知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

新人の指導方法は難しい

2022年04月02日 | Weblog
今年から3人の新人職員が来ました。(私は直接採用面接には関わっていないので、どんな方かは分かりません。)


結構、初日から張り切って仕事をされています。

私も、以前の法人時代には、何人もの新人の対応をしてきました。そのため、どこから教えていくか?どの部分に指導を入れていくか?等は、ある程度理解しているつもりです。

事業所では、夕方にその日の作業や利用者さんの件等を、職員全体で振り返る時間を設けています。

当然、新人さんも参加します。

おそらく、普通の新人さんなら、緊張やら期待感やら、興味等も含めて、聞き耳をたてながら話を聞くと思います。


今回の新しい施設長さんは、新人さんに対し、研修報告的な感想を毎日提出させています(簡単な1枚の感想です)。それもひとつの方法だと思います。

私は、なにげなく、その振り返りの会議で、新人さんに当日の感想を求めました。
すると、素直な感想を述べてくれるかな?と期待していたら、事業所の作業批判を始めたのには驚きました。

まだ1週間も経験していないのに・・・、未だ事業所の全体像も見えていないのに・・・です。


私は、「えっ?そこに関心があるのかな?」と思い、最初はやはりA型事業所でもあり、利用者さんに興味を持ってほしかったのです。

例えば「あの利用者さん・・・まだ名前は分からないですが、どういう障害なんですか?」とか「こういう場合、そういう対応をしたらいいんでしょう?」等ですね。

利用者さんの話は出てきません。興味がないのか?ここがなんの事業所かわかっていないのか?


A型なら、まず利用者さんに興味を持って、コミュニケーションをとりながら、徐々に親しくなっていくものだと思います。


ただ、新人と言っても、ある程度の他所での経験もあり、年齢も若くはないです(40歳代)。

普通の新人とは、ちょっと感じが違うという感覚ですね。


こういった新人さんに、今後どういう対応をしていくか?と、昨日も新しい施設長さんと悩んでました。
新しい施設長も、「少し振り返り時の意見に、結構批判的なことを言う人だね・・・」と様子見的な感じです。


私も、面接時に少しでも対応していれば、過去の経験や自身のことをどう説明するのか?等、質問します。その際に、その物事に対する見方や感じ方を見ます。
今回は、全く参加できていないので、その部分でも初の対応でした。

現在、サビ管として事業所には勤務していますが、こういった新人の指導方法まで、伝えていく必要があるのかどうか?

悩むところです。



コメント
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