GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

ハノイ着

2006-12-24 22:18:44 | 交通
バクザン、ハイフォンにそれぞれ一泊した後ハイズンを経由して木曜日の夕方、ハノイに着きました。先に送っておいた機器2つ、計50kgも引き取ったのでこれを抱えて安宿を探して回るのも面倒です。ティエン・クアン湖に面したクアンチュン通りのホテルに泊まることにしました。訪問予定の大学はCau Giayに位置するものが多いからと、途中でNがCau Giayに行くよう運転手に告げましたが、ハイフォンで雇った運転手は「道がわからないからタクシーに乗り換えてくれ」とハノイ・ホテルの前で車を止めてしまいました。もう少し早めに行き先変更を告げておけば運転手のご機嫌も損なわずに済んだに違いないと思うのですが、嫌なことはギリギリまで口にしたくない、ということなのでしょうか。午後から半休を取る時も、そうと告げられるのはいつも12時になってからです。

前日はタクシーでバクザンからバクニンに移動する際、バクニン近くまで走ってから宿から二人のIDカードとパスポートを渡し忘れたとの電話が入りました。時間は余裕をとっていたので問題ありませんでしたが、往復のタクシー代300Kドンは前日の宿泊費を超えてます。きょうもまた余分なタクシー代を払うのか、と不機嫌を隠すことができません。Nは運転手に押し切られ、運転手は他のタクシーを呼んで来ました。梱包していない機器を積み換えるのも面倒に思え、日本語で喋り続け自分の不機嫌さを十分相手に伝え、頃合いを見計らって運転手が道を知ってると言う、当初の予定のクアンチュン通りに戻ることにしました。

ホテルは工事中で騒音の中です。宿泊費も一部屋250Kドンと予算を超えるので長くは泊まれません。それでも日本の1万円を超えるビジネスホテルよりは満足できる部屋でした。エアコンの暖房も効くしバスルームもお湯も問題なく清潔でした。Nのストレスも溜っていそうだし、ここでリフレッシュできればそれに越したことはありません。

土日の二日間は二人共予定がありました。K君が友人の結婚式に出席するためハノイに来ており、Nは親戚の姉がハノイの恋人に会いに来ていました。2年前に初めてNを連れてハノイに出張する時には、Nの母親が事務所に押しかけて来て説得するのに苦労しました。Nの姉も恋人に会いにハノイに来ることに家族の許可が下りずにいたとのことです。それが今回は、Nがハノイに来ているのでNと同室のホテルに泊まるということで初めてのハノイ訪問となったようです。

お陰で金曜日の夕食はハノイの彼氏にCha caをご馳走して貰いました。仕事以外の会話ができるためか、姉の役に立つことができたという自負からか、Nは上機嫌で饒舌でした。ハノイの彼氏は公安関係のお役人のようで、サイゴンのへ出張が多いとのことです。Nの姉は虚弱体質のNとは違って、道を歩けば多くの男性に声を掛けられそうなタイプでした。
Nも二人と一緒にハノイ見物するのか?と聞くと、「二人はきっとホテルに籠もりっきりじゃないの」との返事。それじゃ「保証人の」役割果たせないじゃないか、とからかうと、「もう大人だからいいのよ」だそうです。

フートーやバックザンの寒さの後だからか、ハノイの気温はさほど苦にはなりません。それでも小刻みに腹が減るのは寒さのせいのようです。腹は減るのに食べたいと思うものが見当たりません。ハノイのご飯が口に合わない、というサイゴンの人々の声もよく聞きますが、身体がハノイの気候に適応していない、ということがそう感じさせるような気もします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿