バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

集団検診、胃がん発見率

2008年11月11日 | 胃(全般)
今日は胃集団検診の胃がん発見率について考えてみたいと思います。。
現在、胃集団検診のがん発見率は約0.15%くらいです。これは都道府県全体の平均値を指しています。実際には対象とする受診者の年齢や性別、住んでいる地域によって発見率に違いはあると思います。

がん発見率0.15%は、はたしてどうなのでしょうか。1万人が集団検診の胃透視を受けた場合、その中から15人が胃がんで発見されていることになります。
人の胃がんになる割合は、実際には少ないようです。しかし15人の人は確実にがんになっていたわけです。近い将来、胃がんで命を落とす可能性が高い以上、当然のことですが早期発見のために頑張っていかなければなりません。

余談…。前年の個人胃がん発見率は約0.43%でした。今年はそこまでは届かず0.30%くらいです。しかしながら全国平均よりずばぬけて高いのですが、何故なのでしょうか…。

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2 コメント

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Unknown (たけ)
2008-11-11 21:53:30
0.43とはすごい数字ですね!平均年齢もあるでしょうが、やはりブラインドの無い写真、追加撮影、読影力など卓越したものがあるのでしょう。あと撮影中に見つける眼力無しにはこの数字は出せないでしょう。尊敬します。基本ルーチンは8枚だけなのですか?直接のルーチンなどでは貴施設では撮影枚数を増やすのでしょうか?教えてくだされば幸いです
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直接撮影 人間ドック 胃透視 (管理者)
2008-11-14 21:14:45
当センターの直接撮影は間接撮影8枚に加えて、
①立位充盈像
②背臥位の強い第1斜位像
③背臥位の体部振り分け像
④腹臥位第2斜位像
の4枚が追加になります。撮影枚数が12枚と決まっているため、撮影枚数に余裕があり、立位充盈像は残したままにしています。なくてもよいと思いますが・・・。
この12枚法で考えた場合。幽門前部のブラインドが課題だと思いますね。
たけさんのところはどういった体位ですか??
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