お天道様

昨日の脱穀の後始末をして、
（下に敷いた大きなビニールシートを片付けたり、
藁を雨に濡れないように軒下にまとめたり、
落穂拾いをしたり、
もちろん脱穀機を掃除して納屋にしまったりets・・・たくさんの雑用)
それから、お芋を掘りに行った。
もぐらのトンネルが見事に続いている。
モグラは肉食で、ミミズを食べに来る。
その穴を利用して野ネズミが地下のお芋や、落花生を食べるのだ。
有機肥料だとミミズがいっぱいなんだよね。

去年の落花生の被害はひどかった。
そろそろかなと、最初の３株を掘った。
まだ少し小さいのが目立ったので、１週間置いた間に、
それはそれは見事に、拍手をしたいほど見事に食べられていた。
未熟でまともに落花生になっていない実はちゃんと残ってあるのに、
落花生の形になったものは一粒たりとも残っていなかった。
人間だってここまでは完璧に採り切れないだろう。
パチパチ(拍手）・・・じゃない！
サツマイモもかじられているのがあったし、
うーん許さんぞ。
（だからどうするの？）

というので、今年は早めに収穫しようと思った。
雨が降り続くと腐る心配もあるので、今日しかない。
と、またお天道様に合わせることになる。
あ～「お天道様」なんて言葉を使うことになるなんてね。
でも、近頃、「お天道様」が実感になってきたんだよね。

もぐちゃんのトンネルを壊す快感と、
お芋の赤い顔を見るのを楽しみに、
手を突っ込んだ。
久々に土の中の感触。
あ～、気持ちいい～。
無事に残っていたミミズ君が飛び出してきてご挨拶。
夢中でベニアズマの一畝(１列）を掘ったところで、
雨がぽつぽつ・・・・
お天道様の中止のメッセージだ。
これには逆らえないのだ。
いつもお世話になっているから。

今日は、昨日の脱穀の後片付けをしてお芋を掘るまで、
雨を止めてくれたでしょ。
普段から、外出して帰宅すると、
待っていたように雨が降ってきたり、
小降りで帰宅し、家に入ったとたんに、
急に雨足が強くなったりすることがしょっちゅうだ。
旅行は大体が晴れる。
ほとんど毎日雨が降るようなところでも、
ずっと快晴で、ガイドさんがびっくりしていたこともある。
（もっとも、他にも晴れ女がいたのかもしれないけど）
二つの台風の丁度合間に行って帰って来たなんてのも何回かある。

だから、雨のなかでも、
もう一列芋掘りしたかったけど止めにした。
多分、「寿（という種類）はまだ早いよ」ということだろう。
落花生も掘れなかった。
ネズミが食べても、
それは食べさせてあげなさいってことだろう。
多分、今年は全部食べられることはない。
お天道様のメッセージなのだから、
お天道様がちゃんと守ってくれるはず。
っていうか、守ってよね。