バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

前壁撮影のコツ

2009年11月25日 | 胃X線撮影
こんばんは。

今日は、前回に引き続き前壁撮影についてです。
前壁撮影をうまく行うコツとして、私は以下の3点に気を配っています。
一、枕の位置
二、枕の厚さ
三、胃内の空気量です。
まず、枕の位置がうまくいかないと、胃を矯正するのは難しいです。
私は主に、体部小彎めがけて枕を入れるようにしています。

そして次に、枕の位置が仮によくても、枕の厚さ、すなわち枕で押さえる力が強くないと、胃が矯正されにくいことがあります。胃の捩れが強かったりすると、枕の厚さが厚くなりがちです。
胃のねじれの強い人は、厚めの枕を使用しましょう。厚さは5~10cmといったところでしょうか。

そして三点目。
枕の位置や厚さが良くても、空気量が少ないとうまく前壁撮影ができないことが多いです。
体部大彎側の辺縁がスムースには追えずらいくらい空気が減っている場合には、空気を足して、前壁撮影を試みたほうが良いでしょう。

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