知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

新しい作業メンバーで・・・

2010年05月11日 | Weblog
施設では、日中はそれぞれの利用者の方のレベルや特性に応じた作業を取り組んでいます。


施設内外の様々な環境を活用して、畑の野菜作りや椎茸の栽培、またそれに準じた作業に取り組んでいます。さらには、屋内では企業の下請け的な仕事にも取り組みます。

また、雨天時やあまりに暑い日や逆に寒い日等、天候に合わせた内容もあり、日中活動を有意義な時間として過ごせるように考えています。


それに付随して、作業班単位で生活面の支援(歯磨きや衣類の着脱、また掃除等)も行っています。



今年度は、大幅なメンバーの改編がありました。

それは、体力的な部分や精神的な部分、また健康上特に支援が必要になった方が増え、今までの状況の中では対応が難しくなってきたこともあります。


まあ、具体的には体力面の衰え(歩行が困難・移動に職員の援助が必要等)や身体的な問題(身体のバランスが崩れており、屋外作業に危険が伴う方等)、健康上常に支援(観察)が必要な方(発作回数が頻繁であり、常時観察が必要な方・その他健康上、屋外での活動を制限されている方等)が出てきたこともあります。


今までは、各所属の作業班でなんとか個々の対応をしてきたり、屋内の作業に取り組んできましたが、人数も増え、新たにそういった面を重点的に見られる班を作りました。


そのため、特に重度の方のグループ(班)が数班ありましたが、一度解体して基本的な内容を考え、それぞれの特性にあったグループに編成し直しました。


それが今日10日からスタートしました。



残念ながら、初日は雨天で、すべてのグループが屋内での作業になりましたが、それでも先月まで一緒にやっていた人と違ったところへ行ったり、集合場所が変わったり、取り組む場所も変わったり・・・と、利用者の方にとっては大きな変化です。


利用者の皆さんは、最初は非常にとまどいを見せながら、ここはどういうグループなんだろう?職員はちゃんとみてくれるんだろうか?等々・・・それぞれが様子観察状態で、かえって混乱して精神的に不安定になるのではなく、期待感で非常に静かな一日目を終えました。



普段から合同で行うこともあり、また全然知らないメンバーや職員というわけでもありません。皆さん、環境の変化にも徐々に対応が早くなってきたようで、職員側としても、非常に安心してみていられます。



さあ、これから数年間はこの新しいメンバーで取り組むことになるため、気分も新たにやっていきたいですね。また、その報告も入れていきます。」
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