バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

40歳代の胃X線検査

2015年08月27日 | 胃X線を受診される方へ
こんにちは、すきくぴです。

今日は、公民館で午前中、30人前後の胃X線検査を行いました。
40歳代とがん検診デビューの方が多くいらっしゃいました。
40歳代の方々の胃粘膜を見ますと、学会や研究会で言われている通り、ヘリコバクターピロリ菌(以下ピロリ菌)に感染していないであろう方々が多くいらっしゃいました。
撮影をしていて、10人に3人程度は、ピロリ菌に感染しているであろう胃粘膜であり、これらの方々は、ピロリ菌検査を行ってもらい、内視鏡検査を定期的に受診されたほうが良いと思いました。

このブログで何度もお話ししていますが、やはり、ピロリ菌感染の疑いがあるかどうかをまずは調べて、ピロリ菌感染者や既感染者の方には内視鏡検査を受けてもらい、未感染者の方には、X線検査を受けてもらってもよいと思います。

ピロリ菌に関して言われている方は、内視鏡検査をお勧めします。内視鏡のほうが、胃粘膜を直接見ることができます。早期発見は、X線検査よりも優れます。
ピロリ菌感染が疑われない胃がんリスクの低い方は、X線検査すなわちバリウム検査を受けても良いと思います。

X線検査と内視鏡検査、あなたはどちらが楽ですか??
ピロリ菌感染を考えたうえで、お好みの検査を受けられたら良いと思います。

すきくぴでした。

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