ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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大事にされていると感じるか

2008-10-05 | 育児
 子どもはいつも自分を見ていて欲しいと思っている。集団が大きくなればなるほど、子どものとって見てもらえる機会が少なくなっていく。特にこの時には見ていて欲しいと思う時に見ていてくれないと「ちっとも私のことを見てくれない。」と不満をもち、信頼関係を崩すことにもなる。
 一人一人に声をかけることができればその方がいい。しかし、物理的に無理なことの方が多い。ここがポイントだ。
<子どもの聞く姿勢を作る>
 学級全体に話をすれば、学級全員が聞いていると思うのは間違い。話し手が聞き手に聞いて欲しいというメッセージを送り続けることが大事。だから、聞いていない子を見つけたら、話を止めたり、どんな話をしているのか聞き返したり、聞く姿勢を注意したりしなければならない。
<話をするときにはいつもあなたに話しているのだと話しておく>
 学級全体に話をするというのは、学級全員に同じ話を一度に話したいからみんなの前で話するのだ。聞いているあなたやあなたと関わる人に大事にしてもらいたいことがあるから話していると子どもの伝えておかなければ「私には関係ない。」と思えば話を聞かない。
<話の中に必ず自分と関わる内容を入れ込む>
 全体に話すことを自分の場合に置き換えて聞けるかどうかは、話し手の意図とは違って聞き手が自分で判断する。自分の能力で自分に関係ある話だと解釈できればいいが、自分に関係があるかどうか判断が難しい話にしてしまうと聞かなくなる。だから、話の内容に「こんな人がいる。」「こんな場合があなたにもある。」など、自分に置き換えやすい話にする。
<必ず話の後に確認をする>
 聞いたことが確実に伝わっているかどうかが大事になる。伝えたい内容を理解したかどうかの確認をすることが自覚を生む。この場合、一斉に「はい。」と言わせる教師があるが、声だけでは一人一人が返事をしたかどうかは分からない。挙手をさせたり、話した内容を近くの子に話させたり、一人一人が確実に話の内容と関わるように確認をしなければ、ざるから水が漏れるように話た内容は伝わらず漏れていく。全員の確認ができたところでの「はい。」は、集団の意識を高める上で効果はある。
 集団に向かって話す時、あなたを大事にしているよという思いで一人一人の子どもの顔を見ながら話すと子どもは自分は大事にされていると感じる。


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