友達と二人で県内の有名な心霊スポット行こうってことになった、ドライブも兼ねて。
片側一車線の夜道を走ってたんだけどなかなか着かない
「おい、本当にこの道であってんのか?、遭難で死ぬとかやめろよ」
「大丈夫だって、さっきから何台も対向車が来ただろ?」
そんなこんなで数十分、俺は急ブレーキを踏んだ。
「おい、いきなりなんだ!」
「道が…ない…」
道は突然途切れ、崖になっていた。
奈落の底に引きずり込まれそうな、そんな気がした。
「やっぱ道間違ってんじゃん、帰ろうぜ」
「でもどうすんだよ、Uターンするスペースなんて全然ないぜ、
何Kmオレにバックで走らすつもりだ?」