知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

施設整備の充実

2009年11月03日 | Weblog
施設整備は、やりだすときりがありませんね。もちろん、それにはお金というものが常にかかわっているのですが・・・


最低限の施設整備とは・・・?

まずは住環境。


利用者の方が快適に過ごせる居室の提供は、非常に重要です。なんといっても、毎日寝る場所なんですから・・・。

冷暖房のためのエアコンの設置、これはOKです。

居室の照明も問題はありません。

もちろん、布団や畳(フロアも)、これも問題ありません。

後は、居室の定員でしょうか?

広い部屋に一人か二人か・・・それは理想でしょうが、実際の状況はどうなんでしょうか?一人に対する畳何畳分が適切な広さなのか?今、うちの施設では、一人分は畳三畳程度でしょうか。一般の家庭の状況を考えれば、十分なのでしょうかね?


また個室や二人部屋を提供されている方は、一人分がもう少し広いですね。



つぎに浴室やトイレですね。

今年度は、施設のボイラーが耐久年数が超えたため、新たにエコ給湯設備を設置しました。ボイラーで重油を焚いてお湯を沸かすより、効率はいいそうです。


年中、適切な温度のお湯が出るようになりました。


トイレですが、障害者施設では常に清潔さを保つことは、非常に困難です。なぜか?というと、排泄が自分で必ず出来る人ばかりではないからです。逆に、排泄物を触る方もおられるし、流さずにそのままの方、便器にしっかり排泄されない方・・・様々ですね。

もちろん、職員も含めて(利用者の方も一緒に)掃除は常にしています。それでも、一日の中で汚れる頻度は、一般の会社や学校等に比べれば大きいでしょう。

(公園のトイレや、駅や一般の公衆トイレは、もっと汚れているところもありますが・・・それは、使う側の意識の問題??)


一番、感じるのは汚れよりも臭いですね。

換気扇を回したり、中にはエアカーテンなるものもあるそうですが、結構金額がはります。
どうすれば、うまく臭いをあまり出さないように出来るのでしょうね。

特に男子は、排尿の後に流さない方が結構います。(また便器以外の場所に排尿される方も・・・) そのため、臭いが残って(こもって)悪臭が漂う・・という結果になります。


よく女子職員に、男子トイレは臭うよ・・・と言われます(悲しい)。


いろいろ知恵を出し合って、考えていきたいと思います。



そうそう、先月の終わりに、各洗面手洗い場所に、ハンドドライヤーが付きました。よく一般のトイレ等にある、手をかざすとブオーンと温かいエアが出てきて、乾燥してくれるやつです。

今までは、各洗面場所には、タオルが置いてありましたが、清潔さが・・・ということで、漸くこれに変わりました。


面白いので、遊ぶ人がいるかも・・・?と思いましたが、意外に??皆さんうまく使われているようです。(残念ながら、予算の関係で、職員トイレには付けてもらえませんでした・・・)


こうして、ひとつひとつ整備できる部分を増やしている状況です。


次は何が付くのかな?
コメント (2)
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