バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

健康診断結果 胃検診 集中像

2009年07月23日 | 胃X線を受診される方へ
私はgooのアドバンス会員なので、毎回のサイト検索用語を知ることができます。
私のサイトにはをどういった検索用語を入力して探しあてたのかを知ることのできる機能がついています。

検索結果が上位(120万以上のブログ中、6000~8000位をうろうろ)となってきており、皆様に感謝するとともにより一層ブログの継続に拍車がかかります。



さて今日は、サイト検索結果用語にあった「健康診断結果 胃検診 集中像」について、医療従事者である私なりに思うことを簡単に話します。



胃が痛んだりしたとき、潰瘍になったりすることがありますが、潰瘍は治ったあと多くの場合、潰瘍瘢痕になります。
潰瘍瘢痕とは、医療従事者でない市民にわかりやすく言えば、潰瘍の傷跡といえます。

潰瘍の傷跡は一般に、ヒダが傷跡に向かって集まったりします。それをヒダ集中といったりするのです。



がんは潰瘍に比べたらその頻度はまれです。多くの場合、胃透視検査結果などでヒダ集中であれば、ただの潰瘍瘢痕であることが多いようです。


ただしまれに、瘢痕の周囲にはがん細胞があり、がん細胞によって潰瘍を繰り返したりすることがあるので、潰瘍瘢痕のある方は胃検診でバリウムを受けるよりも内視鏡検査を受けたほうが良いのです。

理解していただけましたでしょうか??



まだ私自身、わかっていないこともありますし、解釈が間違っていればコメントいただきたいと思います。
今後ともこのブログをよろしくお願いします。