ひよりの音楽自己満足

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13.1.6 KTG

2013-01-09 22:07:40 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.1.6 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 <FLAT122>等で活躍されているキーボード奏者<川崎タカオさん>率いるクラリネットフロントのテクニカルプログレバンド<KTG(Kawasaki Takao Group)>。2007年に結成され、メンバーはドラムスの<谷本朋翼さん>、ベースの<中島洋隆さん>、そして美女クラリネット奏者<筒井香織さん>の4人です。サウンドは超複雑で難解ながらも美しいメロディでドラマティックでしかもパワフルでかっこよくて。自分は2010年7月のライブのあと、どういうわけかスケジュールが全く合わなくて全然観に行けなかったんですね。ところが2012年夏、なんと筒井さんがフランスに留学されるためにしばし活動休止との情報が。だったら無理してでも観に行っておけばよかったと後悔してました。そんな折り、いつものようにシルエレのスケジュール表をチェックしていたら・・・なんと1/6の欄に<KTG>の名前が!ひょっとしてお正月に筒井さんが一時帰国されたときにライブをやってくれるのでは、と予約開始日に速攻予約して当日を楽しみにしていました。

 さて当日。<KTG>の出番は2番目です。前バンドが押したため、ステージはメンバーとスタッフの方が入り乱れてセットチェンジに大忙しです。ステージは向かって左にエレピ1台。その後方にサンバーストの5弦ベースを抱えた中島さんが。中央後方には3タム1バスのドラムセット。そしてステージ右には黒ワンピにピンクカーデを纏った美しく可愛らしくしとやかな筒井さんが。客席は正月休み最終日ながら満員状態です。

 19時37分ころ、客席が暗くなっていよいよです。1曲目は「サインズ」っておっしゃったかな?カウントからピアノのリズミカルなリフ、ベースのテクニカルなリフ&リズムがはいって、グリーンライトのなか、クラリネットのミステリアスなリフがながれ、ピアノのパワフルなリフとクラリネットのテクニカルなリフが交互に。そしてオレンジライトのなか、ピアノのリズミカルなリフにのってクラリネットが伸びやかに力強く奏で、躍動感のあるパワフルなリズムからクラリネット・ベース・ピアノがおのおのテクニカルなリフを流麗に奏で、ダイナミックにスリリングに展開して。中盤ではグリーンライトのなか、ピアノのしっとりとしたリフがながれ、クラリネットの伸びやかな音色が響き、そこにスネアのマーチングリズムがはいって。そしてミラーボールが回るなか、ベースのたおやかで味わい深いソロ、ピアノの流麗なソロが。その後一旦止まってからドラムのカウントがはいってダイナミックなリフからテクニカルなリフがライトが点滅するなか、スリリングに展開し、クラリネットが伸びやかに力強く明るく爽やかなメロディを奏で、ベースのテクニカルなリフ・ピアノのリズミカルなリフと共に盛り上がってダイナミックに。終盤ではズンズン響くリズムにのって、クラリネットのテクニカルなリフ・ピアノの流麗なリフ、ベースのテクニカルなリフからクラリネットが力強く伸びやかに。そしてオレンジライトのなか、テクニカルなリフがダイナミックにスリリングに展開して、ドラムも叩きまくって。ラストはオレンジ&イエローライトのなか、ゆったりとたおやかにFin。

 「ありがとうございます。KTGのベースの中島と申します」って丁寧に挨拶を。大拍手です。「6ヶ月ぶりのライブ、MCの大役を仰せつかって」って中島さん。メンバーの皆さんは今日が今年初のライブということで「すがすがしい気分で」って。「MCってこんな調子でいいんですか?」って中島さん。「あんまりよくない」って朋翼さん。「曲の紹介とかして」って。

 2曲目は「Kenta & Fireworks」。カウントからピアノとクラリネットがしっとりとゆったりと味わい深いベースラインとともに奏でて。トワイライト風といったムードたっぷりに。そしてピアノがリズミカルにリフを弾き、そのまま流麗でテクニカルで美しいピアノソロへ。その後、クラリネットが力強く伸びやかに奏で。中盤ではオレンジライトのなか、ピアノのダークな音色がパワフルなベースとともにながれるも、再び美しいピアノソロへ。終盤ではピアノのリズミカルなリフにのってクラリネットがメロディアスに伸びやかに奏で、ドラマティックに盛り上がって、ラストはゆったりとFin。

 マイクを持った中島さん「私、こんなにしゃべっていいんですかね?」って。「あんまりよくない」って朋翼さん、爆笑!「KTGのクールな雰囲気が」って中島さん。「ぶちこわしてる」って朋翼さん、爆笑!「まあ、こんな面もあるということで」って中島さんセルフフォローです。そして次の曲の説明をしようとしますが、ここでマイクを作曲者の川崎さんに。まず川崎さん「筒井さん、おかえりなさい」って大拍手!「まずこれを言わないと」って爆笑!川崎さんによると、リハではさすがにフランスで学んでいるだけあってか筒井さんは「きびしい」「たっぷりイヂめられた」って爆笑!筒井さんは強く否定されていますが「ほんとなんですよ」って中島さんがさらに追い討ちして爆笑!で、川崎さんが次の曲の説明をされますが、中島さん「(MCの)内容の濃さが違いますね」って感心されて。

 3曲目は「ブルーMS」。ピアノのパワフルなリフからアップテンポではじまって、パワフルなリズムもはいって、ライトが点滅するなか、クラリネットが力強く伸びやかに奏で、リズミカルなリフがスリリングに展開して盛り上がっていって、ドラムも叩きまくって。その後、ミドルテンポになってピアノとクラリネットがゆったりとたおやかにかなで、そのままクラリネットソロへ。中盤ではイエローライトのなか、オールユニゾンのリズミカルなリフがスリリングに展開し、ピアノとクラリネットがテクニカルなリフを交互に。終盤ではクラリネットのテクニカルなリフと、ピアノの流麗なリフがスリリングに、そしてダイナミックに盛り上がって。

 「筒井さん、おかえりなさい」って中島さん、爆笑!「まずこれからですよね」って。「(MCの)内容薄い」って朋翼さんがツッコミを、爆笑!
 ここで次の曲の説明で中島さんが川崎さんにマイクを。次の曲は川崎さんがインフルエンザに罹って高熱で体が浮遊しているような感覚になったときにイメージできたそうで。「クラリネットにふさわしい曲」って川崎さん。ところが筒井さんが首をかしげて爆笑!

 次の曲にいく前に「実は左手が腱鞘炎になってしまって」って中島さん。「それって私の曲のせいですか?」って川崎さん、爆笑!「もし演奏が上手くいかなかくても、それは腱鞘炎のせいってことで、ベースは“下駄履かせて”聴いてください」って。すると「“下駄履かせて”ってどういう意味ですかね?」って中島さん、爆笑!
 4曲目は「ステアブ・ニューワールド/見知らぬ世界へのいざない」っておっしゃったかな?ピアノの美しい音色がしっとりとたおやかにながれて、オレンジライトのなか、クラリネットも加わってしっとりと。そして力強いベースラインとともにピアノもクラリネットも力強く盛り上がって。その後一旦止まってピアノのしっとりとしたリフからクラリネットのテクニカルなソロへ。続いてピアノリフからベースのエモーショナルなソロが。そこにクラリネットも加わってドラマティックに盛り上がって。ラストはピアノの流麗なリフが綺麗にゆったりと。

 次が筒井さんの曲ということで中島さんが筒井さんにMCを振ろうとしますが、筒井さんはクラリネットをクリーニング中で「ちょっと待って」って。「間が悪い」って朋翼さんがツッコミ爆笑!
 「ここでKTGビッグニュースがあります」って中島さん。今度は7月に筒井さんが一時帰国されるとのことで大拍手!そしてKTGは来月からレコーディング予定とのことで大拍手!

 5曲目は「洞くつの森」。グリーンライトのなか、ピアノのしっとりとしたリフからクラリネットのほのぼのした感じのフレーズがゆったりとながれ、ミラーボールが回るなか、徐々に力強く盛り上がって。そしてピアノリフをバックにクラリネットのエモーショナルなソロ、ピアノの流麗で美しいソロと続いて、クラリネットがドラマティックなメロディを奏でて、再びピアノのテクニカルなソロへ。中盤ではピアノリフからクラリネットがゆったりとたおやかに奏で、そしてミラーボールが回るなか、徐々に力強くなって、ダイナミックに盛り上がっていって、ラストはゆったりと。

 「ありがとうございました」って朋翼さん。ここでメンバーの皆さんおのおのの告知タイムです。で、今度1/27に川崎さんの別ユニット<IMAGO>のライブがあるそうで、そちらも楽しみです。
 ここでメンバー紹介です。「MCという大役を務めてくれた、ベース、中島洋隆さん!」大拍手です。「繊細なドラマー、谷本朋翼さん!」大拍手です。「紅一点、クラリネット、筒井香織さん!」大拍手です。「雑用兼ピアノ、川崎タカオでした」って大拍手!

 本編最後となる6曲目は「真冬のTV塔」。ブルーライトの薄暗いなか、ピアノの綺麗でリズミカルなリフがながれ、パワフルなドラムから躍動感あふれるリズムにのってリズミカルなリフやテクニカルなリフがスリリングに展開して。その後、グリーンライトでミラーボールが回るなか、ピアノリフにのってクラリネットが力強く伸びやかに明るく爽やかなフレーズを奏で、ドラマティックに盛り上がって、ドラムも叩きまくって。中盤では薄暗いブルーライトのなか、ベースのディレイを効かせたソロが。そしてそこにドラムもクラリネットもピアノも加わって、暗闇の空間を様々な音が飛び交うフリーインプロの前衛的な世界に。その後、しっとりとピアノリフがながれ、ベースが力強く響き、クラリネットがゆったりとたおやかに爽やかなメロディを奏でて、明るいイエローライトに照らされて盛り上がっていって。終盤ではグリーンライトのなか、ミドルテンポでピアノのパワフルなリフをバックにクラリネットが伸びやかに奏で、ミラーボールが回ってドラマティックに。その後一転、ピアノのアップテンポのパワフルなリフからノリノリモードになって、ドラムの叩きまくりソロへ。そしてピアノのリズミカルなリフからクラリネットが伸びやかに力強く奏で、ラストは、イエローライトのなか、盛大にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!大拍手はアンコールを求める手拍子になって。「2番目のバンドなのに、アンコールありがとうございます」って。

 オーラス7曲目は「スパイラル」。カウントからピアノとクラリネットがしっとりとゆったりと。そしてピアノが流麗なリフを、クラリネットなリズミカルなリフを奏で、オレンジライトのなか、ユニゾンやハモりで聴かせ、そこからクラリネットがピアノリフをバックにゆったりとムーディに奏でて。その後、ピアノのパワフルなリフからズンズン響くリズムがはいってクラリネットのほのぼのしたメロディと、ピアノとベースのテクニカルなユニゾンリフが交互にスリリングに展開して盛り上がって。中盤ではピアノのアップテンポのパワフルなリフからライトが点滅するなか、クラリネットのテクニカルなリフが入って、ドラムも叩きまくってスリリングに盛り上がって。その後ピアノの流麗なリフがゆったりとながれ、クラリネットが伸びやかに奏でて。終盤ではスネアロールからズンズン響くリズムにのってピアノの流麗なリフとクラリネットの力強い音色がながれ、それがミドルテンポになってゆったりと綺麗にドラマティックに。ラストはライトが点滅するなか、リズミカルなリフがスリリングに展開して盛り上がって、一旦止まってからピアノの流麗なリフがゆったりと。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って朋翼さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして客席を通って楽屋へ。これにてライブ終了です。時計をみると20時50分。1時間10分強のとっても素敵なライブでした。
 繊細でありながらも力強いクラリネット、パワフルかつテクニカルなベース、綺麗で美しく、しかも全体を見渡しながらも弾きまくるキーボード、そして複雑なリズム&複雑な展開の楽曲をタイトにパワフルにしかも正確に叩きまくるドラムス、見所聴き所たっぷりです。難解な楽曲ながら美しくドラマティックな面もあって存分に楽しめました。また筒井さんが夏に一時帰国される折にはぜひライブをお願いしたいっす。

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2 コメント

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Unknown (monk)
2013-01-09 23:00:39
アンコールの時はメンバーはステージから降りていなかったと思いますよ。interpose+と勘違いしています。
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すみません (ひより)
2013-01-10 06:55:25
 monkさま、ご指摘ありがとうございます。
訂正しました。申し訳ありません。お詫びいたします。
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