ひよりの音楽自己満足

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09.6.6 gerard

2009-06-08 06:58:35 | ライブレポ プログレ2008-2011
◇ 2009.6.6 沼袋サンクチュアリ
<Gerard 25th Anniversary Live Tour 2009>
 日本のロックキーボーディストの最高峰に君臨する<永川敏郎さん>率いるハードプログレトリオ<GERARD>。1984年に<NOVELA>を脱退した永川さんが結成して今年2009年で25周年を迎えました。自分が初めて永川さんの演奏をライブで観たのは2003年頃だったかな?<虹伝説>のアルバムに本家Joe Lynn Turnerさんが参加したことが縁で、Joeさんのソロライブのバックをベース以外は虹伝説メンバーが務めたんですよね。そのときに“日本にもこんなに凄いキーボーディストがいるんだ!”ってびっくりしたんです。その後のHTP日本ツアーでも、そして2005年の<NOVELA>の再結成ライブも観に行って永川さんのキーボードプレイにすっかり魅了されてしまいました。その後自分がジャパンプログレにハマっていったのも永川さんの存在が大きいかな。
 ですが・・・実はこれまで<GERARD>のライブを観に行ったことがなかったんです。どういうわけかスケジュールが合わなくて。でも<GERARD>の“演奏”は2度ほど観たことがあるんですよね。2007年のJoe Lynn Turner Bandのバック、さらに2008年の梶山&下山バンドのバックを<GERARD>が務めたときにそのかっちょいい演奏を観ました。ですが両方ともメインのバックということもあってやや控えめな演奏だったもので、いつか<GERARD>のライブを、本領発揮のライブを観たいなって思ってました。
 そんなときに今年(2009年)結成25周年を迎えたバンドがアニバーサリー全国ツアーを開催し、6.月6日に沼袋でワンマンライブを行うと知って、即チケットを手に入れて当日を楽しみにしていました。メンバーは永川さんの他、ベース<長谷川淳さん>、ドラムス<藤本健一さん>のイケメンリズム隊。そしてゲストヴォーカルにARK STORMの<佐々井康雄さん>を迎えてのライブです。佐々井さんのヴォーカルも自分は初めてなのでめっちゃ楽しみ♪

 さて当日。3日前から腰痛が悪化したものでちょっとヤバかったんですけど、今日はさほど痛みもなかったもので、シップを貼ってコルセットで固めて強行です。入場が先着順ということは分かってたんですけど、会場に着いたのは結局開場時間の18時半でした。すでに長い列ができていてその最後尾に。場内へ入るともうすでにイス席は埋まっていたので立ち見です。場内はあっというまに超満員!ハコが狭いからそれでも100人くらいかな?男女比率は半々かやや女性が多い感じで、年齢層は可愛い女の子から自分より年上のオッサンなど20-50代と幅広い感じ。25周年ですもんねぇ。

 19時をちょい過ぎたころにステージの幕が開いてしばらくしてメンバー登場!大拍手大歓声で迎えられます。永川さんは貴公子タイプのフリフリブラウスに黒のレザーパンツ。長谷川さんも藤本さんも白シャツに黒パンツで統一してますね。
 「どうも皆さんこんばんは!GERARDです」って永川さん。「今日は25周年、25年もこんなことやてんですよボクら」って。爆笑です。「こんなにいっぱいきていただいてありがとうございます。感謝してます」って。丁寧ですねぇ。で、今日は2部構成ということで、1部は昔の曲をやってくれるそうで。「辛いから、とか続けてやるとシンドイってことじゃなくて」って。爆笑!気持ちを切り替える意味で、ということのようで。「最後までゆっくり楽しんでってください!」って。大拍手です。

 「25年前にリリースした1stアルバムから聴いてください」。ってはじまった1曲目は「Meridian」。荘厳な鐘の音が響き、そしてヘヴィなベースリフがはじまり、そこにパワフルなシンセのリフがはいってダイナミックな展開に。ミドルテンポでベースがメロディラインを弾き、バックではドラムがパワフルに叩きまくって。そしてムーグのエモーショナルなソロがドラマティックに展開して、ピアノのフレーズのあとオールユニゾンでダイナミックにFin。
 ここでヴォーカルの佐々井さんの登場!美形のかっこいい方ですね。2曲目は「Orpheus」。ミドルテンポのパワフルなリフをバックにしっとりとしたクリアーなヴォーカルを聴かせてくれます。間奏ではめっちゃテクニカルなリフが。中盤ではテクニカルなリフのあと、荘厳なオルガンサウンドが響いたあとシンセのパワフルなリフとベースが抒情的に響いて。そしてドラムがはいってパワフルなシンセリフをバックにアグレッシブなベースソロが。めっちゃかっくいいっす。その後ユニゾンでテクニカルなリフを。ドラムも叩きまくりで。終盤ではゆったり美しいピアノソロが響き、そこにヴォーカルのスキャットがながれ、それが曲の盛り上がりとともに美しいハイトーンシャウトに。鳥肌モノでしたね。ラストも美しいピアノソロでFin。めっちゃドラマティックな曲です。

 3曲目は「Incantation」。哀愁ただようゆったりとした美しいシンセサウンドがじみじみと響き渡って。そしてピアノのリフレインがながれ、ソフトなヴォーカルがはいって。間奏では壮大なスケールでおだやかな音色がひびいて。そして抒情的なピアノソロがながれ、そこにドラムとベースがはいって、ピアノリフをバックにエモーショナルなベースソロが。その後シンセの美しくたおやかなメロディがながれて。ラストはパワフルなドラムとともにドラマティックなエンディングへ。
 4曲目は「Lasting Memory」。ドラマティックなピアノソロからはじまり、ミドルテンポのピアノリフをバックに力強いヴォーカルがはいって。間奏ではダイナミックなリフのあと、アップテンポのピアノリフ&抒情的なベースライン、そしてしっとりとしたシンセソロが。終盤ではパワフルなシンセリフのあとピアノリフをバックにしっとりとした佐々井さんのスキャットが美しくながれて。

 5曲目は「Revenge」。一旦佐々井さんがステージを離れて、そして3人でアップテンポのアグレッシブなインストを。めっちゃパワフルで攻撃的な曲です。ベースもキーボードも超テク弾きまくりで凄いっす。変拍子入りまくりで、リズムチェンジいっぱいで全然ノレないっす。にしてもこれだけ複雑な曲を叩きまくれるドラムもやっぱ凄いっすね。超パワフルでテクニカルな短いインスト曲です。
 6曲目は再び佐々井さんがステージに戻って「Melting Time」。幻想的なシンセサウンドがゆったりとながれ、しっとりとしたヴォーカルがはいって、そしてピアノの美しいリフレインをバックにヴォーカルが情感たっぷりに歌い上げます。美しいバラードソングですね。間奏では一転アップテンポになってパワフルな展開に。まずはアグレッシブなムーグソロが。途中ではベースとのユニゾンも。長谷川さんはキーボードの前まできて永川さんを煽ります。続いてはオルガンのアグレッシブなソロも。永川さん、かっちょいいっす。その後元のゆったりとしたテンポに戻って美しいメロディがながれ、そしてそれがテンポアップして明るく爽やかでノリノリの楽しい感じに。ラストは劇的なエンディングが。めっちゃドラマティックな曲ですね。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!1stアルバム全曲聴いていただきました!」って。再び歓声があがって。「じゃあ一旦ここで休憩させてください。始まりは8時9分の予定です」って。細かい開始時間まで予告するとはねぇ、爆笑です。時計を見ると19時50分。約45分の第1部でした。ここでしばし休憩です。でも立ったままなのでちとキツかったっすね。

 予告通りに20時9分に再びステージの幕が開いてそしてメンバー登場!永川さんは黒地にお花柄の派手なシャツに赤パンツ。長谷川さんも赤系シャツにジーンズ。藤本さんは黒のタンクで。
 第2部1曲目は「Aqua Dream Part1」。バラードっぽい美しいキーボードのフレーズからシンフォニックにはじまって、中盤はテンポアップして激しくパワフルにスリリングに。ホルストの火星のようなベースリフ、いいですねぇ。そしてテクニカルな早弾きユニゾンもかっくいいっす。そしてエンディングは最初のゆったりとしたフレーズでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます!」って永川さん。「休憩中はトイレに行けた?」って永川さん、お客さんに尋ねて。休憩中はトイレが長蛇の列だったのでメンバーの皆さんはトイレに行けなかったそうで。なので「途中で話してる間にメンバーが一人づついなくなったら、それはトイレに行ってるんです」って。爆笑です。
 「第1部は1984年に出した1stアルバムを全曲演奏しましたが・・・」「なんでそんなことしたかというと・・・DVDで売りたいからです」って。爆笑!あからさまにそうやってストレートに言われるとなんか嬉しいですねぇ。「せっかく25周年って売れるときじゃないですか」「これ、もの売らないわけいかないもんね。ねえ」って永川さんが長谷川さんに振ると、そっけない対応。「いやだってボクは25周年じゃないですから」って。爆笑です。長谷川さんはGERARDに加入して10年くらいなのかな?「その通りよ、私だけですよ。一人ぼっちよ」って開き直る永川さんです。「今日は老後(に備えての)ひと財産築かなきゃいけない日なんですよ。今日力入ってるから」って永川さん。

 ここで再び佐々井さんが登場!「こんばんは!」って。佐々井さん、今度はエンジのビロードのシャツすがたで。そしてはじまった8曲目は「Last Night Forever」。ハイハットのカウントからはじまってダイナミックなリフが華々しく響いて。そしてアップテンポでピアノをバックにパワフルなヴォーカルが。メロディアスなハードロック、めっちゃかっくいいっす。間奏はミドルテンポの変拍子でまずはオルガンが鳴り響き、そしてエモーショナルなムーグソロへ。終盤再びアップテンポにもどってノリノリハードロックモードに。
 続いて9曲目は「Prelude」。美しいピアノのリフレインからゆったりとはじまって、美しいヴォーカルラインがはいって。綺麗なバラードソングですね。佐々井さんがメロディアスに歌い上げます。間奏はダイナミックなオルガンサウンドとヘヴィなベースがはいって、そしてベースのエモーショナルなソロが。その後ピアノの美しいリフレイン&力強いベースラインにのってヴォーカルが情感たっぷりに歌い上げて。ドラマティックな曲ですね。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って永川さん。ここでしばしMCです。最近のお客さんは昔を知らない方が多い、とか。昔を知ってると年寄りと思われるから知ってても知らないふりをしてるんじゃないか、とか。
 「せっかく佐々井さんがいらっしゃるから・・・物販の話をしなきゃいけない!」って。爆笑です。ちなみに今回はGERARDだけでなく佐々井さんの缶バッジも1種類販売しているそうで。ちなみにこの時点でもう売り切れだそうです。「次回は3倍くらい作るから、売れ残ったら持って帰ってよ」って永川さん。爆笑です。そして今回新たに発売されたDVDですが、それは2枚組で1枚はライブの、2枚目はMC集や佐々井さんの秘密のパプニングも収録されているとか。その話を永川さんがすると佐々井さんは後ろを向いたりタオルでお顔を隠したり。自分はもちろん買いましたが現時点ではまだ見てないっす。めっちゃ楽しみ♪「じゃボクもあとで見ます」って佐々井さん。「えっ、買ってくれるの?やったぁ!」って永川さん。ちなみに今回だけの“限定商品”だとか。「マニアの方は“限定商品”とか弱いんでしょ?買っちゃうんでしょ?」って。「自分もマニアなんでプログレのバンドとかの限定って買いますもん」って永川さん。

 今回さらにGERARDのロゴ入り傘も販売されてます。「雨降ってる日しかライブしないじゃない?ボクらって」って。爆笑です。さらに「傘、今日皆さん持ってきてます?」「それね、“下取り”します。いただきます」って。大爆笑!さっすが永川さん、商売人ですねぇ。「この際、傘をチェンジしてってください」って。ちなみに普通の値段だそうです。
 さらに!今回はGERARDマグカップも2種類。永川さん、まずは長谷川さんに話を振ります。「コーヒーとか好き?」「どんなコップで飲んでるの?」って。すると長谷川さん「マグカップってやつですね」って。「やった!ここに“エモノ”が」って永川さん。爆笑です。「マグカップに柄とか付いてる?」って。「付いてないですね、」って長谷川さん。「それじゃコーヒーの本当の旨さが引き出せてないわ」「ブラジルの農家の方に申し訳ないかもしれない」って永川さん。大爆笑です。「美味しいコーヒーが飲めるマグカップがあるんです。GERARDマグカップ!」って。まるでTVの通販番組みたいですね。めっちゃおもろい!

 続いてここで佐々井さんの今後のライブのインフォメーションと、佐々井さんが参加されているCDの宣伝も。ちなみにGERARDも現在ニューアルバムのレコーディング中なんだそうで。
 次の2曲はそのニューアルバムに収録予定の曲だそうです。10曲目、アップテンポのパワフルなチョッパーベースからファンキーっぽくはじまって、力強いヴォーカルがはいって。めっちゃノリノリのパワフルなハードロックです。終盤にはヘヴィでテクニカルなベースソロも。
 続いて11曲目、オルガンのダイナミックなリフからはじまって、ミドルテンポでエモーショナルなヴォーカルが。ヘヴィブルーズって感じでしょうか。サビはアップテンポのリズミカルで変拍子でパワフルに。間奏はミドルテンポでエモーショナルなムーグソロが。それがテンポアップしてテクニカルにアグレッシブに。終盤はベースとユニゾンで。ラストはヴォーカルがパワフルに歌い上げて。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました、オン・ヴォーカル、佐々井康雄さんでした!」って。さらに大拍手です。ここで一旦佐々井さんは楽屋へ。なので永川さんは長谷川さんに話を振ります。「ねえ、ライブしたくない?」って唐突に。「したいですよ。大変だけど」って長谷川さん。爆笑です。これほどの複雑な曲を覚えるのだって演奏するのだってたしかに大変でしょうねぇ。「いまの言葉、重いな」って永川さん。次回の関東方面のライブは11月で、今年の2月同様にアンジーさんのバンドと中嶋一晃さんのバンドと3バンド対バンでプログレフェスをここで再び開催することが決まったそうです。ちなみにもうチケットを売ってるんだそうで。
 で、今回の25周年全国ツアーですが、今日から北海道公演のチケットも売り出したそうで、その宣伝も。「夏って東京暑いやん。蒸し暑いし、蚊もゴキブリもいるし」「北海道はゴキブリいないそうです」「湿気もなくて涼しい」って。「北海道に旅行に行きましょうよ!」って永川さん。たしかに行ってみたいですけど・・・資金がねぇ・・・

 ここでメンバー紹介です。「オン・ベース、アツシ・ハセガワ!」って。大拍手です。「彼は無理難題を聞いてくれるベーシストなんです。不可能を可能にするベーシスト!」って。凄いっす。続いて「ドラムス、ケンイチ・フジモト!」って。大拍手です。「なんか申し訳ないですね」「だってスッケスケになるじゃないですか」って。爆笑です。「こういう音楽ってドラムがとっても難しいじゃないですか」「それを彼は精一杯頑張ってくれるんですよ、でそれでちゃんと結果が出てるんです!」って。ホメまくりです。もちろん大拍手!「私はこんなに素晴らしいメンバーと一緒に出来てとっても幸せです。トシオ・エガワです」って。大拍手です。「ま、これからも何年もやりますけど・・・あ、生きてるかな?」って。をいをい・・・「あの、笑えないんですけど」って長谷川さん。爆笑です。でもこれからも頑張ってくださるそうで、とっても楽しみです。

 「キーボード・トリオになって・・・キーボード3人じゃないですよ」って。この編成になってはじめてやった曲という本編最後の12曲目は「ベースソロからはじまります。オン・ベース、アツシ・ハセガワ!」って永川さん。いきなりヘヴィでエネルギッシュなベースソロが炸裂!そしてキーボードとドラムがめっちゃアグレッシブに合流して。そしてそれがおさまったあと、アップテンポでキーボードリフが。それにのってベースがメロディを奏でて。続いてはベースリフにのってムーグのメロディラインがながれて。その後ゆったりとした雄大なサウンドがなだらかに鳴り響いて。そして再びアップテンポのスリリングなキーボードリフがはじまり、パワフルな展開に。終盤ではバンドリフとベースの掛け合い、そしてそのままアグレッシブなオルガンソロに。永川さんは左ヒザを鍵盤に乗せたり、全身でエネルギッシュにソロを展開して。ラストは再びゆったりと雄大なサウンドがドラマティックに響いて、そして劇的なエンディングを迎えます。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました、GERARDでした!」って永川さん。そしてメンバーの皆さんは客席に手を振りながら楽屋へ・・・もちろん場内はアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。するとほどなく黒いウエットみたいな服を着たオジサンがピンクの花束を持ってステージ中央に。「ボクが出るともう終わりなんだけど、今日はまだ終わりませんから」って。そしてGERARDの思い出話をちょこっと。そして・・・このオジサンこそがジャパンプログレの仕掛け人<ヌメロ・ウエノ氏>だったんですねぇ。ビックリでした。もっとこう・・・ま、いっか。自称“アマチュア・プロデューサー”っておっしゃってましたけど、「トシちゃんが止めるまでボクがずっと付き合おうかな」って。大拍手です。これまでもヌメロ氏の元には多くのプログレミュージシャンがいらしたわけですが、なぜいま永川さんの面倒を見て他は見ていないのかというと、永川さんだけが“次に何をやりたいか”というビジョンを持ってきたそうで、他のミュージシャンはヌメロ氏が尻をひっぱたいていたそうで。で、今回25周年のお祝いに花束を持ってきたそうで。ここで永川さんが登場!「これからもがんばってね!」ってヌメロさん花束を渡して。「ありがとうございます」って永川さん。

そしてヌメロ氏が他のメンバーを一人づつ呼んで。まずは長谷川さんです。ちなみに加入当時のレコーディングではスタジオに篭らせて「弾けないなら帰るな!」って特訓させたとか。「でもほんと上手くなったよね」「好きなベーシストです」ってヌメロ氏。続いては藤本さん。レコーディングのときに今までやったミュージシャンをみんな泣かせてきたんだけど、彼だけはまだ泣かせてない、って。そしてゲストの佐々井さんも呼ばれて。「なかなかGERARDのサウンドに合うヴォーカリストがいなくて」「昔の曲をこうして楽しく演奏できるようになったのも彼のおかげです」ってヌメロ氏。

 ここで佐々井さんが今日発売のGERARDアンブレラをさして登場!「かっこいい!かっこよすぎる!」って永川さん。「傘さして歌うひとって今まで見たことない」「1番だけでもさしたまま歌ってくれると嬉しい」って永川さん。「リクエストに応えて、25周年なんでやりましょう」って快く引き受けてくれる佐々井さんです。
 「それでは準備は宜しいでしょうか?ボクたちこの4人でレコーディングした曲」ってはじまったオーラス13曲目は「Night of The Revolution」。アップテンポのスリリングなキーボードリフからパワフルにはじまって、力強いヴォーカルがはいって。サビではハイトーンシャウトもキメて。メロディアスでパワフルなハードロックです。間奏はゆったりとしたエモーショナルなムーグソロが。バックではベースがうねりまくって。そしてアグレッシブなオルガンソロも。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました、GERARDでした!」って永川さん。そしてメンバーの皆さんはステージ前に並んで手を繋いでいっせいにお辞儀を。そして拍手のなか手を振りながら楽屋へ・・・もちろん場内は再アンコールを求める手拍子が鳴り響いて。すると再びヌメロ氏が登場!しかし・・・「もうやりませんよ」って。もちろんお客さんは「えぇ~!」って。「今年は真面目にレコーディングもしてるしアルバムも出るからいいじゃない」って。でも「お客さん誰も帰ろうとしないよ」「やりにくいよ~」って楽屋に向かって助けを求めて。いろいろお話をされますが誰も帰ろうとせず。「じゃ、挨拶だけだよ」ってヌメロ氏一旦楽屋に交渉にいきますが・・・
 すると永川さんが再び登場!大歓声で迎えられます。「シメがちょっとダメなもんで・・・」って。爆笑です。ヌメロ氏は永川さんに蹴りポーズを。そして・・・「じゃ、今日は本当どうもありがとうございました。また来てください。GERARDでした」って深くお辞儀を。大拍手大歓声です。これで完全にFin。時計を見ると21時半。第1部45分、第2部80分、計約2時間のたっぷりとGERARDを堪能できたライブでした。

 今回はワンマンということもあって2部構成で、1部が1stアルバム全曲演奏というめっちゃレアなライブでしたねぇ。アルバム1枚全曲演奏するライブって他でもたまにありますが、今回まさかそうくるとは予想してなかったっす。2部はここ数年の曲&今年発売予定のニューアルバムからの曲と爆笑MCがたっぷりと。いやぁ~、永川さんがあんなに面白い方だとは知りませんでした。めっちゃ楽しめました。もちろん演奏もほんと凄かった!時に静かに美しく、ときにアグレッシブにエネルギッシュに弾きまくる永川さん、すっげーかっこよかった!ベースの長谷川さんもパワフルでテクニカルで超かっこよかったし、ドラムの藤本さんもいい音してましたね。イケメンリズム隊、メッチャかっこよかったっす。そして佐々井さんのヴォーカルも繊細でクリアーで、しかも綺麗なハイトーンも聴かせてくれてめっちゃ良かったっす。次回もぜひ観に行きたいっす。

 ひとつだけ気になったには・・・
写真撮影がフリーだったみたいで、お客さんパシャパシャしまくりだったけど、あのストロボ撮影だけは止めてほしいっす。目がチカチカして観づらいし、ミュージシャンのほうだって客席見た瞬間にストロボ食らったら手元が一瞬見えなくなっちゃうだろうし。せめて委託カメラマン以外はストロボ禁止にしてほしいっす。

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