ひよりの音楽自己満足

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13.8.31 YUKA&CHRONOSHIP

2013-09-02 21:31:25 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2013.8.31 吉祥寺Silver Elephant
<PROGRESSIVE LIVE 2013>
 シンガーソングライターであり、キーボーディストの<船越由佳さん>率いるインストロックバンド<YUKA & CHRONOSHIP>。メンバーはキーボード&ヴォーカルの“YUKA”こと<船越由佳さん>、ベース<田口俊さん>、ドラムス<田中一光さん>、ギター<宮澤崇さん>の4人編成で、メンバー全員がプロとして音楽界で活躍されている凄腕集団です。自分は昨年2011年に初めてライブを観て、すっかりハマってしまいました。2011年にプレスCDアルバム「WATER REINCARNATION(水の輪廻)」が6月にフランスのムゼアレーベルから発売され、日本でも9月に発売。その後バンドは活発にライブ活動をされ、さらにニューアルバムの制作にも着手されて、2013年5月にはフランスで開催されたプログレフェスに出演されて大盛況だったそうで。そして6月に2ndアルバム「DINO ROCKET OXYGEN」が発表されました。1stはどちらかというとFusion寄りだった気もしましたが、今作はもうジャケットからしてプログレの王道で素晴らしい作品!で、5月末に先行のレコ発ライブがあったんですけど、自分はすでに他のライブ予定があったもので観に行けなかったんですね。で、よく考えてみると昨年の8月以来もう1年ご無沙汰になってしまっていたので、またライブ観に行きたいなって思っていました。そんな折に8/31にシルエレで開催されるプログレイベントに出演されると知ってビックリ!すでに決まっていた対バンさんで予約してあったもので、バンザイして喜んじゃいました。

 さて当日。休日でしたので開場時間に間に合うように家を出て吉祥寺へ。Yuka&Chronoshipライブは超満員必至なので開演時間ギリギリだとヤバいもので。案の定、開演近くなるとやはり超満員でした。ステージは向かって左に田口さんのミニシンセと黒リッケンベースが。後方中央には
タム1バス、エレドラ&ラテンメロタムのドラムセット、右には宮澤さんの黒(?)ストラトとスタンドに固定されたアコギが。中央フロントにYUKAさんのキーボード&シンセ&ノートPCが。

 18時35分ころ、フロアーが暗くなってメンバーの皆さんがステージに登場して大拍手で迎えられます。YUKAさんは白系のゆったりとしたポンチョ風のトップスにジーンズで涼しげで可愛い♪さらにインカムマイク装着です。「こんばんは!」ってYUKAさん。お客さんも元気よくお返事を。
 SEで強風吹きすさぶ音と神秘的な音色が響き、そしてメロトロン風サウンドがゆったりとながれ、スネアのパワフルな連打が。1曲目は“ウは宇宙船のウ”組曲から「Cutting Gravity」。アップテンポのグルーヴィなベースリフにギターが加わってユニゾンで。そしてダイナミックなリフからピアノとギターがリズミカルなリフを弾き、シャッフルモードになってギターとキーボードがユニゾンで爽やかなリフを。その後ミドルテンポでシンセがゆったりと雄大に奏でてダイナミックなリフへ。中盤では薄暗いなか、ギターのアルペジオリフからシンセサウンドがゆったりと幻想的にながれ、ベースのシンセサウンドもゆったりとながれ、そしてパワフルなドラムからギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。途中からドラムも叩きまくって盛り上がって、アームを駆使してアグレッシブに。終盤ではスネアの連打とグルーヴィなベースリフからメロトロン風サウンドがゆったりとながれ、ギターとベースがユニゾンやハモりでリフを。

 「ありがとうございます。こんばんは」「今日もようこそおいでくださいました。YUKA&Chronoshipです」って改めて丁寧に挨拶されて大拍手!今日は2ndアルバムの曲を全曲やってくださるようで。「短い時間ですが、最後までゆっくり楽しんで、YUKA&Chronoshipに浸っていただけたら」って大拍手!

 2曲目は“ウは宇宙船のウ”組曲から「Skygazer」。シンセサウンドが響き、民族音楽風のリズムが。そしてカウントからギターのリズミカルなリフ、ピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、ピアノがほのぼのした感じの爽やかなメロディを奏で、YUKAさんの綺麗なスキャットがはいって、サビでは可愛いらしい笑顔で爽やかなスキャットを奏で、田口さんもコーラスを入れて。中盤ではドラムのパワフルなタムのリズムにのってギターとベースがリズミカルなリフを。YUKAさんは小さなマラカスを。そしてピアノの透明感たっぷりの音色の綺麗なソロが。その後ギターのアルペリフからサビの爽やかなスキャットへ。可愛らしい笑顔に癒されますね。思わず一緒にスキャットを歌いたくなっちゃいます。終盤ではパワフルなタムドラムからギターとベースがリズミカルなリフを。そしてピアノが綺麗な音色で“キラキラ星”のメロディをマラカスを振りながら奏でて、ラストはシンバルロールでFin。

 そしてすぐにシンセサウンドが響きますが、YUKAさんがおもむろにリモコンボタンをピッ!って。するとSEからクラシックの交響曲がながれてビックリ!YUKAさんはそれに合わせて両手で指揮を。その後再びリモコンでピッ!ってSEを止めて。そして薄暗いオレンジライトのなか、宮澤さんのアコギソロが。3曲目は“ウは宇宙船のウ”組曲から「An Arrow Of Glittering Music」。クラシックのガボット風ですね。途中では学校のチャイムのようなメロディも。

 その後、SEからヘリコプターの飛ぶ音がながれて。4曲目は“ウは宇宙船のウ”組曲から「Blue Astronaut Helicopter」。ピアノの躍動感たっぷりのリズミカルなリフからハイハットのリズムにのってギターがのびやかに奏で、パワフルなドラムがはいってアップテンポのノリノリモードで、オレンジライトのなか、シンセとギターのリズミカルなリフ、そしてダイナミックなリフへ。その後一旦止まってからシンセがのびやかに、そしてギターのテクニカルなリフとSEからヘリコプターの音が。終盤ではピアノのパワフルでリズミカルなリフからYUKAさんがのびやかに歌って、田口さんがコーラスを入れて。そしてダイナミックなリフからシンセとギターのリズミカルなリフがアップテンポのノリノリモードでながれ、ラストはダイナミックなリフで盛り上がってFin。

 すぐに5曲目の“ウは宇宙船のウ”組曲から「Beyond The Fence」へ。薄暗いなか、YUKAさんにスポットが照らされ、ピアノリフがゆったりとながれるなか、YUKAさんがしっとりとしたスキャットを。そこにゆったりとしたギターリフがはいって、徐々に盛り上がっていって、ピアノの綺麗なリフをバックにYUKAさんがのびやかに歌って。その後スネアのマーチングリズムがはいってギターリフをバックにYUKAさんがのびやかにスキャットを。そして徐々に盛り上がっていって、サビではYUKAさんがのびやかにドラマティックに歌って。終盤では一旦止まってからピアノのしっとりとしたリフがながれ、YUKAさんがしっとりとスキャットを。そしてシンバルロールからギターとベースがゆったりと綺麗にハモって美しいアンサンブルを奏で、ラストはピアノとギターがしっとりとゆっくりとFin。

 「ありがとうございます」ってYUKAさん。YUKAさん、アコギソロの曲名をド忘れされたようで「アルバムを見てください」ってここで物販のアルバムの宣伝を。で、「え~と、何しゃべるんでしたっけ?」って田口さんの方を見て爆笑!YUKAさんは2時間のラジオ番組をずっとやっていたそうですが「決まり事があるMCは窮屈」って爆笑!「まだMC慣れできない船越ですけど、これからも宜しくお願いします」って爆笑&大拍手!

 6曲目は“OXYGEN組曲”から「O」。ドラムとラテンパーカッションタムとガムラン風サウンドのシンセリフからオリエンタルな感じではじまって、シンセのテクニカルなリフにギターが加わってユニゾンでテクニカルなリフを。そしてガムラン風リフとラテンドラムにギターがアクセントを入れて、シンセとギターのテクニカルなユニゾンがグルーヴィなベースリフにのってながれて。その後ギターとベースのユニゾンのヘヴィリフからスネアロールがはいってダイナミックなブレイクリフへ。終盤ではミドルテンポのパワフルなドラムにのってガムラン風シンセリフと、ギターとベースのヘヴィリフがはいって、そしてアップテンポのノリノリモードに。その後ミドルテンポのズンズン響くリフからギターとシンセのユニゾンのテクニカルなリフがグルーヴィなベースリフにのってながれて、そして止まって。

 薄暗いなか、すぐにピアノのしっとりとしたリフがゆったりとながれて。7曲目は“OXYGEN組曲”から「O2」。ミラーボールが回るなか、ピアノリフがしっとりと。そしてミドルテンポのリズムがはいって、シンセの幻想的なサウンドと、スライドギターの音色がゆったりとながれ、風の音もながれ、パワフルなドラムから明るいオレンジライトのなか、オールユニゾンでヘヴィリフを。その後一旦止まってから薄暗いなか、ミドルテンポの静かなリズムにのってシンセとギターの幻想的なサウンドが響いて。中盤ではシンバルロールから教会音楽のようなオルガンのメロディがゆったりとながれ、再びシンバルロールからダイナミックなリフがはいってオールユニゾンのリフが。そしてオレンジライトのなか、ミドルテンポのリズムにのってギターとシンセのゆったりとした音色が響き、ギターのエモーショナルなソロへ。終盤では薄暗いなか、風の音と神秘的な音色が響き、ミドルテンポのドラムのリズムが静かにはいって、シンセサウンドがゆったりとながれて。

 続いてシーケンスのミドルテンポのリズムがはいって、シンセの神秘的な音が響き、ベースシンセが大きな足音のような音をゆったりと響かせて。8曲目は“OXYGEN組曲”から「O3」。パワフルなドラムからダイナミックなリフがはいってピアノのパワフルなリフとギターのカッティングリフが。その後ピアノのリズミカルなリフにのってYUKAさんが綺麗に爽やかに歌って明るく盛り上がっていって。中盤ではマーチングスネアとキーボードのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいってギターのエモーショナルなソロへ。その後ピアノのリズミカルなリフからヴォーカルがはいって歌い上げて。終盤では一旦止まってから薄暗いなか、シンセの幻想的なサウンドがながれ、キーボードのゆったりとしたリフとベースシンセの大きな足音のような音がズシンと響いて、シンバルロールでFin。

 「ありがとうございます」ってYUKAさん。6月に2ndアルバムが発表されましたが「普通はレコ発全国ツアーとかするのに、このバンドは異常にライブが少ない」ってYUKAさん。次回は10月に神戸で行われるイベントに参加される予定だそうで。来年にはカナダツアーの話もあるとか。さらにとんでもないビッグニュースが。「言っていいのかな?」「マズいよ」「言っちゃえ!」ってメンバー間でも意見が分かれて。いやもうほんと驚きましたが・・・「店を出たら忘れて」と暗示をかけられたもので忘れました(ということに)。9月末に正式発表があるとか?

 9曲目は“恐竜組曲”から「恐竜が先か、卵が先か」。薄暗いなか、心臓の鼓動が響き、レッドライトのなか、メロトロン風のしっとりとダークな音色がながれ、ギターがテクニカルなタッピングリフを弾き、ベースも加わってユニゾンで。
続いて10曲目は“恐竜組曲”から「Dance With Dinosaurs」。シンバルロールからリズミカルなオルガンリフがはいって、ギターも加わってユニゾンで盛り上がっていってパワフルな叩きまくりドラムとブレイクリフが。そしてオルガンの明るくリズミカルなリフとギターの幻想的なサウンドがながれ、ダイナミックなリフとブレイクリフからリズミカルなシンセソロへ。続いてダイナミックなリフからギターのアグレッシブなソロが。その後ベースのパワフルでグルーヴィなリフからハイハットのリズムがはいってピアノとギターのユニゾンリフから、めっちゃかっちょいいベースのパワフルなチョッパーソロが。中盤ではパワフルなダークリフからギターが恐竜の咆哮のようなサウンドを鳴らし、ダイナミックなリフからギターのゆったりとしたエモーショナルなソロが。そしてパワフルなリフと叩きまくりドラムからアップテンポでギターとベースのテクニカルなユニゾンリフが。終盤では静かになって、ドラムがリムを叩いてリズムを刻み、一転ギターが恐竜の咆哮を鳴らし、パワフルなドラムがはいって盛り上がっていって、スネア連打からダイナミックなリフが。ラストは強烈なバックライトのなか、シンセサウンドがゆったりと雄大にながれて。

 続いて11曲目は“恐竜組曲”から「Ruler Of The Earth」。ミドルテンポのリズムにのってピアノの綺麗な音色のほのぼのした感じのメロディがゆったりとたおやかにながれ、ピアノの流麗なリフからダイナミックなリフが。そしてオレンジ&レッドライトのなか、ピアノリフをバックにギターのエモーショナルなソロが。それが徐々に盛り上がっていってタッピングを交えたテクニカルなソロへ。その後シンセののびやかなリフからダイナミックなリフがはいって盛大にFin。

 「ありがとうございます」ってYUKAさん。「早いもので次が最後の曲です」って。ここでYUKAさんがこの後のKTGの紹介を。「このあとも最後まで楽しんでいってください」って。
 オーラス12曲目は「KIRIBATI」。アコギのパワフルなリフからドラムがはいって、グルーヴィなベースリフにのってパワフルなリフがはいって、ピアノの綺麗なリフからYUKAさんがのびやかにスキャットを。そしてシンバルロールからギターとベースのリズミカルなリフがはいって盛り上がって。中盤では静かになってしっとりとしたピアノリフがながれ、眩しいバックライトのなか、シンセリフが響き、シンバルロールからダイナミックなリフがはいって、ミドルテンポでYUKAさんがのびやかにスキャットを。そしてギターのパワフルなカッティングリフとともに盛り上がって、さらにアップテンポのドライブ感たっぷりのノリノリモードになって、ライトが点滅するなか、スリリングに。終盤ではギターのタッピングも交えたアグレッシブなソロが。そしてドラムも叩きまくってギターとベースがユニゾンでテクニカルなタッピングリフを。そこにキーボードも加わってスリリングに。ラストは盛大に弾きまくり叩きまくりでFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!ギター、宮澤崇!ベース、田口俊!ドラムス、田中一光!キーボード、船越由佳でした。どうもありがとうございました」ってYukaさん。メンバーの皆さんはお辞儀をして片付けをはじめますが、大拍手がアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。「じゃあ、挨拶だけ」ってYUKAさん。「ありがとうございましす。このあとのKTGさん登場しますので、最後まで楽しんでいってください。ありがとうございました!」って大拍手!これにてライブ終了です。時計を見ると19時58分。1時間半近いアツいライブでした。
 めっちゃパワフルでエネルギッシュで迫力たっぷりの素晴らしいライブでしたね。グルーヴィでパワフルなリズム隊、すっごいかっこよかったっす。特にドラムが凄いインパクトでメリハリがあって曲が締まってましたね。そしてYUKAさんの繊細で美しく、しかも力強いヴォーカルもキーボードもとっても素敵でした。ギターもテクニカルでしかもいい音響かせていてめっちゃかっこよかったっす。それに天然のMCもめっちゃ面白かったし。またぜひライブ観に行きたいっす。