心を開く
2011-05-26 | 育児
学校に保護者に来てもらって懇談をするときに一番大切にしたいことは、何でしょう。
学校に来てもらうということは、教師の側に伝えたいことがあるということが前提になります。
保護者は、懇談をする前に呼び出されたということだけで、
・何を言われるのだろう。
・いいことではないだろう。
・きっと子どもを叱る材料に決まっている。
などと想像し、懇談に臨みます。
よく、こちらの言い分を伝えることに焦点が当たり、相手の思いを受け止めることが後回しになってしまうことがあります。
これでは、保護者の心を開かないまま話が進んでしまうことになります。
そして、互いに心を開き、子どものために互いに協力し合うという姿勢を築くことはできません。
ですから、まず相手の気持ちに寄り添うことから始めます。
伝えたいことを伝える前に、保護者の心を開くための営みが必要になります。
まずは、相手の誤解を解くことから始めます。
・保護者の今の状態をつかむこと
・もし、こちらの姿勢でその状態になったとしたら、謝罪すること
・保護者にわざわざ学校まで来て頂いたことへの感謝の気持ちを伝えること
OKサインを保護者から3つ以上もらったら、いよいよ本題へ迫ります。
懇談への入り口です。
・保護者を責める場ではないこと
・保護者と一緒になって考えたいことがあること
ここが重要なポイントです。
学校で起きたことは、学校で解決しなければなりません。あくまで保護者には、協力をいただくことになります。起きたことの背景を探り、子どものために家庭で協力できることがあることに気づいてもらうことになります。
決して、教師側の思いを伝えることではありません。結果として、思いが伝わるものだと考えた方がよいでしょう。(保護者には伝える必要はないのですが、懇談の出口を想定しておくことは、呼び出した側として必要です。)
・子どもの学校の様子や家庭での様子を出し合い、何が今の子どもの姿を作り出しているのかを探ります。この時、教師の一方的な思いこみを話すことは、避けなければなりません。常に一緒に探ります。子どもの心の内側を一緒に考えていく姿勢を崩さないでいます。一緒に考えることに意味があります。
・子どもの今の状態をよりよくするためには、保護者のよさを発揮してもらうことが最大の武器になることに気づいてもらいます。あくまで家庭と協力しながら進めないと子どもを育てられないことが前提になります。助けてもらいたいという思いがこの武器の発見につながります。
・互いの知恵を出し合い、学校と家庭でできることを探ります。これは、決してお互いにできることを出し合うだけではありません。学校と家庭で協力して進めなければならないこともあります。互いに寄り添いながら探ります。
懇談に来てよかったという思いで笑顔で帰って行かれれば、懇談は成功です。
一度で成果を上げるというよりも、互いの結びつきが強くなることで、繰り返しの指導が可能になります。
それがやがて子どもの変化となって現れます。あくまで協力し合うという構えを教化する機会が懇談です。
互いに心を開き、子どものために何とかしようという気持ちがもてたならば、懇談の意義があったと言えます。
懇談は、心を探り合う会ではありません。保護者の心を開かせるのも教師の働きかけで決まります。
学校に来てもらうということは、教師の側に伝えたいことがあるということが前提になります。
保護者は、懇談をする前に呼び出されたということだけで、
・何を言われるのだろう。
・いいことではないだろう。
・きっと子どもを叱る材料に決まっている。
などと想像し、懇談に臨みます。
よく、こちらの言い分を伝えることに焦点が当たり、相手の思いを受け止めることが後回しになってしまうことがあります。
これでは、保護者の心を開かないまま話が進んでしまうことになります。
そして、互いに心を開き、子どものために互いに協力し合うという姿勢を築くことはできません。
ですから、まず相手の気持ちに寄り添うことから始めます。
伝えたいことを伝える前に、保護者の心を開くための営みが必要になります。
まずは、相手の誤解を解くことから始めます。
・保護者の今の状態をつかむこと
・もし、こちらの姿勢でその状態になったとしたら、謝罪すること
・保護者にわざわざ学校まで来て頂いたことへの感謝の気持ちを伝えること
OKサインを保護者から3つ以上もらったら、いよいよ本題へ迫ります。
懇談への入り口です。
・保護者を責める場ではないこと
・保護者と一緒になって考えたいことがあること
ここが重要なポイントです。
学校で起きたことは、学校で解決しなければなりません。あくまで保護者には、協力をいただくことになります。起きたことの背景を探り、子どものために家庭で協力できることがあることに気づいてもらうことになります。
決して、教師側の思いを伝えることではありません。結果として、思いが伝わるものだと考えた方がよいでしょう。(保護者には伝える必要はないのですが、懇談の出口を想定しておくことは、呼び出した側として必要です。)
・子どもの学校の様子や家庭での様子を出し合い、何が今の子どもの姿を作り出しているのかを探ります。この時、教師の一方的な思いこみを話すことは、避けなければなりません。常に一緒に探ります。子どもの心の内側を一緒に考えていく姿勢を崩さないでいます。一緒に考えることに意味があります。
・子どもの今の状態をよりよくするためには、保護者のよさを発揮してもらうことが最大の武器になることに気づいてもらいます。あくまで家庭と協力しながら進めないと子どもを育てられないことが前提になります。助けてもらいたいという思いがこの武器の発見につながります。
・互いの知恵を出し合い、学校と家庭でできることを探ります。これは、決してお互いにできることを出し合うだけではありません。学校と家庭で協力して進めなければならないこともあります。互いに寄り添いながら探ります。
懇談に来てよかったという思いで笑顔で帰って行かれれば、懇談は成功です。
一度で成果を上げるというよりも、互いの結びつきが強くなることで、繰り返しの指導が可能になります。
それがやがて子どもの変化となって現れます。あくまで協力し合うという構えを教化する機会が懇談です。
互いに心を開き、子どものために何とかしようという気持ちがもてたならば、懇談の意義があったと言えます。
懇談は、心を探り合う会ではありません。保護者の心を開かせるのも教師の働きかけで決まります。