ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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保護者が安心する所見

2008-12-18 | 育児
 保護者は、「うちの先生は、私の子どもをどう見ているのだろう。」という保護者の思いに答えるために、、子どもに関する様々な情報を集め、できるだけ説得力のあるものを作ろうと誰もが努力している。しかし、その集めた情報の質によって保護者への伝わり方が違う。
 誰もがいくつもの顔をもっている。学校での顔もあれば、家庭での顔もある。学校の顔と家庭での顔が一致することはない。だからこそ、保護者が「うちの子はそんな子ではない。」という思いになることもある。それでもあえて、「学校では、こんな面もありますよ。」と伝え、保護者が「そうか、家庭とは違ってそんな面もあるのか。」と受け取るように情報を伝えたい。
 このときにその子のもっているよさを取り上げることが多い。その子らしさはどんな表現で表されているだろう。
<A 性格や考え方に関する情報>
 根気強い、責任感がある、情熱的、活発だ、冷静、意志が強い、~と考えている
 好奇心旺盛、積極的、優しい、おおらかだ、素直だ、真面目だ、明るい、~を好むなど
<B 能力に関する情報>
 創造力がある、表現が豊かだ、笑顔が多い、友だちと仲良くできる、
 言葉遣いが丁寧、~が得意だ。~ができる。リーダーとして活躍できる。など
<C 行動に関する情報>
 よく~をする。こんなことがあった。~になった。など
事実を伝えることは大事であるが、その事実がいつもそうなのか、時々なのかによっても違う。事実は例として取り上げると説得力を増す。
例 やさしい子だ(性格)→困っている子に声をかける(行動)
  表現が豊かだ(能力)→図工で~な作品を作った(行動)
また、人間誰しもよい所だけではない、課題や問題もある。それは、可能性として保護者にも伝えたい。
例 この努力がこんな力になっていく。
  こんな面が伸びるとさらにこんな活躍が期待できる。
  ~の解消には、こんな点に努力するとよい。
  こんな見方ができるとさらに~として伸びていく。
このようにABCやよさと可能性を上手く取り入れると保護者が「うちの子をよく見ていてくださる。」と安心してもらえる所見になる。片寄ると「本当にそうかな。」とちょっと疑いたくなる。