村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

2006年09月29日 | Weblog
栗拾いに行く。
留守にしていたので、栗畑へ行く間が無かったために、落ちてしまって無くなっているかと心配したが、思いのほか残っていた。
だが 木の下に沢山の食い散らした痕がある、 いのししよりは上品な食い方だ?
狐か狸だろうか? 

食い残しの栗を、それでも3升ばかり拾うことが出来た。
家内と二人分の、栗飯、茹で栗、きんとんには充分の量だ、野生動物との共生とは、このようなものだろ。

家内は、栗を見ると母を思い出すと言っていた。
まだ少女と言ってもいい頃に集団就職をし、寮の中で「母さんが夜なべをして・・手袋編んでくれた木枯らし吹いて・・・・・」と唄ううちに歌詞のどこかに栗の実がでるらしい? その部分になると少女たちは一斉に涙を流して泣いたと言う。

昨日、知覧で見た特攻隊員たちの遺書のなかにも、母の文字が幾度と無く目に付く。
集団就職の少女たちと、特攻隊員たちと同位置で語るのは不遜かも知れないが?根は同じだろう。
家内の話を聞いたとき、昨日の隊員たちの遺書を見たときと似た様な感情を抱いた。

栗には、母の匂いがする!

コメント
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