ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

桜庭統さん 5

2008-03-03 22:18:45 | 桜庭統さん
 薦めていただいたアルバムのもう1枚が2006年に発表された<ヴァルキリー・プロファイル2 シルメリア アレンジアルバム>です。ゲームのストーリーは、“主審オーディンにより、魂の選定の任を与えられていた戦乙女シルメリア、任務に忠実であったが、ある出来事でオーディンの強引な命令に疑問を抱いて反抗。危険を感じたオーディンは急遽シルメリアを転生させて次の戦乙女を召還しようとするが、転生の秘儀が不完全な状態で発動。シルメリアの魂はディパン王女アリーシャのなかで覚醒して・・・” すみません、自分はゲーム全然やらないもので、まったくわからないっす。なのでさっそくアルバムのほうへ。1曲目は「歪みし因果律の胎動」。美しいコーラスとストリングス&オーケストラサウンドによる壮大なオープニングです。これからどう展開していくのか期待と不安がまざったようなスリリングな感じですね。 2曲目は「Celestial Troupe」。パワフルなドラムとともにスタートするアップテンポのメロディアスなハードロック。後半のオルガンソロ、綺麗なフレーズでめっちゃかっくいいっす。 3曲目は「Junk Modulation+過ちを生む」。重いベースから始まるヘヴィなギターリフのミディアムテンポのダークな曲。中盤には悲壮感漂うオーケストラサウンドが。グランジっぽいギターが邪悪さを感じさせますね。終盤にはちょこっとドラムソロも。 4曲目は「A Motion of Finishing Blow」。ビートにのったストリングからはじまるアップテンポのメロディアスな曲。中盤のピアノ&シンセのソロもとっても綺麗。 5曲目は「邪気と慈悲の無い舞踏」。歪んだベースとオルガンからはじまるミディアムテンポのヘヴィな曲。ティンパニ音が効果的に使われてますね。終盤にはベースとドラムのフリーインプロバトルが。 6曲目は「A Stable Float」。寂しげなピアノからはじまる叙情的な曲。ヴァイオリンの哀愁を感じさせる音色に切なさを感じます。 7曲目は「その手に光を得るために」。変拍子のテクニカルでパワフルな曲。手に汗握るようなスリリングな展開ですね。 8曲目は「Unrestrained Struggle」。ハープシコードのような音色からはじまり、壮大なオーケストラサウンドに。不安をあおるような緊張感のある展開ですね。 9曲目は「Endless High-Speed Running」。激しいドラムからはじまるハイスピードのハードロック。このドラムサウンドはCozy Powell氏の「Formura 1」を思い出しますね。フィルも似てるし。 10曲目は「帰結への仕儀~永らえたる地へ~多重化する背反~Each Lullaby」。美しいピアノから静かにはじまり荘厳なオーケストラサウンド&コーラスが。美しくドラマティックな展開で盛り上がり壮大なフィナーレを迎えます。ゲームを知らなくてもどんどんその世界に引き込まれていくような感じですね。美しくスリリングな展開の素晴らしいアルバムです。 各演奏は打ち込みではなく、ほとんど生演奏だとか。で、生演奏といえば、この年、2006年6月4日に今回のこのアルバムの曲を中心としたコンサートが六本木のラフォーレで開催されたそうです。その素晴らしいライブの模様を全曲ではないものの、そのうちの10曲が収録されたアルバムも発表されています。1曲目は「Overture to the Destiny」。 2曲目は「窮境へのレクイエム~否定的な無意識下へ」。 3曲目は「Mission to the Deep Space」。 4曲目は「Confidence in the Dmination VP2version」。 5曲目は「その手に光を得るために」。 6曲目は「邪気と慈悲の無い舞踏~Drums solo~Bass solo」。 7曲目は「A Motion of Finishing Blow」。 8曲目は「Celestial Troupe」。 9曲目は「天空の扉」。 10曲目は「The Incarnation of Devil~Confidence in the Domination VP1version」。 2003年のときよりもバンドとしての一体感が増して、ライブならではの迫力と緊張感が味わえます。

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8 コメント

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久々に (とーりすがり)
2008-05-11 21:54:31
どーも、お久しぶりです。
以前僕が薦めたアルバム、気に入ってくれてうれしかったです。
桜庭氏のアルバムなんですが、今月21日に「スターオーシャン2アレンジアルバム」のリマスター版が発売されます。こちらもいい出来なので是非。でわでわ。

追伸 アマゾンのレビュアーであきかんという者がいますが、それは僕です(ヒソヒソ
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Unknown (ひより)
2008-05-11 23:34:07
 とーりすがりさま、いらっしゃいませ!おひさです。
以前は素敵なアルバムを紹介してくださってありがとうございました。
両アルバム、レポートの通り、ほんと良かったです。
そして新たな情報もありがとうございます。リマスター版って楽しみですね!
 アマゾンのレビューはレポートを書く上で常にチェックしております。
お名前、しっかりチェックさせていただきますね♪あはっ!
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Unknown (あきかん)
2008-05-12 08:04:56
どうも、とーりすがり改めあきかんです。
僕のレビュー、感じたことを適当にダラダラと書いてるだけなのであまり参考にならないと思います(笑)

今回は「ヴァルキリープロファイル アレンジアルバム 完全復刻盤」を紹介しますね。シルメリアに比べて電子音が目立ったりゲーム音楽っぽいですがシリアスな展開やカッコイイの変拍子など、やはりプログレなアルバムになっています。オススメです。上で紹介したSO2アレンジとともにゲットしましょう。

ふー、これで現在入手可能な桜庭氏のプログレアルバムはすべて紹介できました。
今年もいろいろ出るそうなのでまた紹介させていただきますね。
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Unknown (ひより)
2008-05-12 09:13:05
 あきかんさま、いらっしゃいませ!
いえいえ、感じたことをそのまま書かれたレビューが一番参考になります。
お「ヴァルキリー・プロファイル」、紹介してくださってありがとうございます。
さっそく調査してみます。楽しみ♪

そうそう、あと評価が高いアルバムは、「ビヨンド・ザ・ビヨンド」と「シャイニング・フォースⅢ」とかかな。
両方とも1万くらいの値がついているので、ちょっと手がでないですね。
いまお手頃価格で某オクに出品されてますけど。どうせ高騰するでしょうねぇ・・・
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Unknown (あきかん)
2008-05-12 18:27:00
僕は、ビヨンド・ザ・ビヨンド」7000円でゲットしましたね。7000円以上の価値はあるアルバムだと思ってます。個人的に桜庭氏の最高傑作はこれです。家宝です(笑)
「シャイニング・フォースⅢ」は国内盤と海外盤がありますが断然オススメは海外盤です。1曲目がまったく違う曲なんです。海外盤の1曲目はマジで鳥肌が立ちます。

そういやホーリィアークは20000円で買ったなあ。。。定価より安くゲットできたひよりさんがうらやましい(笑)
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Unknown (ひより)
2008-05-12 21:59:34
 あきかんさま、いらっしゃいませ!お返事ありがとうございます。
おぉ!やはりあのプレミアのついた廃盤2枚は価値が高いんですね。
教えてくださってありがとうございます。これで決心がつきました。がんばってみます。
「ホーリィアーク」は・・・あれはほんと偶然でした。
たまたまCD店の中古コーナーで見つけて。そのときは桜庭さんのことも
全く知らなかったんですよね。ジャケットが綺麗だし、お手ごろの値段だったので
試しに買ってみようって。それが素晴らしい内容で、しかも価値が高いって知って
ほんとビックリしました。最初から凄いの手に入れちゃったわけですねぇ。
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SO2アレンジ (あきかん)
2008-05-21 20:12:02
こんばんわ。
SO2アレンジ、旧盤もってるのにリマスター盤を買ってしまったあきかんです。
改めてじっくり聞くとこれがまた素晴らしいんですよ。オススメです。(しつこく2回も宣伝しちゃいました。スミマセン)
レビューも書いてみましたので参考にドゾー

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Unknown (ひより)
2008-05-21 21:22:28
 わぁ!あきかんさま、いらっしゃいませ~!
コメントしてくださってありがとうございます!めっちゃ嬉しいっす!
はい!自分もあきかんさまに教えてもらってすぐに某通販で予約したもので、先ほど帰宅しましたら届いてました。すぐには聴けないんですけど、あきかんさまのレビューを参考にさせていただきますね!
 さらに・・・「ビヨンド・ザ・ビヨンド」と「シャイニングフォースⅢ」も手に入る予定です。「ビヨビヨ」はやはり¥7000-.かかりました。
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