ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

難波弘之さん Childhood’s End ~幼年期の終り~

2014-05-15 21:48:27 | 難波弘之さん
 日本プログレ界の父とも呼ばれる、大学教授でSF作家で日本最高峰キーボーディストの<難波弘之>さん。2013年に、27年ぶりとなる通算6枚目のソロアルバム「Childhood’s End ~幼年期の終り~」を発表されました。
アルバム参加メンバーは<SENSE OF WONDER>のベース<松本慎二さん>、ドラムス<そうる透さん>で、10曲目のみギター<吉良和彦さん>と、コーラス<玲里さん>が参加されています。
 1曲目は「Introduction~ツァラトゥストラはかく語りき」。うねるベースサウンドから静かにはじまって、シンセのスペーシーなサウンドがのびやかにながれ、ピコピココンピューター音が時折はいって。後半から“ツァラトゥストラはかく語りき”が。オケサウンドが静かにゆったりとはじまって、そしてダイナミックに響き渡り、盛大な幕開けが。
 2曲目は「来るべき世界」。ダイナミックなリフから鮮烈に華々しくはじまって、シンセのリズミカルなリフと叩きまくりドラムが。そしてオルガンのゆったりとしたリフからダンサブルな感じになって、ダイナミックなリフから叩きまくりドラムが。その後ダンサブルなリズムでシンセがリズミカルに奏で、ベースがしっとりと奏で、ピアノのゆったりとほのぼのした感じのメロディがながれて。中盤ではパワフルなタムドラムとグルーヴィなベースリフがはいって、ダイナミックなブレイクからアップテンポでモーグのテクニカルなソロが。続いてパワフルなブレイクからリズミカルなリフがはいって、そこから再びモーグのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフと叩きまくりドラムフィルが交互に、そしてパワフルなリフから叩きまくりで盛り上がって。
 3曲目は「虚無回廊」。ダイナミックなリフからミドルテンポでスリリングにはじまって、キーボードがパワフルに、のびやかに奏で、ドラムが叩きまくり、シンセのうねりまくるリズミカルなリフからパワフルなブレイクがはいって、ミドルテンポでシンセののびやかな音色が爽やかにながれて。その後ダイナミックなリフからシンセがのびやかに奏で、アップテンポのドライブモードになって、叩きまくりドコドコドラムからシンセのリズミカルなソロが。終盤ではシンセがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくり、パワフルなブレイクからドラムが叩きまくってもりあがって。ラストはキーボードがリズミカルなリフを静かに。
 4曲目は「今夜限り世界が」。ピアノの綺麗でリズミカルなリフからミドルテンポではじまって、シンセのストリングスサウンドがのびやかにながれ、ヴォーカルがはいって爽やかに歌って、リズミカルなスキャットも。その後もピアノとシンセのリズミカルなリフから、綺麗なピアノリフにのってヴォーカルが爽やかに歌って。
 5曲目は「でも誰もいない~骸骨を乗せた宇宙ステーション」。ピアノのリズミカルで楽しいリフからはじまって、ミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、難波さんのリズミカルなヴォーカルが。POPで明るく楽しい曲調です。そしてピアノの爽やかなリフが綺麗に響き、ピアノリフとベースリフが交互にながれて。その後ミドルテンポのダンサブルなリズムになって、オルガンのゆったりとほのぼのした感じのソロが。中盤では難波さんの語り口調のヴォーカルがはいって、そしてピアノのテクニカルなソロ、シンセのテクニカルなソロが。その後アップテンポでリズミカルで楽しい感じになって、ダイナミックなブレイクが。終盤ではミドルテンポでピアノのリズミカルなリフから難波さんと松本さんがユニゾンでリズミカルに歌って、明るく爽やかな感じに。ラストはオルガンの音色がゆったりと雄大にながれて。
 6曲目は「さよならジュピター~木星の彼方に」。ホルストの“惑星”の”木星“をモチーフにした曲です。シンセのリズミカルなリフからはじまって、ベースが力強くメロディを奏で、ダイナミックなリフからオルガンリフとホルンサウンドのリフがはいって、ダイナミックなリフへ。そしてアップテンポのダンサブルなリズムにのってオケサウンドがのびやかにリズミカルにながれ、オルガンとベースのリズミカルなリフからダイナミックなリフが。その後シンセのメルヘンチックなリフがだんだんテンポアップしていって、ブラスサウンドがのびやかにながれ、ダイナミックなリフがはいって盛り上がって。中盤ではダイナミックなブレイクリフからスネアロールがはいって、モーグの音色がゆったりとのびやかに、壮大にながれて。終盤ではミドルテンポのパワフルなリズムにのってダイナミックなリフからヘヴィサウンドのベースがのびやかにメロディを奏で、、シンセものびやかに奏で、パワフルな叩きまくりドラムとともに盛り上がって、盛大に劇的にFin。
 7曲目は「Ultra Q」。オルガンのリズミカルなリフからミドルテンポのダンサブルなSWINGモードでダイナミックなリフや、リズミカルなブレイクリフ&叩きまくりドラムフィルが。ジャジーでオシャレな雰囲気ながらもミステリアスな感じですね。
 8曲目は「柔らかい時計じかけのオレンジ」。まずは“時計じかけのオレンジ”のテーマが。ベースサウンドが響き、シンセのミステリアスなサウンドがゆったりと幽玄にながれて。そして女性コーラス風サウンドがのびやかにミステリアスに。続いては“ブレードランナー”のテーマ。ベースのリズミカルなリフからパワフルなシャッフルモードのミドルテンポのドラムがはいって、シンセが力強くのびやかに、そしてリズミカルに奏でて。最後は“スタートレック”のテーマが。シンセののびやかなサウンドが爽やかにながれて。
 9曲目は「Earth Side」。シンセの力強いダイナミックなリフからパワフルなベース&ドラムとともに盛大に華々しくはじまって、アップテンポでシンセの“Jump”風のリズミカルで明るく楽しいリフがながれ、ダイナミックなリフ&叩きまくりドラムフィルのブレイクがはいって。中盤ではミドルテンポになってシンセリフがゆったりとながれ、パワフルなベースリフと叩きまくりドラムからリズミカルに。その後アップテンポのノリノリモードでリズミカルナ」リフが明るく爽やかにながれ、キーボードのテクニカルなソロが。終盤ではダイナミックなリフが叩きまくりドラムとともに盛大に華やかにながれ、ミドルテンポでシンセがのびやかに奏で、メロトロンサウンドが響き、ダイナミックなリフが。ラストはゆったりと壮大にドラマティックに、劇的にFin。
 10曲目は「目醒めの空」。Rimixヴァージョンです。ミドルテンポのパワフルなリフからリズミカルなコーラスのスキャットがほのぼのした感じのメロディを奏で、シンセがのびやかにピアノが綺麗でリズミカルなリフを奏で、爽やかなヴォーカルがはいって、サビではダイナミックなリフからヴォーカルが力強く歌って。その後、リズミカルなスキャットからピアノの綺麗なリフとアコギのリズミカルなアリペジオリフにのってヴォーカルがリズミカルにほのぼのしたメロディを。その後ダイナミックなブレイクリフからヴォーカルが力強く歌って。間奏ではモーグのテクニカルなソロが。終盤ではリズミカルなスキャットが爽やかにながれ、シンセがのびやかに奏で、ピアノとアコギの綺麗でリズミカルなリフがだんだんゆっくりと。
 SF作家クラーク氏の小説のタイトルをアルバムタイトルにされているように“宇宙”をテーマとした壮大で奥深く、しかも明るく爽やかな感もあるとっても素敵なサウンドを聴かせてくれますね。もっとも歌詞をよく読むとちょっと切なくもなりますけど。アルバム10曲中でオリジナル新曲は4曲だけですけど、難波さんのSF世界がたっぷりと楽しめますね。