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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

獣医の診察を受けてきた、わが家のハゲネコ、ティブの心配な症状

2025年06月14日 07時36分24秒 | うちのネコ、よそのネコ

全身まだらハゲネコ、ティブの近況です。黒白の毛艶の美しい母ネコリヴィーの写真も随所にちりばめてみました

どこかに毛が生えそろい始めたと思えば、別の場所がハゲ始めるという状況で、全く改善していません。

ストレスが原因らしい過剰な毛づくろいのせいで、舐めすぎた場所がハゲる行動障害です。きっかけになった、特定不能なストレスの要因が今でもあるとは思えないのですがクセになっちゃっているのでしょう。

見た目が悪いだけではなく、紙やすりのようなザラザラの舌で繰り返し舐められた箇所の皮膚が破れて血が滲み、今や健康上の問題にもなっています。

その状況を詳しく書いた前回のハゲネコ記事のリンクです☟☟

近況!ティブのハゲ、一進一退ならぬ一退一退

因幡の白ウサギのようなズル剝けのピンクの肌が痛々しく、見るたびに悲しくなります。

 

本人が自分の見た目を気にしていないようなのでとりあえず何も手を打たないでいました。診療所に連れて行ってもストレスのせい、と同じことを言われるだけで何も解決しないでしょう。

ところが水曜日の夕方、左後ろ脚の付け根あたりのひどいハゲ状態を確認するため身体を持ち上げてみた夫があっと声をあげました。

「明日、診療所に連れて行かなくては」

皮膚が破れて血がにじんだあたりがプクッと膨れていました。

腫瘍か、以前問題になって解決したと思っていた尿管の詰まりのせいでたまった尿だと言う夫はかなり悲観的で気落ちしていました。

翌朝、すぐに予約して午前中にいつもの獣医科の診療所へ急ぎました。

その日は朝からぐったりして食欲もなく私もかなり心配でした。

診断結果;

脚の付け根のふくらみは、膿の溜まった腫れでした。

例によって舐めすぎたせいで、小さな傷がえぐれて化膿したようです。感染して熱もありました。(ああ、バカネコ!)

腎臓や尿管に異常なし!腫瘍でもなし!

感染はけっこう深刻なものの、治療は簡単そうです(ホッ)

傷が治るまでのメディカル・コーンの装着はまるで罰...

酷く抵抗するだろうという予想に反して、催眠術にでもかかったかのようにじーっとされるがままになっていた腰抜け状態のティブ。

熱もあり、ダルかったようです。

お尻に体温計を突っ込まれたり、肩に抗生物質を注射されたり散々な目にあいました。

今回担当してくれたLGBTQのバッジをつけた若い男性獣医さんはなよなよした物腰に似合わず、名医でした。ていねいに指でティブの身体にふれながら各部の問題のあるなしを判断します。

近ごろは自分の診断に自信がないのか、やたらに外注の血液検査、尿検査をすすめ診療費をつりあげる獣医が多くなっているとききます。私がボランティアでお手伝いをしているネコの保護センターの運営女性がいつもいつもぼやいています。

前回、うちのネコ2匹を診てくれた同じ診療所の若い女性獣医もその傾向がありましたっけ。

クルマで帰宅する途中、ティブに向き合ってハゲましの声をかけてやるつもりでしたが、ペット・キャリアーに反対側に入れられてしまいずっとお尻を向けたままでした。コーンを装着した状態で体の向きを変えることができません。☟

パラボラアンテナのようなマヌケなコーン装着でなめるのをー時的にでも止められたらハゲの進行もとまると期待したのもつかの間、家に帰って首をふったり壁に打ち付けたりするうちにスルッと外れてしまいました。

熟睡していた時に2回私がはめててみたものの...

もっと簡単にはずれます。ガーゼのひもをきつく締めすぎると首を絞めないかと心配で...

ハゲ対策のコーンの装着は今までにも検討しましたが、ストレスの悪化につながると判断して実行に移しませんでした。やはり、首輪もうけつけないうちのティブには不向きかもしれませんが、もう一度だけ試してみるつもりです。

傷を舐め続ければなかなか治りませんから。

動物は自分で傷を舐めて治すといいますよね。ネコの唾液には消毒作用もあるらしく、適切な舐め方なら効果的なはずですがザラザラ舌で舐め続ければいつまでも傷がふさがらず、たいへんな逆効果です。

エサに混ぜる抗生物質と消炎剤を1週間分出してもらいました。

その翌日(昨日、金曜日)は抗生物質が効いたせいか食欲も元気も戻ったようです。

食い意地の張ったティブは、苦い薬ごとエサをペロッと食べつくします。

傷の完治まで外出禁止です。

昨日はひさしぶりの上天気だったのに外に出してやれませんでした。

「お外は天気がよくて気持ちいいわよ」と外に出られない息子の前で日光浴を楽しむ母ネコリヴィーの姿をガラス越しに見るティブ☟

洗濯ものを干し終わって庭でくつろぐ私の目をじっと見つめて、出してくれと訴え続けるティブ☟

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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬と暮らす日々 (浅井洋)
2025-06-14 11:45:26
可愛い子には
  旅を 

家もある 母親もいる 食べ物もある
 友達は 居ない 遊び仲間や 不良にタカられる
  恐い 学校の 行きかえりも 無い
一人旅に 1週間だして 道路のゴミを
 漁って(あさって)食べれば 自立するかも

御免なさいね 猫と 人間の 差を 付けなくて
返信する
犬と暮らす日々 (浅井洋)
2025-06-15 17:15:24
気が回りませんでした
 御免なさい

 母猫は排卵を止め 子猫は去勢したのですよね?
だから 子猫は 野良の猫に 仲間に 入れないのかも 知れません

 当家の2匹の 雌猫は 排卵を止めてありますが 意識としての 雌の習性は 残っており 立派な 雄犬を見かけると 相手の大きさにかかわらず
  近寄って 媚を 売ってます
返信する
Unknown (kako waka)
2025-06-22 00:25:23
ティブちゃん、心配ですね。
早く良くなりますように。
お大事に。

ネコの舌がヤスリみたいだって、
はじめて知りました。
返信する
浅井さんへ (江里)
2025-06-23 18:43:31
保護ネコセンターで去勢、避妊手術を受けています。
でもリヴィーはメスの本能かシッポの付け根をなでてやるとオスを受け入れる姿勢をとります。「はしたない。やめなさい」と思いつつおもしろいのでやらせています。
5年前に死んだ去勢オスネコのホレイシオはなぜか前足で寝床を「ふみふみ」しているうちにたいてい性的な興奮を覚えたようです。あの場所に変化があり、こっちはけっこう不気味でした。夫がやめさせていましたし、私がいる場所でそれが始まると見てはいけないものを見てしまった思いで場所を離れました。

生殖能力は断たれたものの性欲が残っていたなんて哀れです。

去勢オスネコのティブは無邪気なもので性的ジェスチャーは一切なし。もしかしたらおっしゃるように、野性味もうばわれ、ストレスとの関連性が何かあるのかも。狩りは得意ですが。

浅井さんのお宅のイヌのお嬢さん2匹は、単に他のイヌに対してフレンドリーなだけなのでは?性的なジェスチャー(オスを誘う動作?)なんかはあるのですか?
返信する
kakowakaさんへ (江里)
2025-06-23 18:45:26
kakowakaさん、
ネコに舐められたことはないんですか。あの細か~い突起が無数にある舌でくっつけるようにすくい上げて水を飲みます。
返信する

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