バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

病理学的な診断

2009年01月11日 | 胃(全般)
胃がん検診で行われるバリウムでは、最終的ながんの鑑別診断を行うことができません。内視鏡検査時に組織を採取し、その後、病理医がその標本を顕微鏡的に見て診断を行います。
病理的な診断には、5つの段階があります。
簡単に言うと以下のようになります。

クラス1・・異状なし
クラス2・・良性
クラス3・・良性悪性の境界
クラス4・・悪性を強く疑う(がん細胞の数が少数)
クラス5・・悪性(がん細胞が多く存在する)

クラス3以上の診断結果を受けた場合には、より短期間の内視鏡検査。すなわちフォローアップを受ける必要があります。フォローアップを受ける期間は、病変の状態にも依るし、主治医にも依ると思います。
うちでも毎年何名か、クラス3や4の結果となっている方がいます。
病理的な診断を受けてから、約1~3か月後でフォローアップを行っていることが多いようです。
病変の状態によっては、数週間で行うこともあると思います。 いずれにしても、期間をおいた数回に渡っての経過観察を必要とします。

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1 コメント

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病理 (胃がん)
2009-04-17 20:49:43
勉強になりました。応援しています。
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