最近のバリウムは、バリウムの高濃度化が進み、少ないバリウム量で微細な粘膜の状態を把握することができるようになりました。
一昔では、200~300ml以上とたくさんのバリウムを飲んでいたようです。しかし濃度が高くなかったために、思ったようながん発見率が得られていなかったようです。
2000年度あたりから、高濃度バリウムの製材が公に広まり、そして現在、多くの施設で高濃度バリウム製剤の有用性が認められるようになってきました。
当施設も高濃度バリウム製剤を使用し、多くの早期胃がんを発見できるようになりました。集団検診でのバリウム引用量は125mlと、以前よりも少なくなってきています。
現在の胃透視現状は以前に比べて、検診精度、大きく改善されてきています。
今後さらなる進歩を期待します。