ひよりの音楽自己満足

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13.8.31 KTG

2013-09-05 06:22:25 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.8.31 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 <FLAT122>等で活躍されているキーボード奏者<川崎タカオさん>率いるクラリネットフロントのテクニカルプログレバンド<KTG(Kawasaki Takao Group)>。2007年に結成され、メンバーはドラムスの<谷本朋翼さん>、ベースの<中島洋隆さん>、そして美女クラリネット奏者<筒井香織さん>の4人です。サウンドは超複雑で難解ながらも美しいメロディでドラマティックでしかもパワフルでかっこよくて。結成以来、コンスタントにライブ活動をされるも、2012年夏に筒井さんがフランスに留学されたためにしばし活動休止に。でも年に何回か帰国されるとのことで、さっそく今年2013年1月にお正月で帰国されてたおりにライブがあったんですね。自分はもちろん観にいって久々のKTGライブ、筒井さんのクラリネットサウンドをたっぷり堪能させていただいて。で、その時にまた夏に一時帰国されるそうなので、その時にまたライブがあるかもとのお話があったんですね。なので夏が待ち遠しくて、ライブ情報が発表されるのを楽しみにしていました。もちろんその間には川崎さんの別ユニットでフルートとオーボエがフロントの<IMAGO>を楽しませていただいて。そんな折にいつものようにシルエレのスケジュール表をチェックしていたら、8/31に<KTG>と記載されていてビックリ!予約開始日に予約して当日を楽しみにしていました。
 8月に一時帰国された筒井さん。すぐに8/12のZIZZフェスでエレアスのライブにゲスト出演されてその素晴らしいクラリネットサウンドを短い時間ながらも披露してくださって感激!<KTG>ライブの期待が高まっちゃいました。

 さて当日。川崎さんとYUKAさんが同じ岩手県出身でしかも釜石と遠野という隣町とのことで意気投合されて実現した<YUKA&Chronoship>と<KTG>の対バン。先が<Yuka&Chronoship>で超満員大盛況で。それでもお客さんもさほど減ることもなく立ち見も多いなか、ステージはメンバーの皆さんが大急ぎでセッティングを。ステージ向かって左フロントがキーボードで、エレピCS-80と今回はその上にミニシンセがセットされて。これ初めて見たかも。めっちゃ楽しみです。その後方にはサンバースト5弦ベースを抱えた中島さんが。ステージ中央後方には3タム1バスセットをセッティング中の朋翼さんが。そしてステージ右には黒系花柄のチュニック姿の美しい佇まいの筒井さんがクラリネットをお手入れ中です。

 20時20分ころ、客席が暗くなっていよいよはじまります。カウントからテクニカルなユニゾンからダイナミックにスリリングに。1曲目は「neo classic dance」。レッド&オレンジライトのなか、ミドルテンポでピアノの流麗なリフがながれ、クラリネットが明るく楽しい感じのリズミカルなリフをパワフルに。そしてピアノとクラリネットがリズミカルなリフを奏で、ドラムも叩きまくってスリリングにユニゾンも。その後オレンジライトのなか、ピアノとクラリネットがほのぼのした感じのメロディを雄大に奏でるも、アップテンポになってリズミカルなリフをスリリングに。中盤ではピアノのパワフルなリフからクラリネットのリズミカルなリフ、ユニゾンのテクニカルなリフから、レッド&オレンジライトのなか、パワフルなドラムとともにダイナミックなリフが。そしてピアノとクラリネットが明るく楽しい感じのリズミカルなリフを奏で、ピアノの流麗なリフ、クラリネットのリズミカルなリフからテクニカルなユニゾンリフへ。その後ミドルテンポになってピアノのリズミカルなリフにのってクラリネットがのびやかに奏でて。終盤ではピアノとクラリネットのスリリングでテクニカルなリフからピアノのパワフルでダークなリフが響くも、オレンジライトのなか、クラリネットの明るく楽しい感じのリズミカルなリフがながれ、ピアノとユニゾンでもパワフるにリズミカルに。ラストはピアノの流麗なリフ、クラリネットのテクニカルなリフから盛り上がってダイナミックにブレイクをキメてFin。

 「ありがとうございます。久しぶりのKTGです」って川崎さん、大拍手!さらに「筒井さんのフランスからの一時帰国コンサート」「おかえりなさい」って大拍手!ただ、データ等のやりとりは頻繁にされていたそうで「あまり“久しぶり”の気がしない」って筒井さん。「侘び寂びが効いた素敵なクラリネット」って川崎さん、大拍手!「平田さんとよくケンカをなさって」って朋翼さん、爆笑!「仲睦まじい」って川崎さん、爆笑!

 2曲目は「Blue MS」。ピアノのリズミカルなリフからはじまって、パワフルなドラムがはいってスリリングに。そしてクラリネットのダークな音色がミステリアスな感じでながれ、ピアノとユニゾンも。その後クラリネットが明るい感じのリズミカルなリフを奏で、グルーヴィなベースリフにのってピアノの流麗なリフ、クラリネットのリズミカルなリフ、さらにユニゾンも。そしてリズミカルなリフからクラリネットがのびやかに奏で、ピアノの綺麗で流麗なリフ、クラリネットのリズミカルなリフが奏でられて。中盤ではピアノの流麗なリフ、クラリネットのリズミカルなリフから盛り上がっていってドラムも叩きまくって。その後ミドルテンポになってベースがゆったりと味わい深く奏で、クラリネットがのびやかに、ピアノがゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、ムーディな感じに。そしてピアノのリズミカルなリフからクラリネットがのびやかに奏で、盛り上がっていって、レッドライトのなか、ドラムのテクニカルなフィルからピアノのリズミカルなリフにのってクラリネットがゆったりとのびやかに奏でて。終盤ではアップテンポになってピアノのパワフルなリフ、クラリネットのリズミカルなリフ、ピアノの流麗でテクニカルなリフからドラムが叩きまくって。そしてピアノリフからクラリネットがほのぼのした感じのメロディを奏で、ドラマティックに盛り上がって。ラストはパワフルでテクニカルなリフからドラムも叩きまくって。

 「忘れないうちに」って川崎さん、ここでメンバー紹介です。「まずはベースから」「こそこそ私の悪口を言う」って川崎さん、爆笑!「そんなことないですよ」って中島さん、否定されますが「しょっちゅうある」って朋翼さん、爆笑!で、川崎さんは次の曲の紹介を始めてしまって、客席から「メンバー紹介は?」って声が掛って爆笑!あらためて「中島洋隆さん」って大拍手!「ドラムス、谷本朋翼さん」って大拍手!朋翼さんはちょっと体調を崩しておられたそうで。「クラリネット、筒井香織さん」って大拍手!「私にしては上手なMCでしたね」って。そして朋翼さんが「バンマス、川崎タカオ!」って大拍手!

 3曲目は「steer of new world」。グリーンライトのなか、ピアノの流麗な音色とベースラインがしっとりと響き、クラリネットがゆったりと幽玄な感じで奏で、そしてピアノのリズミカルなリフ、ベースのしっとりとしたラインからクラリネットがのびやかに力強く奏でて。その後一旦止まってからピアノのしっとりとしたリフがながれ、ハイハットのリズムがはいって盛り上がっていって、クラリネットがのびやかに奏で、ピアノとテクニカルなリフをドラマティックに。終盤ではシンセのうねるサウンドが響き、ベースのしっとりとしたラインからクラリネットがのびやかに奏で、盛り上がっていって、ラストはレッドライトのなか、ドラマティックに、そしてゆったりとFin。

 「ありがとうございました」って川崎さん。なんとYUKAさんのお母様が川崎さんのご実家の町出身なのだそうで「近いね」って。さらに「岩手県なかなかやるな」って。「姫神やドラムの吉田さん、そして川崎タカオ」って爆笑&大拍手!「今日は冴えてるね」って爆笑!で、今回ステージでYUKAさんと対談するというアイデアもあったそうですが「口下手なので」って川崎さん。「さんざんしゃべってるじゃないですか」って朋翼さん、爆笑!

 4曲目は「屋上にて」。カウントからダイナミックなリフがはいってスリリングなユニゾンがテクニカルに。そしてピアノのリズミカルなリフにベースが綺麗なハーモニクスサウンドで合わせ、クラリネットがしっとりとゆったりと奏で、それが力強くなって、ピアノとユニゾンで。その後ピアノのリズミカルなリフからクラリネットがのびやかに、ピアノとたおやかに奏で、さらに力強くメロウに。中盤では一旦止まって、シンバルロールからシンセのピッコロ風(?)の音色がしっとりとながれ、マレットでのタムロールも入って神秘的な感じに。そしてピアノの透明感のある奥深い音色と、シンセの幻想的な音色、さらにクラリネットの音色が静かにゆったりと。暗黒の闇のなかを様々な音が飛び交うような感じに。その後ピアノリフからクラリネットがゆったりとしっとりと奏で、それが力強くなって、パワフルなドラムとともにダイナミックなリフへ。終盤ではピアノの流麗なリフとクラリネットのテクニカルなリフから盛り上がるも静かになって。そしてピアノのリズミカルなリフから再び盛り上がっていって、クラリネットがのびやかに力強く奏で、ピアノとパワフルなユニゾンも。ラストはゆったりと。

 「素敵なクラリネットでしたね」って川崎さん、大拍手!「褒めないでください」って筒井さん、奥ゆかしく。でも「“川崎さん、ちっとも褒めてくれない”って前に言われたから」って爆笑!
 そうそう、ここで嬉しいお話が。現在KTGはアルバムの制作中で、すでに4曲仕上がっているそうで。当初はミニアルバムの予定だったそうですが、フルアルバムになるような。めっちゃ楽しみです。ちなみにミックスは筒井さんが担当されているとか。「クラリネットが凄くいい」「フランスのエスプリかな」って川崎さん、爆笑!

 次の曲は「KTGのなかで一番優しい曲」「気持ちよく聴いていただければ」って川崎さん。5曲目は「kenta & fireworks」。カウントからピアノがしっとりと奏で、クラリネットがゆったりとメロウに。そしてベースが味わい深くメロディアスなラインを奏で、ピアノの流麗なリフとクラリネットののびやかな音色とともにドラマティックに。その後、ピアノの流麗でエモーショナルなソロも。終盤ではピアノの美しい音色がゆったりと響き、クラリネットがのびやかにほのぼのした感じのメロディを奏で、そしてピアノの流麗でテクニカルなリフからクラリネットがのびやかに力強く奏で、ドラマティックに盛り上がって、ラストは静かにFin。

 「ありがとうございます」って川崎さん。「次が最後になります」って。次の曲はIMAGOでもFLAT122でもやっていて、それぞれバージョンが異なるので「他のバージョンを弾かないように気をつけたい」って。以前、川崎さんは筒井さんに「ピアノの音が軽い」って言われたとか。「重さをもって弾きたい」って。

 本編最後となる6曲目は「spiral」。カウントからピアノの綺麗な音色がしっとりとながれ、クラリネットがゆったりと奏で、ピアノの流麗なリフ、ベースの力強いラインからクラリネットがリズミカルにたおやかに奏でて。そしてレッドライトのなか、ピアノのダークなリフ、クラリネットとのリズミカルなリフからオレンジ&レッドライトのなか、クラリネットがのびやかにドラマティックに奏でて。その後ピアノとクラリネットのテクニカルなスパイラルリフから、ピアノとベースがユニゾンでスパイラルリフを、そこにクラリネットも加わってスリリングに。そしてピアノの流麗なリフ、クラリネットのリズミカルなリフから、ピアノとベースのダークなテクニカルリフ、さらにクラリネットも加わってユニゾンでスパイラルリフが。その後ピアノの流麗なリフにのってクラリネットのテクニカルなソロ、そしてピアノリフからクラリネットがのびやかにほのぼのしたメロディを奏で、ピアノとクラリネットがリズミカルなリフを。中盤では一旦止まってからベースがィレイを効かせた神秘的な音色を響かせ、シンセのスペーシーな音色が響き、ドラムがブラシでスネアを擦り、クラリネットもはいってミステリアスに鳴らし、暗闇を音が飛び交うフリーインプロが展開されて。それが止まるとピアノがアップテンポでパワフルにダークリフを弾き、パワフルなドラムとともにクラリネットがテクニカルなリフを。そしてズンズン響く躍動感たっぷりのリフにのってピアノとクラリネットがユニゾンでリズミカルなリフ、さらにテクニカルなユニゾンリフも。その後一旦止まってからピアノの流麗なリフにのってクラリネットがのびやかにほのぼのしたメロディを奏で、ピアノのリズミカルなリフからレッドライトのなか、パワフルなドラムとともにピアノとベースがテクニカルなユニゾンを。そこにクラリネットも加わってスリリングに。終盤ではアップテンポでピアノとクラリネットのリズミカルなリフから、パワフルなドラムとともにピアノが流麗なリフを、クラリネットがのびやかに力強く奏でて。そしてミドルテンポでピアノがほのぼのしたメロディを綺麗にたおやかに奏で、クラリネットがのびやかにドラマティックに奏でて盛り上がって。ラストはドラムのパワフルなシャッフルリズムからピアノとクラリネットのリズミカルなリフをパワフルに、そしてダイナミックに盛り上がって、スリリングなユニゾンのブレイクをキメて、ピアノの流麗なリフからクラリネットがゆったりとのびやかに。

 曲が終わると大拍手!「ピアノ、川崎タカオ!」って朋翼さん。大拍手のなか、メンバーの皆さんはお辞儀をして、客席を通って楽屋へ。大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。ほどなくメンバーの皆さんがステージに戻って大拍手で迎えられます。
 「アンコール、ありがとうございます」って川崎さん。「嬉しい瞬間ですね」って。アンコール曲は「ベースが難しい曲」って川崎さん。「いやがらせですか?」って中島さん、爆笑!「でもこういうのを“書いてくれ”って言ったのは私です」って爆笑!
 ここで朋翼さんが「せっかくですから」「皆さん、筒井さんの声を聞きたいでしょうから」って筒井さんにMCを促してマイクを渡して。「お久しぶりです」「日本でKTGの皆さんと演奏できてすごく嬉しい」って筒井さん、大拍手!「ジーンときて涙が出そうなくらい」って。さらに「皆さん聴きにきてくださってありがとうございます」「また帰ってきますので宜しくお願いします」って大拍手!そして「アルバムも頑張りますので宜しくお願いします」って。このあとメンバーの皆さんがライブ告知や物販の宣伝も。もちろん川崎さんは10/13のIMAGOライブの告知を。

 オーラス7曲目は「sign 01より第3楽章」。シンセサウンドが響き、クラリネットがダークに吹きまくり、ドラムも叩きまくり、ピアノもベースも弾きまくってのフリーインプロから混沌とはじまります。その後、カウントからオレンジライトのなか、ダイナミックにテクニカルなリフがはいってスリリングに。そしてピアノのリズミカルなリフからクラリネットがパワフルに明るく爽やかなリフを奏でて。中盤ではレッドライトのなか、ピアノがゆったりと流麗に奏で、クラリネットがのびやかにしっとりと。そしてピアノの流麗なリフからクラリネットとテクニカルなリフ、ピアノのパワフルなリフからクラリネットとテクニカルなユニゾンを。その後ズンズン響く躍動感たっぷりのリズムにのってピアノが流麗なリフを、クラリネットのリズミカルなリフを明るく爽やかな感じで奏でて。終盤では跳ねるような感じのピアノのリズミカルなリフからクラリネットとテクニカルなユニゾンリフを。そしてリズミカルなリフからドラムが叩きまくって、クラリネットがのびやかにドラマティックに奏でて。ラストはピアノとクラリネットが流麗にゆったりと。

 曲が終わると大拍手!「ピアノ、川崎タカオ!」って朋翼さん。「ありがとうございます。クラリネット、筒井香織さん!ドラムス、谷本朋翼さん!ベース、中島洋隆さん!」って川崎さんが紹介しておのおのに大拍手が。「またお会いしましょう」って川崎さん。大拍手のなか、メンバーの皆さんはお辞儀をして、これにてライブ終了です。時計を見ると21時41分。1時間20分のとっても素敵なライブでした。
 めっちゃテクニカルな演奏で、難解で複雑ながらもメロディアスな面やほのぼのした感じや明るく楽しい面もある楽曲を、ぴったり息の合ったアンサンブルで素敵に聴かせて楽しませてくれましたね。繊細で美しく力強いピアノとクラリネット、それらを支えるベースとドラム。もちろん支えるだけでなく、曲をより引き立てて盛り上げて。今回やはり筒井さんのクラリネットサウンドをたっぷり聴けて嬉しかったっす。ひとつだけ、シンセの音がちょこっと聴き取り辛い箇所があったのが残念かな。でもでもメモしきれなかったくらいの爆笑MCもたっぷりあって、1時間20分たっぷり楽しませていただきました。今度あるとすればお正月なのかな?それと制作中のアルバム、めっちゃ楽しみです。