ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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夢の実現

2009-12-20 | 育児
 子どもたちの生活を見ていると、目の前の楽しさだけを追っている子どもが多いように思う。興味関心を示したことにすぐに飛びつき、「しなければ、よかった。」と後悔する。我慢をして、夢の現実に向かってこつこつと努力することがなかなかできない。夢が段々大きくなるとその実現までの道のりも長くなる。だから、夢が叶わないから諦めてしまっているわけでもない。お笑いがブームになるのもよくわかる。目の前の面白さに飛びつけば、すぐにそれが手に入るからだ。
 考えられることは、一つ一つの目の前の小さな夢の実現を自信につなげていないからでないだろうか。
 人は不安を乗り越え、できたと思う瞬間に自信がもてる。しかし、「できて当たり前」と言われると、その自信は消えていく。私たちは、「できたよ。先生できたよ。」と笑顔で言ってくる子どもたちときちんと向き合っているだろうか。忙しさに流されたり、自分の価値観が優先したりして、素直に「すごいね。頑張ったね。」と喜ばないで、できて当たり前にしていることはないだろうか。
 もし、これが今の子どもたちを作っているとすれば、大変なことだ。まず、自信をもたせてやりたい。どんな些細なことからでもいい。認められることから一つずつ始めたい。褒めてよく育てるといわれるが、褒めるためではない。子ども自身に自信をもたせるために褒めるのだ。よさ見つけも同じだ。よいところを見つけることが目的ではない。子ども自身に自信がもてるところを見つけるためによさ見つけをするのだ。見つければそれで済むことはない。自信につなげるための手立てが必要なのだ。見つけた子どもよりも見つけられた子どもの姿を見ていないといけない。本当にそのことがその子に自信につながるかどうかだ。だから、よさ見つけをしたときには、仲間の拍手や教師の賞賛が重要なのだ。よさを見つけるだけに終わっている姿をよく見かける。
 夢の実現のために、日頃の自信の積み上げを大切にしたい。