おかしな見かけのイヌについつい目をとめてしまいます。
そして、確定してはいないのですがおかしな見かけの「雑種」イヌの飼い主はどちらかというと...(繰り返しますが、確定はしていません。頻度から言えば)中流階級っぽい知的な人柄である確率がたしかに高いようなのです。
「雑種」イヌのほとんどはイヌの飼い主を探すドッグ・レスキューセンターやアダプション・センターから斡旋されて引き取られた「レスキュー・ドッグ」です。
レスキュー・ドッグでイヌを選ぶ人は社会意識も高いように思えます。
「血統」にこだわらず、不遇なイヌを引き取るのは立派な社会活動です
そうそう、住宅街の中の商店街にあるパブの外席でビールを飲んでいた男性2人組の連れていたこの「雑種」イヌの見かけのヘンさはタダゴトではありません。
私がそばによると親し気にひきつなを引っ張ってこっちに来ようとしました。
飼い主は慌てて手もとに引き寄せようとしましたが私がイヌにかまいたがるタチだとわかるとほっとしたように話し相手になってくれました。
自分のイヌに関心を持たれてとても喜ぶのもレスキュー・ドッグを引き取るタイプの人たちのもう一つの特徴ではないでしょうか。
写真のホリー、2歳は パグとボクサー・ドッグのあいのこだそうです!
パグが混じるとどうしても哀愁ただようとぼけた風貌になりますね。
「両親のどっちがどっちだかは知らないし、どんないきさつでそんなことになったのかも知らないねぇ。ホリーはレスキュー・ドッグだから」とのことです。
父親がパグで、母親がボクサー・ドッグだと想像すると楽しいですね。
パグにしては大きすぎ、ボクサー・ドッグにしては小さすぎます。
顔立ちと肢体は(小型の)ボクサードッグ、毛色はパグそのもの。中途半端に巻いたシッポもパグのなりそこないです。
私がリュックサックからスマートフォンをとりだして、許可とり疑問詞を口にしたとたん「ああ、写真撮るの、いいよ!」とみなまで言わせず快諾です。
この前日にも、自宅に配達に来た女性が写真を撮って行ったし、前の週には街ですれ違ったティーンエイジャーの集団にも写真を撮らせてあげたそうです。
「女性はホリーの写真撮りたがるね」とのこと。
先週のこの日も日中気温が20℃を超え、ショーツ(半ズボン)や、肩出しドレスで出歩く人で屋外スペースはいっぱいでした。
マスクの着用者はバスの中を含む屋内外で皆無でした。
今日あたりからまた寒くなるようです。予報ではみぞれ交じりの雨が降るところもあるようです。