ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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語ることができるか

2009-12-13 | 育児
 自分に自信をなくしている人が多い。世の中に情報が多く流れているから、その情報に振り回されてしまう。その情報についていけない自分を見た時、自信を失う。しかし、本当に自分にとって必要な情報なのだろうか。自分が今の自分を精一杯生かすためにどんな情報が必要なのかを選んでいる自分はあるだろうか。与えられた情報に自分をかき回され、自分自身を見失っている自分ではないだろうか。人の期待に応えようと情報にしがみついている自分ではないだろうか。人の目が気になり、自分を偽って扱っている情報はないだろうか。
 そんな状態で自信をなくしている自分があるとしたら、集める情報は、ほとんどが無意味な情報でしかない。無意味な情報をいくら集めても意味がない。自らに必要な情報をいかにうまく集めることができるかが重要なのだ。見たいものしか見えないのが私たち人間だからこそ、もっと自分に焦点を当てて必要な情報を集めたい。
 子どもは、私たちほどの情報収集能力があるわけではない。むしろ情報収集能力が育つ段階にいる。だから、目の前の子どもにとって必要な情報は、何かを常に考えながら、的確に子どもたちに伝えることが教師としての重要な働きとなる。教師の都合ではなく、目に前にいる子どもにとって大事な情報だからこそ、語りたいと思う。「今、この話は、あなたにとってとても大事な話なのだ。」という思いをもちながら子どもに伝えることができたら、子どもたちの聞く姿も違ってくる。もし、語れない自分だとしたら、子どもを見ていないのかもしれない。もし、必死に教師の話を聞こうとする子どもになっていないとすれば、話す内容を吟味したい。そして、語る自分を振り返ってみたい。必死になって語る自分なのか、本当に必要感を感じている話をしている自分なのだろうか。子どもたちに伝えたい内容を十分吟味しながら、子どもと真剣に向き合う教師でいたい。