俺は子供の頃よく同じ夢を見ていた。
それは「黒い蛇が白い蛇を吐き出し 白い蛇が赤い蛇を吐き出す」
といった物だった。
でもある日突然ぱったりとその夢を見なくなった。
自分自身特に気にしていなかったので
その夢はいつの間にか記憶の隅に追いやられていた。
大人になったある日
仲間から「肝試しに行こう」と誘われた。
着いた場所は森の奥の廃病院でいかにもな感じのところだった。
そんな所だとは知らず俺はその日白いTシャツに短パンだったので
歩いている間にずいぶんと蚊にさされた。
そして肝試しの内容だが
じゃんけんで負けた奴から順に中に入って各階を一周して戻ってくるというものだった。
一人目が行った。
しかしなかなか戻ってこない。
心配した二人目が行った。
彼も戻ってこない。
次に俺が行った。
夜だと言う事もあって目の前も後ろも真っ暗だった。
なんとか懐中電灯の明かりを頼りに進んではいたが
一階・二階・三階と進んで行くうちに
いつのまにか自分がどこにいるのかすら分からなくなった。
だんだんパニックになってきて無我夢中で走った。
すると目の前に「非常口」と書いてある扉が目に入った。
「あそこから出られる!!」
そう思って扉に手をかけた瞬間なぜかあの夢を思い出した。
勢いよく開けようとした扉を一呼吸置いてからゆっくりあけた。
広がるのは一面の闇だった。
俺は下を見る。
ああなんだ。そうゆうことだったのか。
それは「黒い蛇が白い蛇を吐き出し 白い蛇が赤い蛇を吐き出す」
といった物だった。
でもある日突然ぱったりとその夢を見なくなった。
自分自身特に気にしていなかったので
その夢はいつの間にか記憶の隅に追いやられていた。
大人になったある日
仲間から「肝試しに行こう」と誘われた。
着いた場所は森の奥の廃病院でいかにもな感じのところだった。
そんな所だとは知らず俺はその日白いTシャツに短パンだったので
歩いている間にずいぶんと蚊にさされた。
そして肝試しの内容だが
じゃんけんで負けた奴から順に中に入って各階を一周して戻ってくるというものだった。
一人目が行った。
しかしなかなか戻ってこない。
心配した二人目が行った。
彼も戻ってこない。
次に俺が行った。
夜だと言う事もあって目の前も後ろも真っ暗だった。
なんとか懐中電灯の明かりを頼りに進んではいたが
一階・二階・三階と進んで行くうちに
いつのまにか自分がどこにいるのかすら分からなくなった。
だんだんパニックになってきて無我夢中で走った。
すると目の前に「非常口」と書いてある扉が目に入った。
「あそこから出られる!!」
そう思って扉に手をかけた瞬間なぜかあの夢を思い出した。
勢いよく開けようとした扉を一呼吸置いてからゆっくりあけた。
広がるのは一面の闇だった。
俺は下を見る。
ああなんだ。そうゆうことだったのか。