バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

前庭部大彎後壁寄り

2009年06月11日 | 自覚症状 胃がん
こんばんは。

今日も出張胃検診に行きましたが、本日も胃がん症例に出くわしました。

6日間で5症例も胃がんに出くわすのはめずらしいと思います。
ところで、いずれも側面像の描出には苦労してしまい、満足のいく側面像を撮影することができませんでした。

今日は、前庭部大彎後壁寄りに存在する陥凹性病変でした。
二重造影法の第2法を撮影後、側面像を撮ろうとしたら、腸への流出したバリウムが邪魔をし、描出困難となってしまいました。

流出前の基準撮影である、初めの背臥位第1斜位像で接線方向に近い形で写っていることに気づいてはいました。今になって考えたらその時点で、そのまま少し角度を変えて真接線像から撮ってしまえば良かったと分析しています。

別に正面(二重造影法の第1、2法)を撮ったあとに側面像を撮る必要はないような気がします。別に決まりがあるわけではないですし・・・。(今考えてみたら)
今日までずっと、二重造影法の1法→2法→側面像の順で追加撮影していました。
上部なら良いのでしょうけど・・・。うーん、臨機応変の対応が求められますね。


胃の中部から下部は上部と違って、腸への流出が問題となってきます。


バリウムの厚みを変えた二重造影法の第2法に成功はしましたが、側面像がさびしい。
ちなみに前庭部大彎に対する二重造影法の第2法って、けっこう難しくないですか??みなさんはどう思います??
ふぅ、バリウムを集める作業に相当苦労しました。

次回から中部から下部に存在する病変は側面像からアプローチするようにルーチン化しようかな・・・。

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