知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

職員の勤務体制について

2008年10月13日 | Weblog
今回は、現場を離れて、施設職員のことについてお話します。



障害者に対する制度転換によって、各施設は人員確保が大変になっていると思います。
私の施設でもそれは同様の状況です。

制度やその他、今後の方向性などについては、詳しくは他のサイト等で見ていただければ嬉しいですが、今回は私の施設に限った?それ以前からの問題点を話します。(グチかもしれない・・・?)



他の施設でも、それぞれの勤務体制を組んでおられると思います。日勤や夜勤、宿直や早出に遅出等々・・・ 私の施設では、基本的に現状では日勤と宿直で体制を組んでいます。(来年度は少し変わりますが・・)

棟が2つあり、また通所もありで、それぞれの棟での男女の宿直、また通所授産での日勤等、前月の中頃に勤務表を施設長が組みます。
昔からの習慣なのか、自分の翌月の希望を言えます。(これが根本的にいいのか、悪いのか・・は分かりませんが・・)


家族の関係(たとえば、まだ子供さんが小さいと、学校関係等での用事があります)、地元の関係(地元で役を持っている方も多いです)、自身の通院や農業関係、当然冠婚葬祭もあり、その他 旅行や付き合い事等・・・様々な利用で休みを取られます。
中には寺の住職をしておられる方もいて、突然の葬儀等もあります。

施設によっては、最初から勤務体制が決まっていて、それに合わせて職員側が都合を合わせる場合も多いと思います。(普通はそれが一般的?)


ところが、私の施設は皆がそれぞれ、上記の理由で様々な希望を出すものですから、勤務表を組むのが大変です。(施設長や部長が、いつも悩んでいます)


そんなもの、なくせば!って言われるかもしれません。

そういう話も当然ありましたが・・・

施設が郊外にあり、職員も地元を中心に、隣の市町あたりまでで占められています。(少し遠い方は地元に近い場所に住まわれていますが)
そのため、地域性もあり、農業関係の方も多く、平日の勤務に関係することも出てきます。そういう方は、むしろ気を遣って自分なりに勤務体制に極力影響が出ないように、希望を取られます。


問題は、若い独身の方々・・・・

特に大きな理由もなく、連休を取られます(それも勤務体制が厳しい休み前後の日に・・・)。これは、基本的な倫理感なのか、施設側の考え方の甘さなのか・・・分かりませんが、しわ寄せは普通に希望も出さずに、真面目に働いている職員さんです。

いろんな解決策も考えました。



希望を少なくする、希望できる回数を決める、全部なくす等々・・・


かえって混乱しました。
翌月の勤務表ができてから、どんどん交代をするのです。もう余計に混乱が生じました。
やっぱり、基本的な倫理感を持つようにすることが大切なのでしょうか?

ただ、最近の傾向では、職員の確保が一番で、そこまで心配する以前の問題なのかも・・・と思います。


大きなグチでした。


一番考えなければならないこと・・・、それは、しわ寄せは直接職員に来るのではなく、主人公である施設の利用者に来るということです。そこを考えなければいけないですね。

どうですか?うちの施設職員さん・・・

コメント (1)
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