ひよりの音楽自己満足

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河井英理さん 2

2009-03-09 23:54:52 | J-POP
 <河井英理さん>、2001年には元・安全地帯のサウンド・プロデューサー<武沢豊さん>とのコラボユニット<Erie>のアルバム「Prayer」を発表します。武沢さんのプログラミングサウンドと英理さん自身のピアノ演奏をバックに、1人多重コーラスによる美しい歌声と、英語でも日本語でもない造語による歌詞で、透明感のある荘厳で美しい独自の世界を構築しています。
 アルバム1曲目は「Sanctuary(a cappella)/サンクチュアリー(アカペラ)」。ゆったりとした幻想的で美しいコーラスのアカペラ曲。英理さんの奥深い味わいが存分に堪能できます。
 2曲目は「Shakion/シャ・リオン」。透明感のある爽やかな雰囲気からはじまり、ゆったりとしたテンポで素朴で美しい歌声が。フォルクローレ的な感もありますね。広い草原で少女が歌っているかのような。
 3曲目は「Edes Lany/エーデシュ・ラーニュ」。ミドルテンポの力強いリズムではじまり、哀愁ただよう美しい歌声が響いて。優雅でもあり、寂しげでもありますね。間奏ではエモーショナルなスライドギターソロ、そしてメロディアスなアコースティックギターソロが。
 4曲目は「Oh My Glory/オーマイグローリー」。ピアノをバックにゆったりとした美しいコーラスが厳かに響き、そしてしっとりとした歌声が。叙情的な雰囲気ですね。中盤からはオーケストラサウンドが加わり、壮大なスケールでドラマティックに。
 5曲目は「Scarborough Fair/スカロボ・フェアー」。サイモン&ガーファンクルの曲です。美しいアコースティックギターの音色が響き、そしてピュアで美しい歌声がたおやかにながれて。
 6曲目は「Sanctuary/サンクチュアリー」。どこか寂しげな、それでいて美しい歌声がゆったりとながれて。冷たいけど綺麗な、冬の夜の雪景色が目にうかんできそうです。
 7曲目は「Prayer/プレイヤー」。美しいピアノのリフレインからはじまり、そこに厳かなオーケストラサウンドが加わり、そして済んだ美しいスキャットがながれて。乙女の祈りのようですね。中盤ではオーケストラの壮大なシンフォニーが響いて。感動的でドラマティックな曲ですね。 
 透明感たっぷりにゆったりと美しい歌声がながれ、聴いていると心が落ち着き、とっても癒されますね。優しく包み込まれるような感じでしょうか。英理さんの素晴らしい歌声がたっぷりと堪能できます。が・・・アルバム数枚でしか聴くことができないのは、ただただ残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。