ひよりの音楽自己満足

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13.9.13 Toshimi Session

2013-09-14 14:53:41 | ライブレポ Jazz/Fusion
◇ 2013.9.13 横浜Hey Joe
<若手セッション>
 脅威の凄テクのウルトラベース<永井敏巳さん>が主催する<Toshimi Session>。以前はよく観に行ってたんですけど、ここのところすっかりご無沙汰してしまって。なので機会があれば観に行きたいなってずっと思っていました。そんな折にふと横浜Hey Joeのスケジュール表を見たら9/13と9/14にあるじゃないですか。9/14はすでに他のライブを予約してしまっていたもので、9/13のほうは何とかして観に行きたいなって。しかもその日のメンバーが、まずギターが<和田アキラ師匠>。和田師匠のギターもすっかりご無沙汰してしまったもので、やはりずっと観たいって思っていました。そして<Toshimi Session>では若手を起用することがよくあるそうですが、キーボードが<野崎洋一さん>。失礼ながら自分は存じ上げておりませんで、まだ観たことないものでめっちゃ楽しみです。そしてドラマーが<山本真央樹さん>。日本ハードロック界最高峰に君臨するギタリスト<山本恭司さん>のご子息!以前、恭司さんのソロライブのDVDでゲスト出演されて数曲でドラムを叩いている映像を見ましたけど、いままですでにプロドラマーとして活躍されていることを知りませんでしたので、お名前を見たときにビックリしました。これはもう何が何でも観に行かねば!です。

 さて当日。いま仕事がヒマなもので、定時で会社を出て横浜へ。のんびり買い物をしてからお店へ。ステージは向かって左に野崎さんの2段キーボードセットが。その隣にナチュラルボディヘッドレスの4弦フレットレスベースが。その隣には鮮やかなブルーメタリックの2タム1バスのやや低めにセットされたドラムスが。他にエレドラやパーカッションも。そしてステージ右にオレンジトラ目のストラト風ボディのギターと、同じく黒のサブギターが。

 19時40分ころ、メンバーの皆さんがステージに登場して準備を。真央樹さん、それほどお父上の面影はないかな?でもイケメン君ですね。野崎さん、坊主頭でちょとビックリ。
 パワフルなミドルテンポのドラムからはじまった1曲目は「Stratus」。グルーヴィにぶっとくうねるベースリフにのってギターとキーボードがユニゾンでリフを。そしてブレイクからテクニカルなフィルの掛け合いも。その後ユニゾンリフからまずはキーボードのテクニカルなソロが。続いてはギターの早くも弾きまくりのソロが。タッピングも交えて盛り上がって。終盤ではオールユニゾンのヘヴィリフからドラムも叩きまくって。
 続いて2曲目は「Jail Bite」っておっしゃったかな?和田師匠、メガネをかけて譜面を。カウントからパワフルなドラムがはいってミドルテンポでグルーヴィにうねるベースにのってギターとキーボードがのびやかに奏で、ユニゾンも。その後、ギターとキーボードのテクニカルでアツいソロの掛け合いバトルが。そのソロに反応してドラムも叩きまくって盛り上げて。ラストはテーマリフに戻ってパワフルにグルーヴィに。

 「というわけで始まりました。こんばんは!」って永井さん。「今回はベテランから若手まで、幅広い年齢層で。広すぎるか」って。「このメンバーで盛り上げていきますので、最後まで楽しんでいただけたら」って大拍手!まずはメンバー紹介です。「オンドラムス、山本真央樹!」って大拍手!「今
回初参加」って。7月に永井さんと真央樹さんはある現場で一緒になってお二人とも大変な思いをされたとか。その時に永井さんが真央樹さんを誘ったそうで。続いて「オンキーボード、野崎洋一!」って大拍手!野崎さんはToshimi Session4回目だそうで。そして御大「オンギター、和田アキラ!」って大拍手!「頑張ります」って和田師匠。

 3曲目は「バスキューブリッジ」っておっしゃったかな?ギターとベースがヴァイオリントーンでしっとりとのびやかに奏で、シンバルロールや、ベースのテクニカルなフィルも。そしてカウントからアップテンポのパワフルなドラムがはいって、ベースのドライブ感たっぷりのリフにのってノリノリモードでギターがのびやかに爽やかなメロディを奏で、キーボードのテクニカルなソロへ。続いてギターのテクニカルなソロで盛り上がって、ラストは静かにしっとりと。
 続いて4曲目は「Y’s in」っておっしゃったかな?野崎さんの曲だそうで。パワフルなタムドラムのフィルから始まって、ベースが遊びのフィルを入れて永井さんと野崎さんが見合って笑って。そしてベースのグルーヴィでファンキーなリフにのってギターとキーボードがリズミカルなリフを。ノリノリモードでブレイクとリズムリフが展開してベースのテクニカルな弾きまくりソロへ。続いてキーボードのパワフルでエネルギッシュなソロが。その後ブレイクリフからギターの弾きまくりソロが。終盤ではブレイクリフからノリノリで盛り上がって、バンドリフとドラムソロの掛け合いも。

 「ありがとうございます」って永井さん。タイトルの“Y”は裕次郎さんのイメージなんだそうで。「裕次郎さんって言っても若い人にはわからないでしょ」って永井さん。「和田さんはよくご存じですよね」って。真央樹さんはやはりわからないみたいですが「いい感じでしたね」って永井さん。

 前半最後となる5曲目はPRISMの「Wind」っておっしゃったかな?ギターのメロウなアルペジオリフがしっとりとながれ、ドラムがシンバルを鳴らして盛り上げて。そしてミドルテンポのリズムがはいってギターがのびやかにエモーショナルに奏で、ベースがハモって、そこからギターのテクニカルなソロへ。その後静かになってからドラムソロが。続いてギターとベースのしっとりとしたリフからベースのエモーショナルでテクニカルなソロ、キーボードのエモーショナルなソロが。終盤では力強いベースラインにのってギターがのびやかにドラマティックに奏でて盛り上がって、ラストはダイナミックなリフからゆったりとFin。

 曲が終わると大拍手!「どうもありがとうございます」って永井さんがメンバー紹介をして「ちょっと休憩します。ありがとうございました」って。ここで前半終了です。時計を見ると20時半。約50分の前半でした。休憩中、永井さんと和田師匠は楽屋で、真央樹さんは客席で親しい方々とご歓談。野崎さんはずっとシンセの調整を。どうもシンセの調子がよくないようで。

 20時55分頃、メンバーの皆さんがステージに戻って準備を。後半最初となる6曲目、キーボードのリズミカルなリフからパワフルなレゲエ風のリズムがはいって、ミドルテンポでギターのヘヴィリフ、ギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフが。その後ギターとキーボードの掛け合いのアツいソロバトルが。中盤では静かになってからベースのしっとりとエモーショナルなソロが。その後グルーヴィなベースリフにのってギターとキーボードがリズミカルなリフを。終盤ではギターとキーボードのテクニカルなユニゾンリフからダイナミックなリフが。
 続いて7曲目は「Balls to Wall」っておっしゃったかな?ミドルテンポのパワフルなドラムからはじまって、ベースとギターがユニゾンでヘヴィリフを。そしてアップテンポのベースのグルーヴィなリフにのってギターのヘヴィリフ、キーボードのベースサウンドのリフが。その後ギターの軽快なカッティングリフにのってベースのテクニカルなソロが。続いてギターとベースのユニゾンリフからギターの弾きまくりソロが。終盤ではギターとベースのユニゾンリフから叩きまくりドラムソロへ。ラストはミドルテンポのグルーヴィなリズムでギターとベースのユニゾンリフが。

 「ありがとうございます」って永井さん。ここで「皆さんの声を聞かせてもらいましょうか」って、まずは真央樹さんです。真央樹さんはいろいろセッションをされているようですが、今度10月に自身のユニット<B-GOOD>(っておっしゃったかな?)を始動させるそうで、10/19に銀座YAMAHAで初ライブを敢行されるそうで。真央樹さんはバークレーで本格的にドラムを学ばれたそうで、その時の仲間のSax奏者とキーボード奏者の3人でユニットを立ち上げ、ギターとベースはその都度どなたかにサポートをお願いする予定だそうで。真央樹さんは「フュージョン大好き」って。「フュージョンといえば、フュージョンの創始者の方がそこに」って和田師匠に。「オレの頃は“クロスオーバー”だったから」って和田師匠。ちなみに真央樹さんは85年から90年にかけての頃のフュージョンがお気に入りなのだそうで、そういった感じの曲をやっていきたいと。「こういうとこで素性とか言っちゃっていいの?」って永井さん。あらためて真央樹さんがかの山本恭司さんの御子息であることを紹介して。永井さんは以前、恭司さんのソロのライブに参加されましたが、その時にも、さらに真央樹さんがまだ高校1年のときにもすでに顔を合わせていたそうで。「オンドラムス、山本真央樹!」って大拍手!
 次は野崎さん。「シンセの調子は?」って永井さん。「ヤバいかもしれない」って野崎さん。ここで野崎さんは今日使われているノブがいっぱいのシンセALESIS A6の解説と、シンセの歴史を身振り手振りも交えて力を込めてアツく語って。「オンキーボード、野崎洋一!」って大拍手!
 大御所和田師匠。「前半で足が攣った」って。和田師匠はこのあとの連休に「台風のなか、三島へ行ってライブ」って。「悪天候でのライブがよくある」とか。以前は大雪に見舞われてメンバーの機材が雪に埋もれたこともあったとか。「オンギター、和田アキラ!」って大拍手!そして「ベース、永井敏巳です」って大拍手!

 次の曲は「ドラムソロをフィーチャーして」「その間ウチらは楽屋で休んでますから」って永井さん。8曲目は「Spice Love」。アップテンポのサンバ風のパワフルで楽しいドラムからはじまって、ダイナミックなリフからグルーヴィなベースリフにのってギターがのびやかに奏で、キーボードが爽やかなリフを奏でて。そしてミドルテンポでギターのメロウなリフにのってベースのテクニカルなソロ、続いてキーボードのエモーショナルなソロが。中盤ではアップテンポのノリノリモードでギターのテクニカルなソロで盛り上がって。そしてパワフルでスリリングなブレイクリフからロングのドラムソロへ。永井さんと和田さんは楽器を置いて楽屋へ。野崎さんもキーボードを離れて、真央樹さんのドラムソロショーです。ドラムというよりはパーカッション的な感じのするパワフルでテクニカルで多彩なドラミングで。しかも“おやっ?”って思うような独特の間があって、それが緊張感を保って飽きることのないソロタイムに。ソロの終わりころにはメンバーの皆さんが客席後方に。ソロが盛大に叩きまくって終わると大拍手!でもメンバーの皆さんはステージには戻らずに観ていて、真央樹さんが思わず“戻って来てよ!”って感じで手招きして爆笑!「リズムがはいってくれないと」って和田師匠。すると真央樹さんがサンバ風のパワフルなリズムを叩いて、それにのってグルーヴィなベースからキーボードが爽やかなリフを弾き、ギターがのびやかに奏で、ラストはダイナミックにFin。

 「ありがとうございます。オンドラムス、山本真央樹!」って大拍手!「おかげで楽屋で和田さんと一服できてくつろげました」って永井さん、爆笑!ちなみに真央樹さんは日本フュージョン界屈指の凄腕ドラマー○○さんを尊敬されているそうですが「あの男を尊敬しちゃいけない」って永井さん、爆笑!「もう一度大きな拍手を。オンドラムス、山本真央樹!」って大拍手!

 「ドラマーが休める曲を。バラードです」って永井さん。9曲目は「Night view」っておっしゃったかな?ベースのしっとりと哀愁ただようメロディがゆったりとながれ、ギターとキーボードもしっとりと奏でて。そしてキーボードのエモーショナルなソロ、ギターのメロウなソロと続き、ベースソロへ。序盤はしっとりと、それが徐々にテクニカルに盛り上がっていって。終盤ではギターが力強くメロウにのびやかに奏で、切なくドラマティックに、そして泣きのソロを。ラストは盛り上がって、そしてゆったりとFin。

 「ありがとうございます」って永井さん。「最後の曲、PRISMの名曲を」って本編最後となる10曲目は「Karma」っておっしゃったかな?ギターのアップテンポのアルペジオリフからシンバルのリズムとベースのしっとりとしたリフがながれ、アップテンポのドライブ感たっぷりのリズムがはいってギターとキーボードがユニゾンリフを。そしてミドルテンポになってギターがメロウにのびやかに奏でて。その後アップテンポになってドライブ感たっぷりのベースリフにのってノリノリモードでギターソロへ。そしてミドルテンポでギターがのびやかに哀愁メロディを奏で、再びアップテンポのノリノリモードになってリズミカルに。中盤ではダイナミックなリフから静かになってキーボードのテクニカルなソロ、ベースの弾きまくりソロが。終盤ではダイナミックなリフからギターのテクニカルなソロから盛り上がって、ラストはゆったりと盛大にFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました!オンギター、和田アキラ!オンキーボード、野崎洋一!オンドラムス、山本真央樹!ベース、永井敏巳でした。ありがとうございました」って大拍手!メンバーの皆さんは大拍手がアンコールを求める手拍子に代わるなか、楽屋へ。そしてほどなくステージに戻って大拍手で迎えられます。
 「アンコール、ありがとうございます」って永井さん、大拍手!「アンコールはいつもの曲を」「適度なテンポで」「速すぎてもダメ、遅くてもダメ」って。
 オーラス11曲目は「Dance Of The Harlequin」。カウントからテクニカルなユニゾンリフがダイナミックにスリリングに。そしてアップテンポのノリノリモードでベースのグルーヴィなリフにのってまずはキーボードのテクニカルで爽やかな感じのソロが。続いてはミドルテンポになってベースのテクニカルなソロ、そしてアップテンポに戻ってキーボードのアグレッシブなソロで盛り上がって。その後テクニカルなユニゾンリフからミドルテンポでギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。終盤ではスリリングなブレイクからキーボードのテクニカルなソロ、そしてラストはスリリングにテクニカルなユニゾンリフをキメてFin。

 曲が終わると大拍手!「ありがとうございました!オンギター、和田アキラ!オンキーボード、野崎洋一!オンドラムス、山本真央樹!ベース、永井敏巳でした。ありがとうございました」って大拍手!メンバーの皆さんは大拍手なか、楽屋へ。これにてライブ終了です。時計を見ると22時10分を過ぎたところ。約1時間15分の後半で、計2時間強の弾きまくり叩きまくりのかっくいい凄いライブでした。
 久々の<Toshimi Session>、永井さんのウルトラベース、久々に聴いて超感動!凄すぎっす!和田師匠のギター弾きまくりも凄かった。野崎さんのキーボード、初めて観たけどテクニカルでエネルギッシュ!お初の山本真央樹さんのドラム、めっちゃかっこよかったっす。フュージョン大好きとのことで、ロックではなく、そっち系のドラミングでタイトでテクニカルで鮮やかでしたね。特にシンバルの鳴らし方が華麗で印象に残ってます。ちなみに今日も同じハコで<Toshimi Session>あるんですよね。今日のドラマーも大好きなもので観に行きたいんですけど、他のライブと重なってしまって。残念っす。また機会があれば<Toshimi Session>観に行きたいっす。