バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

無念 進行がん

2009年07月10日 | 胃X線を受診される方へ
こんばんは。

今日は、私が撮影した人の方で、最終結果が返った症例を報告します。

結果はステージ4でした。胃がんの進行度を勉強した方ならすぐわかることですが、このステージ4は多くの場合、遠隔転移をきたしていることが多いです。
例えば、肝転移などです。

残念ながらがんは胃に留まらず、他の臓器にも転移していたそうです。

ステージ4という結果しか返ってこなかったため、どのように転移したか詳細は掴めていませんが、無念です。

なぜなら逐年受診群(毎年、受けられている方)だからです。
撮影者の検査手技が原因なのか、それとも読影医のチェックミスか、はたまた臨床上で認識できないくらいの、急速に発育したがんなのか・・・。

一言、無念です・・・。


なぜ、がんはなくならないのか、そして発見できないものがあるのか。こう言った症例に出会う度、夜も寝付けない。