ひよりの音楽自己満足

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難波弘之さん ソーサリアン

2008-07-10 00:04:17 | 難波弘之さん
 ロック・プログレ・ジャズ・フュージョン・ポップスなどなど幅広い音楽活動をされている多才な日本を代表するキーボーディスト<難波弘之さん>。その難波さんがアニメやゲームミュージック界でもその名を馳せていらっしゃることは有名ですが、たくさんあるなかでどれを聴いてみようか悩んでいたときに、親切な方が今回のこのアルバムを紹介してくれました。1988年に発表されたPCゲーム「ソーサリアン」のサントラの“スーパー・アレンジ・バージョン”です。アレンジ・バージョンとはいえ、難波さんがゲーム・ミュージックの仕事をするのはこれが初めてだったそうで、だいぶ苦労されたそうです。難波さんも最初はゲーム・ミュージックってのは“安っぽいテクノ”とたかをくくっておられたそうで、実際に取り組んでみてその多彩な音楽性に感心されたそうです。そのうちにどんどんイメージがふくらんできて、ゲストミュージシャンもものすごい顔ぶれが揃って凄い演奏を。ドラムには小森さんや村上さん、そうる透さん、つのだひろさん。ベースには鳴瀬さん。ギターには北島健二さん、竜童組の永井さん、Charさん。Sax&フルートに井上大輔さん。そして笛には一噌幸弘さんも。ほんととてつもないメンバーです。 
 アルバム1曲目は「オープニング」。ピアノによるゆったりとした優しいメロディの綺麗な曲。 2曲目は「城“ここで逢えるね”」。シンセドラムの軽快でポップなリズムの爽やかで明るい曲。
 3曲目は「消えた王様の杖(ダンジョン)」。アップテンポの、ポップだけどちょっぴりスリリングな展開の曲。後半には懐かしいGSサウンドっぽい展開も。 4曲目は「消えた王様の杖(生還)」。キラキラサウンドからはじまる、アップテンポの華やかなポップロック。透明感のあるサウンドも素敵ですね。
 5曲目は「失われたタリスマン(森)」。軽快なビートの明るいポップロックですが、ハードなギターサウンドも。 6曲目は「ルシフェルの水門(クラーケン)」。パワフルでヘヴィなリフからはじまる邪悪で攻撃的な曲。ハードなオルガンソロやムーグソロが楽しめます。
 7曲目は「呪われたオアシス(砂漠)」。素朴な笛の音からはじまるゆったりとした郷愁を感じるフォルクローレっぽい曲。一噌さんの早吹き、冴え渡ってますね。アコースティックギターのリフもいいですねぇ。 8曲目は「暗黒の魔道士(ブルー・ドラゴン)」。ヘヴィなギターリフのアップテンポのバリバリのハードロックです。パワフルなドラムにのったオルガンソロもかっくいいっす。そして北島さんのハードでアグレッシブなギターソロもいいし、うねりまくるベースも凄いっす。
 9曲目は「呪われたクイーンマリー号(船内)」。軽快でノリノリのポップビートのダンサブルな曲。 10曲目は「氷の洞窟(洞窟Ⅱ)」。つのだひろさんの叩くファンキービートの軽快な曲。鳴瀬さんのチョッパーと井上さんのSax&フルート、いい味出してますね。
 11曲目は「町“ペンタウァⅠ”」。村上さんの叩くジャジーなビートにのったオルガンからはじまります。そのオルガンにCharさんのワウを効かせたギターが絡んで。 12曲目は「キング・ドラゴン」。邪悪なリフから始まる変拍子アップテンポのダークでスリリングな曲。
 13曲目は「エンディングⅠ」。穏やかなピアノのリフからはじまる、ゆったりとしたほのぼのとする曲。フレットレスベースサウンドと情感こもったSaxサウンドがいい雰囲気をだしてますね。そしてなんといってもやさしいキーボードのメロディが心温めてくれますね。
 バラエティに富んだ楽曲群ですが、全体的にポップ色がこく、とっても気楽に楽しめる素晴らしいアルバムですね。

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