トンになってしまいます。

カンボジアのコメの潜在的輸出力が高いということなのか、統計数値に問題があるのかのどちらかなのでしょうけど。