しっとう?岩田亜矢那

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意味がわかると怖い話2947 「ドリームウォーカー」

2019年11月25日 09時31分44秒 | ダイエットよりスイーツ!
「ねぇねぇあきちゃん、買い物行こ!!ヾ(*´∀`*)ノ」

「仕方ないですね…。では6時までですよ。」



「亜稀ー、宿題見して(泣)」

「仕方ないですね…。はい、どーぞ。」


4月から、私の生活に色がつきました。1日ってこんなに早かったかしら…?
私、八神亜稀は、竹田美晴と片桐京華の二人の親友ができ、この半年間とても楽しい毎日を送りました。
両親がとある財閥の重要な役柄であるため、小さい頃から厳しい教育を受けてきましたが、二人のお陰で厳しさも和らぐのです…。
ただ…
8月から、京華が美晴をいじり始めました。でもそれがエスカレートしてしまって…。今ではもういじめです。でも、私は何も言えません。両親に伝わると、いろいろ大変ですから…。
本当はまた3人で仲良くしたいのですけれど…



ある秋の日、「美晴が自殺した」という情報が耳に入ってきました。もちろん私は驚愕しましたよ…。明るくおっとりの美晴が自殺をするなんて…。美晴がいるから、私たちの空気感は、いつもほっこりしていたのに…。
京華は、それがショックだったのか昏睡状態で、一向に目を覚まさないみたいですし…。
私はどうすればいいのでしょうか…。





雪の降るある日、私は朝起きると目を丸くしてしまいました。

「な、なんで制服を着ているのでしょうか…。タンスも荒らされてますし…。」

私は怖くなりました。だって中から鍵を掛けていて、鍵は1つだけ。しかも、それは私の部屋にあったから、誰も開けられないはず…。鍵はしまったままですし…。

初めは制服を着ていただけでしたが、だんだんエスカレートして、この前は、目を覚ましたら玄関にいました…。
私は恐ろしくなりました。美晴と京華はいませんし、相談できる相手も、だれ一人いませんから…。





私はついに、目を覚ましたとき、学校にいました。

「あきちゃん、だいじょぶ?(´・ω・`)?」

「おーい!!亜稀ぃ、しっかりしろよな?笑」

二人の声が聞こえる気がする…。
あぁ、二人に会いたい…。





薄い意識の中で、私はふわっとした感覚に襲われる。あぁ、なんて心地いいのでしょうか。

ドンッ

「あきちゃーん!!ヾ(*´∀`*)ノ」

私は美晴に抱きつかれました。ふわっとした感覚は、これだったのですね。これは夢…でしょうか。でも温かみを感じます。

「なぜ美晴がいるのですか?あなたは……その………。自殺したはずでは…?」

「何言ってるの?(´・ω・`)?私、自殺なんてしないよぉ(>_<。)だって二人と別れたくないもん…(´;ωゞ)」

美晴…。
やっぱりあれは、ただの噂だったんですね。それならよかっ…「亜稀ー!!」

???

「おっせーなぁ!!また親の説教かぃ?笑」

「京華…?あなたは昏睡状態だったはずでは?」

「あたしが昏睡?なわけー(笑)夢でも見てたんじゃないの?笑」

そうか…。そうなのですね。私は今まで悪い夢でも見てたんですね…。寂しさ故の悪夢…というところでしょうか…。

これからも3人で仲良く過ごせるんですね。嬉しい限りです。

この時間がいつまでも続きますように…







今日は美晴の一周年記念ですね。
いつまでも二人、仲良くして欲しいものです。



今日も穏やかな1日ですね。 




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