知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

利用者さんからの指摘

2022年04月05日 | Weblog
前回の投稿で、新人職員の指導は難しい・・・ということを書きましたが、他の職員とどうやっていこうか?と悩んでいたら、ある利用者の方から、今度の新人職員は仕事(内職)ばかり熱中して、私たち(利用者さん)を見ていない・・・という指摘がありました。


私もなるほど・・・と思い、一番それを感じておられたのが、利用者さん自身だったのだな、と納得し、それを夕方のミーティング時に伝えました。

確かに、今新規事業所を立ち上げ、いろいろなことが同時進行している状況で、なかなか現場の作業が把握できず(担当職員が一人が頑張っている状態)、新人職員さんもそれを見て、なんとか助けようと考えたのかもしれません。
新人職員さんの意欲、やる気は認めているので、それを正しい方向(利用者さん)へ向かわすには、どうしたらいいか?と考え、作業も当然大事だが、今一番することは、利用者さんの顔と名前を覚え、特性を知り、対応方法を知り、信頼を得ることだ・・・と伝えました。(利用者さんから、こんな意見がありました・・・とも伝えました)


それが、どの程度伝わったかは、明日以降の行動を見て、判断するしかありません。


ただ、利用者さんサイドから、そういう感じに見えていたことは、私が感じていたことと同じなので、納得しました。


就労継続支援A型ともなると、利用者さんのレベルは高く(職員より賢い人も多い)、また判断力や観察力等もすぐれています。

その意味でも、こうした意見をいただくと、納得するばかりです。


現状、現場がバタバタしているので、あまり新人職員さんにも、無理強いは出来ませんが、まずは自分の今しなければならないことを理解し、行動していただけたら、嬉しいですね。


そういう意味でも、利用者さんからの指摘は、いいタイミングでもありました。


その利用者さんは、こうも言っていました。
「たとえ、新人でも”職員”にかわりはないので、やることをしてください」

納得。


コメント
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