躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

野鳥が

2016-01-28 19:58:27 | Weblog
年々野鳥の数が減っている。
近くの森が次々太陽光パネルに変わったからだろうか。
それとも「ほ」のせい?

庭にくる野鳥がちらほらはでは寂しいねと話していた午後、
飛んできたツグミがガラスに激突して落ちて死んだ。
凄い音だった。
くちばしの隙間から血が流れ出ていた。

ピカピカに磨かれたガラス戸というわけではない。
少々薄汚れていても、
外の木立の景色がくっきりと写る角度がある。
ずっと木立が続いて、その向こうの空まで飛んでいける景色に見えるのだ。

何度かガラス戸に鳥が激突跡が残っていたり、
ガラス戸の下に鳥が死んでいることはあったけど、
これほど激しいのは初めてだった。5mくらい弾き飛ばされていた。
どれほどのスピードで飛んでいたのだろうか。

一瞬前までは元気に動いていた身体が、
それが続いているはずだったのに、
見えないものに、突然中断させられた。
そのことすらわからないで。
可哀想に。
でも、これほど近くでツグミを見るのは初めてで、
とても綺麗だった。

しばらくして埋めてやろうと、
夫が手にすると、まだ温かく、
とても埋める気にならいと、
次の日まで小さな段ボールの棺桶に入れて物置に置き、
そして、庭に葬った。

それから、ガラス戸のところに、
鳥たちに注意喚起の2本の細くて長い竹を立てかけた。

と、こんな事件があった埋葬の次の日、昨日。
久しぶりに人気のない川辺に散歩に行ったら、
小さな橋の上に猟銃を持った男がいた。
夫はかかわりあいたくない様子だったけれど、
男性が帽子を脱いで何度もお辞儀をするので、
声をかけた。
「何か獲れましたか?」
「鳩とかいろいろです」

4,50代の男性だった。
わざわざ東京から来ているという。
獲れた鳥は食べるというので、少し好感を持った。
面白がって撃つだけというのじゃないから。
それどころか、自分が獲った鳥以外の(普通の)肉はほとんど食べないという。
ま、昔々はそうして生きていたのだから、
狩猟採取の血が濃く残っている人なのだろう。

私も子ども頃、父が獲った色々な鳥を食べた。
そんなことで、話が盛り上がった。
鳩よりスズメが美味しいとか、
ヒヨドリもおいしいとか、
ウサギもキジもイノシシも食べたとか・・・etc

そして、別れ際に、今日の成果だといって、
クーラーに6,7羽ずらりと並んだ野鳥たちを見せてくれた。
綺麗だったけれど無念な姿だった。
野鳥が少なくなっているというのに。。。。

冗談半分で、
「昨日埋めたばかりのツグミも食べますか?」と言ってみた。
「ツグミは禁猟なんですよ。とっても美味しいらしいですが、遠慮します」

「いつもは銃を持っていると嫌がられるのに、今日は理解ある人に出会えてうれしかったです」
あっ?!理解なんてしていないから。
野鳥本当に減ってるから。
「ほ」のせいかもしれないし・・・・

鳥の死骸ばかりを見たせいで、
今朝は、庭にきた野鳥を見ていると、
生きて動いていることが貴重に思えて、やたら感動するのでした。




暖冬

2016-01-05 19:20:01 | Weblog
3日の午後、畑にネギを取りに出たら、
近所の若い奥さんが車で通りかかった。
会釈をして見送ろうとしたら、
車が止まって奥さんが出てきた。
私は思いがけずで、
「おはようございます!」
あれ?いけない、午後なのに。

若い奥さん「あけまして、おめでとうございます!今年もよろしくお願いします」
あっ!

今日は、
図書館に本を返却に行ったら、
公民館で顔なじみになった受付の中年女性に出会った。
その女性が言うには、
2日前に蛇を見たとか。

私「そういえば、暮れに、近所の方も、道路を蛇が這っていたと言ってました。暖冬ですよね」
女性「私は2日前ですよ」
あまり変わりないと思うけど。

私「暖かいからちゃんと冬眠できないのでしょうね。」
女性「そうね、動きが遅かったです」
私「やっぱり、冬ですものね。カラスにでも食べられたら可哀想」
女性「それでね、空を見たら、虹が出ていたんですよ!」
えっ!今の時期は虹は出ないはず。
やっぱり異常気象だわ。

女性「お正月に蛇と虹って、すごく縁起がいいでしょ!」
あっ!そうか、暖冬ではなく、そういうことね。
私「本当!凄いですね!!」
女性「新年早々、嬉しくて」

そして、別れようとして、
私の口から出たのが、
「良いお年を」
あれっ?

どうなってるんだろ私の頭は。(笑)

図書館から帰ったら、
庭で蛙が1匹、呑気に鳴いていた。



迎春

2016-01-02 17:41:50 | Weblog
明けましておめでとうございます!

なのだけど、なんか変な気がしてしまう。
12月中旬ころからの光が、
すでに新年っぽく感じられたのは、私だけ?
そういえば、あの頃の海も新年の雰囲気だったなあ。

ということで、(というのでもないか)
いつもの昨日今日の気分の中で、
餅つき機で作った玄米餅のお雑煮と、黒豆だけがお正月料理です。

私の子供の頃と比べれば、毎日がお正月みたいに(以上に)贅沢な食生活。
お正月くらいは質素にした方が良いのでは?と思うのです。
普段テレビをつければ、半分くらい(?)は食べ物関係番組。
タレントや司会者までもが食べている食べている。
気持ちが悪くなって消す。

”ゆる”2食を始めて約1カ月。
”ゆる”というのは、
ガチンコが嫌なのと、
夫はバッチリ3食なので、食べない夕飯を作ることになる。
それもちょっと辛いし、
夫が孤食になってしまうのも気の毒なので、
少しだけおかずをつまんだりする日もあるくらいの余裕をもたせて”ゆる”

これを始めてから、空腹感の心地よさ!
(食べ物に困ってないから言えることなのだけど)
そして、体重はほとんど変わっていないです。
(体重は減らしたくない)
てことは、今の私にとっては(←これ大事)不要な1食だったみたい。

今年はもっと丁寧に味わって食べることも目標にしま~す。
ちゃんと意識して味わって食べる。

私の食べない1食が、地球上のどこかの飢えた人の1食になることを願って。