ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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人が変わる

2008-12-04 | 育児
 性格は変わらないという人は多い。しかし、性格は、長年培った習慣から作られた行動から作られたのであるから、その習慣を変えれば性格は変わる。そのためには、強い衝撃と繰り返しが必要となる。
 「これではだめだ。」「何て素晴らしいのだろう。」と強い衝撃を受けた体験がここでいう強い衝撃となる。そして、「これからは、こうしよう。」と決めたことを繰り返し続けると見事に今までとは違った自分になれる。
 行動が変わると新たな能力が身に付く。そして、能力が身に付くと見えるものが違ってくるため見方や考え方が変わってくる。見方や考え方が変わるとその見方や考え方をする性格になっていく。だから、性格は変わる。
 例えば、私たちは、「私はだめだ。」と思った瞬間からだめな証拠を集め出す。だから、どんどんだめな自分だと思い込み、よりだめにする。同様に「性格は変わらない。」という思い込みも同じ。変わらない証拠を集め出すから性格は変わらない。私たち大人は長年の経験から作り上げたものが多いので、その証拠が多いに決まっている。しかし、全部を変える訳ではない。気に入らない自分はそれほど多いわけではない。まずは、1つを変えることに力を注ぐこと。その一つが変われば、次を変える可能性が生まれたことになる。変わらないと考える自分を疑ってみたい。
 ところで、大人である私たちは子どもを見て、足りない所を多く発見し、一度にたくさんの変化を要求する。それではますますできないことが増えていく。これも先ほどと同様、まずは、1つを変えること。1つ変われば2つ目を変える可能性が生まれる。「これができたのならば、これもできるはず。」とできた体験をうまく利用すれば、次が変えられる。地道にこつこつ取り組む忍耐力が大人には必要だ。(短い人生を生きている子どもたちだから、私たちよりも繰り返しが少ない。だから、別の繰り返しを多くすれば、変えやすい。子どもが大人より変化しやすいのはそのためだ。)子どもは大人よりも感覚的で意思が弱い。だから、繰り返しの努力が辛くならないように傍にいて認め励ましを繰り返し繰り返し行う。傍にいて安心できる環境であれば、子どもたちの繰り返しはしやすくなる。叱ったり暴力を振るったり力で強制的に繰り返しをし、行動を変えることもできるが、子どもたちが自ら求めたことではないから「次も頑張ろう。」という可能性がなかなか導き出せない。だから、次も強制的にさせ、繰り返すことになる。この強制を繰り返せば、子どもは、言われたことしかできない子どもになる。これでは子どもは不幸だ。
 変われる自分を信じて生きた方が得ならば、変わらない自分と決めて生きるよりも幸せだ。自分の思い込み次第で人生が変わる。子どもたちにも新たな自分作りに挑戦できるように絶えず安心できる場を提供し、自らの可能性を信じて生きる子どもにしたい。