数回にわたって、障害者施設の有りようを書きましたが、あまり興味を持たれないのか、以前に比べアクセス数が少なくなりました。
※別にアクセス数を増やすのが目的ではなく、あくまでもこういう業界のことを知ってもらうのが目的です。
また、京都の知的障害者施設で、虐待関係の事件が起きたようです。
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160705/3748021.html
京都市の北部の施設なんですが、開設して7年目くらいの施設ですね。ちょうど、運営方針や支援方法等が見えてきたくらいでしょう。
あくまでも、報道からの情報しか入っていないので、詳しいことは分かりませんが、京都市も私の友人の事件(裁判中)以来、相当敏感になっている気配もあります。まあ、報道に取りあげられると、どこ共に神経質になるのは当然なんですが・・・。
報道では、理事長が・・・施設長が・・・のコメントが出ますが、一番現場から遠い方、現場のことをあまり知らない方なので、下から形式的に上がってきた情報を元に話しているだけですね。一般の学校がいじめや暴力事件等の報道で、学校長の話しかないのと同じです。
実際は、もう少し情報が欲しいのですが、生憎この施設には知り合いがいなかったので、残念ながら・・・。また、その周辺からの情報も仕入れたいと思います。そのときは・・・。
確かに、今回の事件のように、他の利用者や職員に直接大きな危害を加える可能性のある方は、います。よほど、入所の際に、選り好みして、大人しい方だけと契約したならば別ですが(実際にこういう施設もあります)、新しい施設になればなるほど、新規に入所された利用者の方は、ある意味 未知数です。
普段の生活上ならば、まだ見える範囲なので、対応の方法もありますが、様々な事象の中で起こる精神的な不調、行動、パニック等、予測できない部分も多いです。
特に、入所させたいがために、そういった(本人にとっては)不利な部分は覆い隠して、”大人しい”ふりをして契約される方もいます(これは関係方面の虚実ですね)。初めから、そういう可能性を示唆していただいた方が、こちらも対応方法を早く見いだせるのですが、逆に上記のような契約方法は、本人には不利に働く場合もあります。
この事件のように、他者に危害が及ぶ場合は、一時的に(本人が)安定する、落ち着ける場面・環境を与えて、再度皆のいる場所へ戻すのが本筋です。
一度、そういう行動や精神状態になると、現場環境を変えないと落ち着きません。(まあ、そういうことは、管理者や自治体の関係者は分からないと思いますが・・・)
方法論になるため、そのときの対応・対処方法が、結果としてしか残りません。
今回は、事前に保護者へ予測的な対応(別室へ入れる)や、記録方法をまだ確立していなかったために起きたと考えます。
私の元勤務していた施設でも、実際にそういう方法が確立していったのは、10年以上経過してからだったと記憶しています。
方法は、あくまでも当事者の本人を落ち着かせる目的があり、同時に他者を保護する目的があります。それが支援方法として明文化されておらず、職員内の単なる引き継ぎ事項、いわゆる”いつものやり方”として、行っていた可能性もあります。
もちろん、人間と人間の契約であり、支援であるためには、そういった事前の形式も(ある意味)必要でしょうが、それを怠ったからといって、即事件化(としての報道)するのも、多少共問題があると思います。逆に言えば、自分たちが、施設に対して指導出来ていなかったことの裏返しなんですから・・・。
何度も書いていますが、こういった事件化によって、施設の内面を暴いていくのも、健全化のひとつの方法かもしれませんが、ひとつ間違うと、現場では何も出来なくなる可能性が大きいですね。
方法論が確立されていても、知的障害者は十人十色、一般の方以上に様々な多様性を持っておられます。
おそらく、事件が報道されるごとに、各施設内では(現場を知らない管理者や上司、関係各所から)厳しい条件を提示されているのでしょうね。
職員をがんじがらめにして、何も出来ない(何もしない方が得策的な)支援員を作り出していると思います。
積極的に、意欲的に利用者に関わっていく職員は、除外され、攻撃され、肝心なときは逃げる、何もしない・・・そんな職員が”いい職員”と思われ、管理者から可愛がられる・・・、施設も徐々に衰退の一途を歩んでいますね。悲しいことです。
※別にアクセス数を増やすのが目的ではなく、あくまでもこういう業界のことを知ってもらうのが目的です。
また、京都の知的障害者施設で、虐待関係の事件が起きたようです。
http://www.nhk.or.jp/kansai-news/20160705/3748021.html
京都市の北部の施設なんですが、開設して7年目くらいの施設ですね。ちょうど、運営方針や支援方法等が見えてきたくらいでしょう。
あくまでも、報道からの情報しか入っていないので、詳しいことは分かりませんが、京都市も私の友人の事件(裁判中)以来、相当敏感になっている気配もあります。まあ、報道に取りあげられると、どこ共に神経質になるのは当然なんですが・・・。
報道では、理事長が・・・施設長が・・・のコメントが出ますが、一番現場から遠い方、現場のことをあまり知らない方なので、下から形式的に上がってきた情報を元に話しているだけですね。一般の学校がいじめや暴力事件等の報道で、学校長の話しかないのと同じです。
実際は、もう少し情報が欲しいのですが、生憎この施設には知り合いがいなかったので、残念ながら・・・。また、その周辺からの情報も仕入れたいと思います。そのときは・・・。
確かに、今回の事件のように、他の利用者や職員に直接大きな危害を加える可能性のある方は、います。よほど、入所の際に、選り好みして、大人しい方だけと契約したならば別ですが(実際にこういう施設もあります)、新しい施設になればなるほど、新規に入所された利用者の方は、ある意味 未知数です。
普段の生活上ならば、まだ見える範囲なので、対応の方法もありますが、様々な事象の中で起こる精神的な不調、行動、パニック等、予測できない部分も多いです。
特に、入所させたいがために、そういった(本人にとっては)不利な部分は覆い隠して、”大人しい”ふりをして契約される方もいます(これは関係方面の虚実ですね)。初めから、そういう可能性を示唆していただいた方が、こちらも対応方法を早く見いだせるのですが、逆に上記のような契約方法は、本人には不利に働く場合もあります。
この事件のように、他者に危害が及ぶ場合は、一時的に(本人が)安定する、落ち着ける場面・環境を与えて、再度皆のいる場所へ戻すのが本筋です。
一度、そういう行動や精神状態になると、現場環境を変えないと落ち着きません。(まあ、そういうことは、管理者や自治体の関係者は分からないと思いますが・・・)
方法論になるため、そのときの対応・対処方法が、結果としてしか残りません。
今回は、事前に保護者へ予測的な対応(別室へ入れる)や、記録方法をまだ確立していなかったために起きたと考えます。
私の元勤務していた施設でも、実際にそういう方法が確立していったのは、10年以上経過してからだったと記憶しています。
方法は、あくまでも当事者の本人を落ち着かせる目的があり、同時に他者を保護する目的があります。それが支援方法として明文化されておらず、職員内の単なる引き継ぎ事項、いわゆる”いつものやり方”として、行っていた可能性もあります。
もちろん、人間と人間の契約であり、支援であるためには、そういった事前の形式も(ある意味)必要でしょうが、それを怠ったからといって、即事件化(としての報道)するのも、多少共問題があると思います。逆に言えば、自分たちが、施設に対して指導出来ていなかったことの裏返しなんですから・・・。
何度も書いていますが、こういった事件化によって、施設の内面を暴いていくのも、健全化のひとつの方法かもしれませんが、ひとつ間違うと、現場では何も出来なくなる可能性が大きいですね。
方法論が確立されていても、知的障害者は十人十色、一般の方以上に様々な多様性を持っておられます。
おそらく、事件が報道されるごとに、各施設内では(現場を知らない管理者や上司、関係各所から)厳しい条件を提示されているのでしょうね。
職員をがんじがらめにして、何も出来ない(何もしない方が得策的な)支援員を作り出していると思います。
積極的に、意欲的に利用者に関わっていく職員は、除外され、攻撃され、肝心なときは逃げる、何もしない・・・そんな職員が”いい職員”と思われ、管理者から可愛がられる・・・、施設も徐々に衰退の一途を歩んでいますね。悲しいことです。
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