知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

部屋活動

2010年06月10日 | Weblog
各居室の班がありますが、月に2回(隔週の水曜日に)その班ごとに部屋活動に取り組んでいます。


毎朝、各担当者は居室へ入り、各利用者さんの身支度(作業へ出る人は、作業着の着方が出来ているか、とか・・・)や男子ならば髭剃り、女子ならば整髪等を、まず行います。その後、歯磨きをしたり(起床時にも行いますが、十分出来ていない方も多いです)、健康チェックをしたり、また挨拶後にこの日の予定を伝えたりします。

おおよそ、20分から25分間の取り組みですが、その日の利用者の方の基本的な部分、体調や精神状態等も把握出来ます。調子が悪い方等は、医務(看護師)に相談したり、各朝に参加する作業班の職員に連絡したりします。



今回のこの部屋活動は、その延長的な部分で、担当者が朝の短い時間で取り組めなかった部分を、丁寧に行ったり、掃除や各自のロッカー整理を行っています。季節ごとには衣替えも職員側で行うようにしています。もちろん、利用者の方の好みの衣類もあり、相談しながらの取り組みでもあります。


普段から丁寧に取り組めている班については、時間が余る場合があり、ときどき「おやつ作り」もします。


また、おおよその部屋活動の取り組み内容が終わった後は、みんなで近く(歩いて行ける距離で)の自販機やお店に行って、缶ジュースを買ったりおやつを買ったりして食べることもあります。(利用者の皆さんは、これが楽しみな方も多いです)



部屋の担当者は、普段なかなか一緒に活動する機会も少なく、作業班も違えば、一日でほとんど顔を合わさないこともあります。


利用者の方の毎日の様子や状態の記録を残していますが、記録する内容も詳しくなっていきますが、実際に担当者が見ている部分と、他の職員から聞いた部分や宿直者の日誌に記録された部分等、様々なところから引き出してきます。


担当者としては、一緒に活動できる良い機会です。内容も充実しています。



利用者の方も、熱心に取り組んでおられますね。



ちょうど、利用者の方が描かれた面白い絵がありました。

それが最初の記事の前にある絵です。
(本人の記名もありましたが、一応消してあります)




コメント
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