ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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どこまでも好きになれる?

2009-12-04 | 育児
 自分に自信をくしている人が多い。うつ病になって自分を責め続けるほど、自分を責めることもある。限りなく自分を追い詰めることができるのは、人間だけなのではないだろうか。動物の自殺などは、聞いたことがない。本当にそこまで責めるほど自分はだめな人間なのだろうか。誰にでも欠点はある。しかし、その欠点を欠点として認めないうちは、問題は解消しない。どこかで抵抗している自分がいる。欠点を認めることが怖いからかもしれない。他人から認められない自分を想像しているのかもしれない。関係が壊れてしまうのを想像しているのかもしれない。実際には、欠点を認めても何も変わらない。欠点を欠点として認めれば、次にそれをカバーする手立ても浮かんでくるはずなのになかなか認められない。そこで、「嘘をついたり、ごまかしたりする。」「他人のせいにする。」「言い訳をする。」などの行動となる。
 大人は多くの経験からうまくこれを使っている。「嘘も方便」などと言う。そして、解消している。しかし、誠実で正直は人は、これを嫌う。「嘘つきは泥棒の始まり」なのだ。だから、自分を責める。
 これは、子どもも同じ。ただ、経験が少ないため、巧妙に嘘をついたり、ごまかしたりすることができず、ばれてしまうことが多い。だからと言って、「嘘をつくな。」と話しても問題の解消にはつながらない。
 根本的には、自分を認められない自分がある以上、問題は解消しないのだ。どこまでも自分を好きになることから始めたい。
「右足君、好きだよ。いつも歩くときにリードしてくれる。」
「左足君、好きだよ。踏み出す右足君を支えてくれているね。」
「右手君、好きだよ。私の意志をうまく文で伝えてくれるね。」
「左手君、好きだよ。茶碗をもってくれるからご飯を食べられる。」
「おなか君、好きだよ。おなかがすいたらちゃんと知らせてくれる。」
「首君、好きだよ。声を出して私の意志を伝えてくれる。」
「顔君、好きだよ。私の心を映してくれる。」
「皮膚君、好きだよ。異常を察知して教えてくれる。」
「脳みそ君、好きだよ。考えて考えていい知恵を出してくれる。」
「心臓君、好きだよ。私を生かしてくれる。」・・・まだまだ一杯出てくるはずだ。
 こんなことを考えていると好きな自分がどんどん増えていく。欠点などは、ちっぽけなことになっていく。それほど気にしなくてもいいことにしてしまう。生きていること自体がとても不思議なことだ。そして、自分が素敵な存在に見えてくる。内側から自分を好きになってもらいたい。これは、「自信をもっていいよ。」と外から自信をつけるよりも自分を勇気付けてくれる力になる。好きな自分が出てくると、自分に感謝する気持ちが生まれ、愛おしくなる。自分を責めることがバカらしくなる。まして、自殺なんてとんでもないと思えてくる。


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