躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

神社

2006-10-31 23:10:42 | Weblog
今年の5月に九州の神社に行ったのだけど、
ある神社の神主さんのお話。

神社で手を合わせているけれど、何を拝んでいますか?
前を見て下さい、鏡ですね。
鏡(カガミ)から「我」(ガ)を取ると何になりますか?
カミ・・・神ですね。
神社は神様に願い事をしに来る所ではなく、
鏡に映る自分の「我」を取りに来る所です。

別の神社の神主さんのお話。

神社は、もともと祖先をお祀りしている所です。
地域に特別貢献した方が亡くなったのをお祀りしているところで、
祖先を神として祀っているのです。

一緒に行ったある人の話。

神社はもともと土地のエネルーギーが高い所だったり、
土の中に鉱物を埋めたりしてエネルギーを高めている。

今日、思い出した事です。

田舎暮らしの落とし穴 Ⅱ

2006-10-30 20:43:33 | Weblog
三日月
(写真:とうちゃん)

今、救急医療の問題が話題になっているけれど、
これ、ほんとに深刻みたいで、
田舎といってもプチなので、特急で45分あれば東京に着くほどの、
一部はベッドタウンみたいなこの町でも、
救急車が来てくれても、運び込む病院を捜すのが大変だと聞いた。
隣の市にはちゃんとした救急の病院があるけれど、
縄張りが違うらしい。
この町が縄張りに入っている救急の病院は医者不足だ。
実際に、救急車に載せたものの病院がなくて亡くなった人がいるそうだ。
その人は定年退職していて、病弱なので空気の良いところで老後をと、
東京から引っ越してきたのが、あだになったそうだ。
とてもお気の毒だ。

気功教室の人の中にも、脳梗塞や心筋梗塞を起こしたことがある人達がいる。
その人たちは、その時は都市部にいたから助かったのだと言っている。
まさか、救急車が来ても助からないような所になるとは夢にも思ってなかったらしく、
今度発作が起きたら終わりだと、とても不安がっている。

日本全国で、今こうした問題が起きているのだと思うので、
田舎暮らしをお考えの方はお気をつけ下さい。

私達?運命だと覚悟するよりないかな。


明日は雨かな

2006-10-28 20:44:42 | Weblog
ウッドデッキで朝食を食べていると、
いつものように鳩のフクさんが、1羽で水を飲みに来た。
リフォームの時出た以前の風呂桶に、水を溜めているのだ。
ポッポちゃん夫婦は、あれ以来姿を見ない。
結婚の報告だけだったのかも。
尾の長い鳥が番(つがい)で来て、枝から枝へと遊んでいる。
雀も来た。
毎年、ピラカンサスの赤い実を食べる鳥も、そろそろ来るのかしら。

今日の種蒔きは、ソラマメ、カブ、ほうれん草、小松菜、遅すぎた白菜。
種蒔き婆(私)は張り切った。
変に暑い日でちょっと疲れたけど。

畑の側の空き地では、昨日草刈があって、
私の背より高くなったススキとセイタカアワダチソウ他の草を、
管理業者が来て機械で刈って行った。
刈ると同時に短く刻むので、肥料にするのに助かる。
畑に集めて積み上げて、堆肥を作る。
ススキはもう種が付いているのもありそうなので、
畑に持ち込むことになるのだけど、まあいいか。

それから、小豆の莢(さや)が茶色くなっていたので、収穫。
同じ木でもまだ緑の莢が半分くらいあって、これも茶色くなってから収穫する。
『日照りゴマに雨小豆』と母が教えてくれたことがある。
雨が降らないとゴマが豊作で、雨が多いと小豆が豊作ということ。
確かに、今年ゴマがあまり採れなくて、小豆は良く出来た。

おちびのナスやきゅうり、ミニトマトも、とった。
オクラの種とりもした。
来年はこれを播く。

それから、玉葱の苗のところの草取り。

明日は雨だと言うので、今日は、午前も午後も畑に出た。
少々お疲ればあさんです。

秘密

2006-10-27 21:24:23 | Weblog
柿の葉っぱ
(写真:とうちゃん)
http://www.geocities.jp/uchunohibiki/index.html

良妻賢母の見本みたいな友人を昼食に呼んだので、
朝から忙しかった。
掃除をして、食材を買いに走って、昼食の準備・・・・なんだ、普通のことか。

ここに引越してきた当初からの友人なので、
話題には事欠かない。
この人と話していると、
極普通の正しい人の感覚を知ることが出来ることに、なぜかほっとする。
食事が終わって、とうちゃんがテニスに行ったのも手伝って、
愚痴を聞いて、おしゃべりおしゃべり。
良妻賢母に甘えて、ご主人は1人で気ままに旅に出てしまうらしい。
二人で温泉に行く話も立ち消えになったまま。
結婚してから今まではなんだったのか、悔しいから、
もうこの辺でいい加減に生きようと思うようになったと。
ケーキを食べて、おしゃべりおしゃべり。
そして、4時になると、良妻賢母に早変わりして帰って行った。

いろんな人生が結実していくのを聞く歳になったんだなあ。

とうちゃんが帰ってきたので、一緒にまたケーキを食べながら、
友人のことを話した。
でも、女同士がいいよねえなんて愚痴ったのは秘密。


中毒

2006-10-26 22:08:06 | Weblog
ざくろ
(写真:とうちゃん)

午前中はあっちの畑へ。
ソラマメを播く準備に行ってみたら、思ったとおりの枯草畑だった。
あんなに元気だったカボチャやスイカが、見る影もない。
その代わりと言っちゃあなんだけど、ニンニクが元気に芽を出し育っていた。
来年も大きく立派になっておくれ。
ヤーコンは私の背の高さほどになったのもあって、まずまずの出来のようだ。
冬になったら食べる。
これは、見かけはサツマイモのようなお芋。
だけど生で食べるとフルーツみたいで、私たちは大好きだけど、
「なに?これ」の人も多いんだよね。
健康食品らしい。
それから、ケツメイシという漢方薬にもなる豆科で、ハブ草とも言われるのを植えている。
実をハブ茶にするためだ。
収穫はもう少し後。

午後は、まずリサイクルショップへ。
隣町とその隣町に倉庫のような大きなリサイクルショップがいくつもある。
古民具のリサイクルショップもあって、食器から農機具まである。
そこでは古民家を解体したものを使って、注文建築にも応じているらしい。
でも、今日は、古着屋さんへ。
この間、とうちゃんが山のようにいい古着を持っていったら、たった1000円だったそうな。
いろいろ置いてあったからと言ったので見に行ったけど、
全然良いのがなくて、ズボン(パンツ)はお臍が出るのばかり。
なんで、あんな不健康なのが流行るのかしら。
結局は、その近くの普通のお店で買ってきた。
お臍の出ない、ゴム入りのを見つけたのでね。

その後は、田んぼのことを世話してくれた人と待ち合わせて、
地主さんの所へお礼にいった。
それで、来年も借りられることになって、万歳!
三角田んぼ以外にも広いのを使って欲しいみたいに言ってくれて、
万歳!
もちろん地代を払うんだけど。
10a(約300坪)が26000円で計算する。
思いっきり植えられるので、体験したい友人たちを募って遊び半分でやってみようかと話している。
とりあえず、三角田んぼは冬水田んぼにしよう。
これは、使わない冬の間も田んぼに水を入れておくというやり方。
そうすると、冬、田んぼの生き物を食べに鳥が来くる。
昔のようにいつか朱鷺を飛ばしたいと行動しているネットワークもあるようだ。
春はそのまま耕さないで田植えをする。
繰り返していると、無肥料で、とても丈夫なお米がとれるようになるそうだ。

また手を広げて疲れるだろうなあと思いながらも、
畑中毒、田んぼ中毒。

幸せ

2006-10-25 20:58:12 | Weblog
『整列』
(写真:とうちゃん)

青空が出て、丁寧に窓ガラスを拭いたように、景色がはっきりとして美しい。
畑に出て完熟鶏糞を播いていると、なんだかまたリッチな気分。
良い肥料と良い薪がたっぷりあるとリッチなんて、変かな。
そろそろソラマメを播こう。
それから、ほうれん草も小松菜も場所を見つけて播こう。
3種類のえんどう豆の場所もそろそろ決めなくては。
種播きばあさんは、わくわくだ。
きれいな夕空に細い月が沈むのを見た。
ちょっとしたことを楽しんで1日を終わるのも、
かけがえのない幸せのひとつ。

田舎物件の落とし穴

2006-10-24 22:26:58 | Weblog
『ここは道路』(大雨の後)

夜中にどしゃ降りなって、おしゃれ分譲地の交差点が水浸しで、
水の中を車で走るのは嫌だから気功を休みますと、朝、連絡があった。
山の上にあるのにそこだけ水が溜まるらしい。

うちに隣接しているミニ開発の分譲地は、今回は問題なかったが、
もっと大雨の時は、分譲地内の道路の半分が、
深いところでは膝まで水が溜まる。
その辺は空き地だから良いものの、家があったら2日間は出かけられない状態だ。
うちの前は問題ないのだが、もともとこの辺は水はけが悪いうえに、
道路の排水をちゃんとしないで分譲販売したらしい。
空き地の持ち主は多分そんなことは何も知らないだろう。
そして、売り地の立て札も立っている。
家庭内の下水は、農業用水が汚染されるのを防ぐために、
本下水になったので、溢れているのは雨水なのでまだ良いのだが・・・

田舎物件の落とし穴のひとつは、水なのだ。
家の排水の設備が、浸透式のところも多々ある。
流す水路もない場所で、地下に浸透させる方法なのだが、
敷地内に、プールのように水が溜まっている家を何軒も見たことがある。
排水溝があっても状態が悪くて、
雨の日は、道路に水が溢れているのをよく見かける。

それから、水道がなくて井戸水のところもある。
井戸水は、夏は冷たく、冬は暖か目のミネラルウォーターなので素晴らしいのだけど、
近くに何かの施設や、産廃などが捨てられたりすると水質が変わって、
飲料水には出来ないことも起こりうる。

田舎物件をお考えの方、お気をつけ下さい。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後からは来客があって、この冬(もう?)初めて薪ストーブを焚いた。
火が燃えるのを見るのはほんとに気持ちが安らぐ。
オーブンも付いているので、焼き芋をした。
放り込んでおけばなんでも美味しく焼ける。
今年は薪用の木がたっぷりで、リッチな気分よ。

養鶏場へ

2006-10-23 23:27:12 | Weblog
友人2人ととうちゃんと私の4人で、車で40分の知り合いの家の養鶏場に行った。
ある会合でお会いしたSさんのところだ。
お会いするのは今回は2度目だ。
Sさんは女性で、40代だと思うのだけど、とっても大人しく目立たない人なのだが、
実は、28歳の時にどうしても田舎暮らしをしたくて、
知り合いもいないところに、杉の林を買って、
杉を女一人でチェーンソウを使って切り倒し、
簡単な住居を立てて住むところから始められたのだそうだ。
若かったとはいえすごい根性の持ち主だと知って、驚いた。
休耕田を借り、機械ではなく鍬(くわ)で開墾しなおして田んぼをしたとか。
田んぼを鍬で掘り起こすことがどんなに大変なことか、
畑を開墾する何倍もの労力だと知っているから、またまた本当に驚いた。
その後、自分で鶏小屋を4棟建てて、平飼いをなさっているというから、
もう、恐れ入りましたという他ない。
すごい人が、世の中にはひっそりといらっしゃるものだ。

平飼いというのは、鶏小屋の中にそのまま放して飼うことで、
一般の養鶏場では、ケージ飼だ。
ケージは金属製の檻がいくつもに仕切られていて、
1羽づつ入れて飼う。
何段にもなっていると檻のワンルームマンションといったところ。
1つの部屋(?)は、鶏がほとんど身動きできないほど狭い。
Sさんの所のように平飼だと、鶏は小屋の中を歩き回れる。

それから、Sさんの鶏の卵は有生卵で、暖めればひよこになる本当の卵。
餌もにも気を使われていて、抗生物質を餌に混ぜてない安全卵なのだ。

でも、私の目的は肥料に使う鶏糞だった。
植物性堆肥だけでは間に合わないし、
木のチップを堆肥にすると、窒素不足になるので、
動物の糞の窒素が必要だ。
ところが、抗生物質の入っていない鶏糞を捜すのに苦労するのだ。
信用できる所で買いたいと思い、
はるばる、片道1時間半もかけて買いに行ったこともある。
それから、近くにも見つけて安心していたら、
その養鶏場は止めることになって、
どうしようかと思っていたところ、Sさんにお会いしたという訳なのだ。
しかも、この鶏糞、10年くらい経っているらしく完熟で、さらさらになっている。
今までになく良い、最高のもの。
願ったり叶ったりとはこのことなのに、
自分で取って持っていってくれれば無料でいいというのだ。
欲のない、とても親切な方だ。
それに比べて、欲張りな私。
袋に何袋も詰めて、どっさりいただいた。

その後は、卵採りもさせてくれた。
鶏小屋の中に入るとたくさんの鶏に囲まれる。
産卵する場所を作ってあるので、卵はそこで産む。
産んだばかりの卵は暖かい。
懐かしい卵の暖かさ・・・・実家で、昔鶏を飼っていた。
産卵場所に座り込んでいる鶏がいて、鶏のお尻の下に手を入れて採るのだけど、
鶏は平気だ。
とうちゃんと私は卵採りを楽しんだけど、後の二人は小屋の外で見学していた。
慣れないと恐いのかな。
自分達で採った卵、これはちゃんと買ったからね。

Sさん、本当にありがとうございました。

しりとり話

2006-10-22 21:54:13 | Weblog
セイタカアワダチソウ
(写真:とうちゃん)

ライス長官のライスって、お米?まさかシラミじゃないよね。
で、思い出したんだけど、私のおばあちゃんは、コメさん。
関係ないか。

お米で思い出したんだけど、
籾摺りする時、うっかり、ぜ~んぶしちゃったんだよね。
つまり、籾の状態のがなくて全部玄米にしてしまった。
種籾を残すの忘れたんだよね。
来年は今年の種籾から苗を作って、それで田植えをしようと思っていたのに。
まあ買えばすむ話なんだけど、自家製にこだわりたかった。
ドジ!

ドジで思い出したんだけど、とうちゃんの体験談。
かかって来た電話に出ると、
「おー、○○(知らない名前)か。俺だ。今、成田空港。
なんとかかんとかベラベラ・・・・それでよー、今からオランダに行ってくるからな。」
とうちゃん、
「あのー、間違ってかけてますよ。」
相手、
「え?まあいいや、とにかく行ってくるからな。」
ガチャン。

とにかく今日は何もない平穏な一日でした。(ちょっと苦しいつながり方)
今、やっと雨が降り出して、カエルが嬉しそうに合唱を始めた。
そろそろ冬眠の準備かと思っていたのに、まだまだ元気なのがこんないるんだ。
畑も久しぶりの雨で嬉しいだろうなあ。

『ガータ』

2006-10-21 23:06:08 | Weblog
『夕焼けに飛ぶ』
(写真:とうちゃん)

映画『ガ―タ』を見に行った。
パレスチナに住むガ―タという女性を、
12年間撮りつづけたドキュメント映画だ。
難民キャンプの粗末な家で、
普通の生活をしようとする女達・・・結婚して子供を産んで、パンを焼いて、お菓子を作って・・・
そして、日常のようにイスラエル軍の銃声が聞こえる。
石を投げて抵抗する子供達が殺される。
農村で麦刈りをする人にまで銃口が向けられる。
庭の果物木と一緒に家がブルトーザーで破壊される。
そんな戦火の中でも明るく歌を歌って、自分達民族のアイデンティティーを保ち続けようとする女達。
ただ、普通の平和な生活をしたいだけなのに・・・・

生活に密着した撮影だった。
よくもまあこんな危険な場所で撮り続けたものだ。
撮影は日本女性。(古居みずえ)

見終わってぐったりした。
「こんなことばかり起こっている地球で生きているのが嫌になる。
ほんと、死にたくなるよ。」と言ったら、
「そういう気持ちを狙ってる奴等が喜ぶよ。」と、とうちゃん。
あ~、前向きになるにはエネルギーがいるよ。
でも、知ることがとりあえず私の出来ること。