ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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みんなのために

2011-08-08 | 育児
 いろいろな職業観をもっている私たちです。なぜ、教師になったのかと問われると、様々な答えが返ってきます。

 あこがれの教師を目指して頑張っている教師
 子どもたちに伝えたいことがあると頑張っている教師
 育てたい子どもの姿を追いかけて頑張っている教師
 教師という社会的地位を保とうと頑張っている教師
 教師という安定した仕事を続けたいと頑張っている教師

 独身でいる時、結婚して家庭をもった教師、子どもができて子育てに参加した教師・・・・立場が変わると次第に見方が広がっていきます。
 経験を重ねていくに従って、見方も次第に変化していきます。
 そして、きっと保護者の様々な立場があることも次第に理解でき、目の前の子どもだけでなく、子どもの背景を考えながら子育てをサポートできる教師になっていきます。

 体験していないことは、なかなかわからないものです。

 子育てに参加しても、保護者と状況が違えば、これもなかなかわからないものです。

 わかったつもりでも、わからないと考えた方がよいかもしれません。

 だから、わかろうとしながら、相手と関わり続けるのです。

 この時、自分の思いを伝える立場を取るのか、相手の立場を理解しようとする立場を取るかによって、かなり印象が違ってきます。

 「うちの先生は、私たちのことを理解しようと心がけてくれる。」という保護者の声が聞こえるのは、きっと後者の立場にいる教師だと思います。

 私たちは、あくまで子育ての応援団です。保護者の子育てをサポートしているのです。

 「子どもの事を大事にしてくれるからこそ、痛いことでも言ってくれる。」と、保護者が感じたならば、これは、保護者にとって大きな支えになります。

 どの保護者も子育てに自信をもっているわけではありません。不安を抱えながら、必死になって子育てをしています。時には、失敗もあります。その時こそ、力になってあげたいのです。

 保護者が夏休みにどんな思いで子どもと接しているのでしょう。不安を抱えている保護者は、どんな毎日を過ごしているのでしょう。一人で悩んでいる保護者はいないのでしょうか。
 子育てに夢をもちながら、毎日を過ごしているのでしょうか。楽しみながら、子育てをしているのでしょうか。

 保護者や子どもから距離を置いている今、いろいろな保護者の姿を客観的に見つめることができます。

 共稼ぎで、子どもが一人で過ごさなければならない家庭もあります。
 
 夏休みの課題への取り組みに保護者が全く関われない家庭もあります。

 夏休みもいよいよ後半になります。
保護者と子どもがどのように過ごしているか、想像してみるだけでも、いいでしょう。

 夏休みを長く感じている保護者もいるかもしれません。声を聞きたくなる心配な家庭はないでしょうか。

 2学期のスタートがスムーズに切れるように準備するのも大切な仕事です。家庭に任せ切ってしまって夏休みを過ごすことで、2学期のスタートで苦労するのは、もったいないと思います。

 長い夏休みだからこそ、個々の家庭に個別に対応がしやすいと思います。
少しでも関わりをもつことで、関係を今まで以上に密にするチャンスでもあります。


 子育ては、家庭との連携が常に必要なことは誰もが知っています。自分一人で抱えて苦しまないようにしたいものです。


 教師としての夢の実現は、現実への対応からしか生まれません。目の前に起きていることから目を離さないで、「今の自分でいいのだろうか。」と問いかけてみたいものです。

 保護者と関わることがどのように自分の夢とつながるのでしょう。必ず答えが見つかるはずです。

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