年々野鳥の数が減っている。
近くの森が次々太陽光パネルに変わったからだろうか。
それとも「ほ」のせい?
庭にくる野鳥がちらほらはでは寂しいねと話していた午後、
飛んできたツグミがガラスに激突して落ちて死んだ。
凄い音だった。
くちばしの隙間から血が流れ出ていた。
ピカピカに磨かれたガラス戸というわけではない。
少々薄汚れていても、
外の木立の景色がくっきりと写る角度がある。
ずっと木立が続いて、その向こうの空まで飛んでいける景色に見えるのだ。
何度かガラス戸に鳥が激突跡が残っていたり、
ガラス戸の下に鳥が死んでいることはあったけど、
これほど激しいのは初めてだった。5mくらい弾き飛ばされていた。
どれほどのスピードで飛んでいたのだろうか。
一瞬前までは元気に動いていた身体が、
それが続いているはずだったのに、
見えないものに、突然中断させられた。
そのことすらわからないで。
可哀想に。
でも、これほど近くでツグミを見るのは初めてで、
とても綺麗だった。
しばらくして埋めてやろうと、
夫が手にすると、まだ温かく、
とても埋める気にならいと、
次の日まで小さな段ボールの棺桶に入れて物置に置き、
そして、庭に葬った。
それから、ガラス戸のところに、
鳥たちに注意喚起の2本の細くて長い竹を立てかけた。
と、こんな事件があった埋葬の次の日、昨日。
久しぶりに人気のない川辺に散歩に行ったら、
小さな橋の上に猟銃を持った男がいた。
夫はかかわりあいたくない様子だったけれど、
男性が帽子を脱いで何度もお辞儀をするので、
声をかけた。
「何か獲れましたか?」
「鳩とかいろいろです」
4,50代の男性だった。
わざわざ東京から来ているという。
獲れた鳥は食べるというので、少し好感を持った。
面白がって撃つだけというのじゃないから。
それどころか、自分が獲った鳥以外の(普通の)肉はほとんど食べないという。
ま、昔々はそうして生きていたのだから、
狩猟採取の血が濃く残っている人なのだろう。
私も子ども頃、父が獲った色々な鳥を食べた。
そんなことで、話が盛り上がった。
鳩よりスズメが美味しいとか、
ヒヨドリもおいしいとか、
ウサギもキジもイノシシも食べたとか・・・etc
そして、別れ際に、今日の成果だといって、
クーラーに6,7羽ずらりと並んだ野鳥たちを見せてくれた。
綺麗だったけれど無念な姿だった。
野鳥が少なくなっているというのに。。。。
冗談半分で、
「昨日埋めたばかりのツグミも食べますか?」と言ってみた。
「ツグミは禁猟なんですよ。とっても美味しいらしいですが、遠慮します」
「いつもは銃を持っていると嫌がられるのに、今日は理解ある人に出会えてうれしかったです」
あっ?!理解なんてしていないから。
野鳥本当に減ってるから。
「ほ」のせいかもしれないし・・・・
鳥の死骸ばかりを見たせいで、
今朝は、庭にきた野鳥を見ていると、
生きて動いていることが貴重に思えて、やたら感動するのでした。
近くの森が次々太陽光パネルに変わったからだろうか。
それとも「ほ」のせい?
庭にくる野鳥がちらほらはでは寂しいねと話していた午後、
飛んできたツグミがガラスに激突して落ちて死んだ。
凄い音だった。
くちばしの隙間から血が流れ出ていた。
ピカピカに磨かれたガラス戸というわけではない。
少々薄汚れていても、
外の木立の景色がくっきりと写る角度がある。
ずっと木立が続いて、その向こうの空まで飛んでいける景色に見えるのだ。
何度かガラス戸に鳥が激突跡が残っていたり、
ガラス戸の下に鳥が死んでいることはあったけど、
これほど激しいのは初めてだった。5mくらい弾き飛ばされていた。
どれほどのスピードで飛んでいたのだろうか。
一瞬前までは元気に動いていた身体が、
それが続いているはずだったのに、
見えないものに、突然中断させられた。
そのことすらわからないで。
可哀想に。
でも、これほど近くでツグミを見るのは初めてで、
とても綺麗だった。
しばらくして埋めてやろうと、
夫が手にすると、まだ温かく、
とても埋める気にならいと、
次の日まで小さな段ボールの棺桶に入れて物置に置き、
そして、庭に葬った。
それから、ガラス戸のところに、
鳥たちに注意喚起の2本の細くて長い竹を立てかけた。
と、こんな事件があった埋葬の次の日、昨日。
久しぶりに人気のない川辺に散歩に行ったら、
小さな橋の上に猟銃を持った男がいた。
夫はかかわりあいたくない様子だったけれど、
男性が帽子を脱いで何度もお辞儀をするので、
声をかけた。
「何か獲れましたか?」
「鳩とかいろいろです」
4,50代の男性だった。
わざわざ東京から来ているという。
獲れた鳥は食べるというので、少し好感を持った。
面白がって撃つだけというのじゃないから。
それどころか、自分が獲った鳥以外の(普通の)肉はほとんど食べないという。
ま、昔々はそうして生きていたのだから、
狩猟採取の血が濃く残っている人なのだろう。
私も子ども頃、父が獲った色々な鳥を食べた。
そんなことで、話が盛り上がった。
鳩よりスズメが美味しいとか、
ヒヨドリもおいしいとか、
ウサギもキジもイノシシも食べたとか・・・etc
そして、別れ際に、今日の成果だといって、
クーラーに6,7羽ずらりと並んだ野鳥たちを見せてくれた。
綺麗だったけれど無念な姿だった。
野鳥が少なくなっているというのに。。。。
冗談半分で、
「昨日埋めたばかりのツグミも食べますか?」と言ってみた。
「ツグミは禁猟なんですよ。とっても美味しいらしいですが、遠慮します」
「いつもは銃を持っていると嫌がられるのに、今日は理解ある人に出会えてうれしかったです」
あっ?!理解なんてしていないから。
野鳥本当に減ってるから。
「ほ」のせいかもしれないし・・・・
鳥の死骸ばかりを見たせいで、
今朝は、庭にきた野鳥を見ていると、
生きて動いていることが貴重に思えて、やたら感動するのでした。