スキルス胃がん。それは胃がんの中でも、極めて予後が悪いがんであります。
ある統計によると、5年生存率は約10%程度です。
全胃がんのおよそ10%を占めるようです。
胃の粘膜表面にはごく軽度の異常でしか認められないため、早期診断が難しいとされています。
しかし、早期発見にはX線検査が極めて重要であります。
このがんにかかるおもな人は、男性よりも女性、特に比較的若い女性に多いです。
文献を探してみると、痩せ型の女性に多いとも書かれていました。これについては、私は知りませんでしたが…
このスキルス胃がんを早期発見するためにも、一度バリウムを飲んでいただきたいと思います。
もう少し飲みやすくなればよいのになぁ、と感じながらも日々、受ける人にバリウムを飲ませている私であります。