バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

所見チェック!!

2009年05月12日 | 胃X線撮影

今日は、月2回の院内、胃勉強会を行いました。

もちろん主催進行は私ですが、最近ちょっと疲れた感がありました。

しかし今後も、胃がんをはじめ、早期発見が受診者への恩恵に繋がるよう、継続してやっていきたいと思います。

さて、今回の勉強会では、6例ほどを普段撮影している同僚たちにチェックしてもらいました。一症例を20秒ほどで見てもらいました。
けっこう食いつきが良くて、まじまじと見てくれました。
症例をみてもらう機会をつくれば、けっこう興味を持って見てくれるのだなと嬉しく思いました。

今回の所見チェックした症例はすべて、追加撮影ありの写真を出しました。
基準撮影で十分に写っているものから、任意撮影である追加撮影の写真でなければ、指摘不可能であったものなど、さまざまな症例を見てもらいました。

今回の勉強会のポイントとしては、基準撮影の基礎はもちろんですが、
結局は、病変を発見し、病変をアピールする追加撮影のルーチン化という認識が大切であることを伝えました。
症例準備時間がなくて、良性疾患ばかりになってしまいましが、参加者たちには勉強になったと思います。

今回はできるだけ、たくさんの撮影者の写真を提示したつもりです。
追加撮影した撮影者には、「良くやりましたね!!」と褒めることも大切ですよね。


院内胃検診担当であるからには、責任を持って、院内レベルアップを計っていこうと思います。

いつかどなたか言っていたことを今も覚えています。

「院内のレベルが低いのは、すべて院内担当者の責任だ。本当に素晴らしい担当責任者は、自分のレベルアップだけではなく、院内全体のレベルを上げることのできる人間のことだ!!」

どんなに頑張っても一人だけの力は知れていると思います。
それに気づいているから、今後も継続して、お互い面白楽しく勉強会を続けていこうと思います。