躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

先祖達と

2006-09-30 23:06:34 | Weblog
訂正です。
・稲は刈った後は追熟しません。
・足踏み脱穀機は、ドラムに付いた突起で振動を与えて
 振り落とすようにして、脱穀します。

朝、新聞を見たら、明日から雨とあったので、
急遽朝から脱穀だ。
脱穀の時に来たいと行っていた友人達に電話をした。
子供の運動会やら、ガス屋さんが来るなど、
みんなそれぞれ用がある。
そりゃあそうだわね。
でも、農作物、特にお米を作ってみて、
人間の決めたかカレンダーに合わせられないことがよく分かる。
農作物の成長や、天候に合わせなくてはならない。
時には農作物を食べに来る動物にも、
こちらの作業を合わせることになる。
きちんと予定なんかたてられないのよ~。

午後から一人だけ友人が来て足踏み脱穀機にはまっていた。
とうちゃんは面白がって長くやっていたので、私より上手になった。
悔しい~。(笑)

結局、1日かかった。
モーターの脱穀機だと、15分もあれば出来ただろうが。
何やってんだろうね。
それでも、足踏み脱穀機があるから、1日で終わったのだねと話した。
これもない頃はいかに大変だったことか。

籾も、藁くずも一緒くたになっている。
これも選り分けなければならない。
次の晴れの日待ちだ。
唐箕の代わりに扇風機でやってみよう。

昔の人は本当に大変な労働だっただろう。
そんなにして収穫したお米を年貢に取られたりした時代もあった。
もっと昔は・・・・

先祖達がなんであれ食べ続けられたお陰で、
今の私がここにいる。
途切れることなく続いたお陰で。
私のDNAにその人たちのいろいろな思いも続いている気がする。
その思いに突き動かされていることもあるのだろう。
大勢の先祖達とも一緒に生きている気がする。

エゴマ他

2006-09-29 14:06:37 | Weblog
彩雲
(写真:とうちゃん)

そろそろかなとお芋の様子を見てみた。
まだ少し小さいけど、
ここで大きくなってからなんて欲張っていると、
去年のように鼠ににやられてしまうので、そろそろ掘り始めよう。
明日、明後日、芋掘りに来られる方があれば、
ご連絡下さいね。
一緒に芋掘りしませんか。
脱穀の続きもします。

午前中、紫蘇の実とエゴマの実をしごいてとって、
佃煮にした。
エゴマはシソ科で紫蘇を巨大にしたようなもので、
熟した実は、胡麻(ごま)と同じように使える。
葉っぱも使う料理があるようだ。
(キムチ漬けとか、焼肉料理に)
熟す前に、穂をそのまま天ぷらにしても美味しい。
(そうだ、夕飯はこれにしよう)
それから、エゴマ油も健康にいいと評判だけど、
かなりの量が必要なのと、油を絞る機械がないと出来ない。

エゴマも紫蘇も一度種を播くと、
次の年からはこぼれ種で発芽するので、
種まきの必要がない。
しかし、交雑しやすくて、
エゴマは3種類と赤紫蘇、青紫蘇が畑にあるので、
エゴマなのか紫蘇なのか分からないのも出来ているし、
白エゴマが黒と混ざって灰色になったり、
今年は赤紫蘇が異常に繁殖したりして、
訳がわからない状態だけど、
それも面白い。

干し柿もそろそろ作り始めなければ。
ここは温暖なので、折角干しても
湿度の低い日が続かないとカビが生えてしまう。
柿が硬いうちがいいし・・・・
チャンスはあるかな。
それから、干し柿は渋柿で作るって知ってるよね。

スローライフはやることがたくさんあって、
自由だけど忙しい。





秋の日

2006-09-28 23:13:08 | Weblog
庭のアケビがパックリ口をあけて、食べごろだ。
今年は大きい実がたくさん着いた。
栗は先日の雨風で、全部落ちていた。
イガが割れて中から顔を覗かせている。
柿も色づいてきている。
とっても気持ちのいい秋の日。
空の雲が鳥になって飛んでいる。

タイの山岳民族の話を聞きに、オーガニックのお店へ行った。
救いようのない貧困。
資本主義は根こそぎ弱い者から奪っていく。
私たちに関係ないことではなく、
この衣食住が満ち足りた(それ以上の)生活は、
貧しい彼らの犠牲の上にあるのだ。
知らず知らず加害者になっている。
森の木は私たちの家具になって、
彼らの住む環境を変えてしまった。
商社は化学肥料と農薬を与えて作物を作らせ、
安く買い叩く。
土は痩せる。
お金を得るために子供達まで、売春、エイズ、麻薬。
どうしようもない絶望感に襲われた。
タイだけではなく、地球上には至る所にあるのだ
同じ地球の上にいる同じ人間なのに。

主食のお米

2006-09-27 23:30:46 | Weblog
この調子だと自家米を食べられるのはまだまだ先。
それで、今日は車で5分の農家Hさんのところへ、
有機無農薬を認定されているお米を買いに行った。
Hさんのうちは、江戸時代からの田んぼを持っている。
大きな林に囲まれて隔離された場所に、
他の農家の田んぼと一緒に広々と何区画かあるのだけど、
Hさんの田んぼ以外は休耕田になっている。
その休耕田には葦などの植物が生えているので、
水が浄化されているだろう。
林のお陰で他所からの農薬の心配もないし、
元々化学肥料を使っていない場所だったので、
簡単に有機無農薬の認定が取れたのだそうだ。

こんな近くで認定米を手に入れられるのだから、
本当に有り難いと思っている。

周りの林や田んぼには、
今は珍しくなった動植物が残っている。
林の一部は栗林になっているが、
山栗で、自生したものだそうだ。
そこに、Hさんは高床式の山小屋を自分ひとりで建てた。
時々、そこに仲間と招待される。
去年は山栗がどっさり湯がかれて出された。
自然で濃厚な味が口の中に広がって、
縄文時代に帰った気分になった。

今日は、
雨降りで農作業もお休みだったので、
お茶を入れてくださって、1時間ほどお話をした。

農家は農業だけでは経済的にとても大変なこと。
コンバインの値段が800万円というのには驚いた。
それも、10年余りしかもたないだろう。
経費がかかり、その割にはお米の値段は安い。
収入はかなり低くなる。
後継者を育てたくても、それでは農家の若者は嫌がるはずだ。
(Hさんの息子さんは農業を継いだが)
政府は、主食のことなのだから真剣に対策を考えてくれないと、
これから先どうなるのか。
足りなくなれば輸入すればいいってものでもないはず。
輸入が出来なくなることだってあるのだから。

それから、有機無農薬でなくともせめて減農薬をと
Hさんが周りの農家に声をかけても、
誰も聞く耳はもたないとか。
消費者の意識が高まっているのと、
一般農家の意識の間にギャップがかなりあるのだろうか。
うちの近所で、自家用の田んぼは1回の農薬にしている農家がある。
しかし、売るお米にはちゃんと普通どおりの回数の農薬をかけるようだ。
消費者(私も含めて)は減農薬、無農薬を好んでも、
いざ買うとなると、
(ある時は)病気で黒くなったお米が混ざっていても、
気にしないで高くても買うのだろうか。

そんなことを、Hさんと話しながら考えていた。

夕方は、稲刈の時来られなかったおしゃれ分譲地の友人のためにと、
わざと残しておいた稲を刈りに、三角田んぼに行った。
雨が降った田んぼは田植えの時のように水があって、
蟹や、ザリガニが伸び伸び動いている。
友人は長靴で入って、
まるで天皇陛下のように少しだけの刈り取りだねと笑った。

来年は春から全部手伝わせて欲しいという。
だって、自分が毎日食べているお米が、
どういう風に出来ていくのか見て体験したいからと。
そうだよね。
主食のお米だものね。

もう、来年が楽しみになってきた。


カブレラストーン

2006-09-26 21:48:10 | Weblog
『谷津田のおだかけ風景』
(写真:とうちゃん)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/1741/

ペルーのナスカの近くにイカという町がある。
その近辺で絵が描かれた石がたくさんあって、
カブレラ博士が、地元の貧しい農民から貰ったのをきっかけに集めた。
『ICA模様石に秘められた謎』
コルネリア・ぺトラトゥ/ベルナルト・ロイディンガー著
文藝春秋刊
なんと、その石には恐竜に乗った人間や、心臓移植の絵が描かれてあるのだ。
恐竜と人間は同時に存在しないはずなのに。

この本は、この町の図書室で見つけて、面白かったので買った。
それは丁度ペルーに怪しい系(?)の人たちと旅行に行く前で、
益々怪しい私になって出かけたのだが、
ナスカの地上絵をみるために、イカの空港に行くので、
イカの町のカブレラさんの家の側も通ったけど、
降ろして貰えなかった。
他の人達は知らない話だったからね。
でも、家のドアが開いていてチラッと石が見えた気がした。

その後1,2年して、
浅川嘉富氏がその石(カブレラストーンと名付けられた)を、
研究をしていることを知った。
http://www.y-asakawa.com/(世界の不思議)
本も出された。
また、最近カブレラ氏の本も監修している。
超知ライブラリー・シリース 017 
『人類史をくつがえす奇跡の石』徳間書店
毎月都内で講演会がある。
一度聞きに行ったが、とにかくしゃべりが面白い。
とっても、精力的で楽しい方だった。
元大企業の重役さんだったそうだ。

浅川氏のカブレラストーンの話は、
中丸薫さんの『この地球を支配する闇権力のパラダイム』でも触れられていた。
中丸さんも言っているけど、
私たちが人類の歴史として教えられてきたことが、
全く違っているということだ。
カブレラストーンは、想像や推理ではなく、
物的証拠としてあるというのがすごいでしょ。

脱穀 

2006-09-25 22:00:10 | Weblog
おニューの足踏み脱穀機、なんとか使いこなせた。
とうちゃんは、2束やって諦めたみたい。
こういう時は、子供の頃の環境が影響していることをつくづく感じる。
やったことがなくても、なんとなく見た記憶があるだけでも、
随分違ってくるものだ。

足踏み脱穀機は、ペダルを踏むとドラムが回転する。
ドラムにはたくさんの突起が付いているので、
それに引っ掛かって籾が藁(茎)から落ちていくという仕組みだ。

使い方の要領が掴めて来たけど、もう少し乾かしてからしてみようということで、
4分の1だけで終わりにした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とうちゃんの実家に行く時、
空港でブラッとしていて目に付いた本を買った。
『この地球を支配する闇権力』中丸薫著 徳間書店
草刈の合間に読んだのだけれど、
まあここまでよくも裏側を集めたものだ。
面白かったのは、宇宙人に連れられて宇宙に行ったマゴッチさんの話。
宇宙人っているんだろうなあ。

アブダクションされた人の話は直接聞いたことがある。
アンデスの山奥でずっと地球を守っている、
宇宙から来た人や子孫に会ったという話もしていた。
UFOは見たことあるけど、
地球製なのか宇宙から来たのか、または異次元からきたのか。
この本によると、地底からも来てるっていうから、
そのうちUFOの交通事故があるかも。
酒飲み運転はしないでね。


明日は脱穀

2006-09-24 21:16:13 | Weblog
神楽
(写真:とうちゃん)
夜の天気予報だとあさってから雨だそうで、
急遽、明日脱穀をしようということになった。
ちょっと干す時間が短いかなと思うけど、
2階のテラスに干してあるから、かなり乾きは良いはずだし、
30キロくらいだからすぐ食べてしまう。
長期保存するわけでもないので、
まっいいか。
明日はおニューの足踏み脱穀機の登場だ。

本当は、昔、農家で使っていた中古の足踏み脱穀機が欲しかったのだけど、
もし、壊れていたりしたら面倒だからと、とうちゃんが新しいのを買った。
そうなの、まだ作っているの!
でも、買ったのは、全部金属で出来ていて、かなり小さめ。
なんかきれいにペンキを塗っていたりして・・・
昔の木製のがいいなあ。
それもあるけど、ふたりとも一度も使った経験がない。
どうなることやら。

脱穀のことは夜決めたのだけど、
昼間、菜園友だちのTさんが、菜園に使う竹を、
明日うちの側の竹薮に取り来たいと電話があった。
Tさんは、例の稲刈をはさみでチョキチョキやった人で、
脱穀もしてみたいと言っていたのを思い出して、
丁度良かった。手伝ってもらおう。

彼女は、無駄が出ないようにするのが得意で、
スイカの皮までジュースにして使ってしまう。
もちろん、無農薬のものだけど。
それで、先日の留守の時には、私の畑の作物の収穫を頼んでおいた。
特にブラジルミニトマトが毎日たくさん熟れるので、
放っておくのがもったいなかったのだ。

帰ってきたら、見事に採ってくれていた。
作った私ですら、たくさんで面倒で採り切れなくなってしまうのに。
そして、別の友人からトマトありがとうとお礼の電話。
Tさんは他の友人たちにも配ってくれたようだ。
自分だけで多すぎると、ちゃんと必要な人に渡してくれる。
無駄なくね。

えりさんが来た時ブルーベリー狩りに行ったでしょ。
(採った半分を置いて帰れば、半分を無料で貰える)
あの時、熟れているのがほとんどなかったのは、
午前中にTさんが行って、何キロも採ってしまった後だったんだって。
(悔しがったらブルーベリーを持ってきてくれた。)
だから、今度からTさんが行く時は教えてもらうことにしたの。
その前の日に私が採りに行くためにね。(笑)

秋だなあ

2006-09-23 21:01:08 | Weblog
庭の彼岸花が咲いている。
今年はいつもの年よりちょっと早くから咲き始めた。
赤いのは私が空き地から移植したもの。
黄色いのもある。
これは、前住者が植えていたらしい。
彼岸花は時期になると、いきなり茎だけが出てきてあっという間に伸びて、
その先に花芽が着く。
素早い。
それで、花が終わってから根元から葉が出てくるのだ。

4、5日いない間にすっかり秋になった。
ツクツクボウシは、今日、一匹だけが弱弱しく鳴いていた。
あちこちに大往生の死骸がある。
あの大合唱が嘘みたいだ。

ゴマの収穫をして(茎ごと刈り取る)軒に立てかけておいたのが、
すっかり乾いて茶色くなっていた。
逆さまにすると、バラバラと小さなゴマがこぼれ落ちる。
それから、風を利用したり、ザルを使ったりして、ゴミとより分ける。
水に入れてより分ける方法もある。
洗って乾かし、炒って使う。
結構手間がかかるけど、楽しい。

玉葱の種まきをした苗床を見ると、針のように細長い芽が出てきていた。
大根は、早く種まきしても、小さなうちに虫に食べられてしまうので、
今日播いたけど、こんな気温じゃ遅すぎたかも。

どこの田んぼもすっかり刈り取られて、寂しい風景になってきた。
秋だなあ。
コスモスが風に揺れている。

夕方、空に彩雲が出ていて、ついでにUFOも出てくれないかなあとずっと見ていたら、
近所のおじさんが犬の散歩で通りかかったので、
「きれいな空ですね。」と言ってみたけど、会話が続かなかった。
おじさん、空見てよ。


2006-09-22 21:52:07 | Weblog
ノンちゃん、ただいま~。
恒例になっているとうちゃんの実家の草刈に行っていました。
どこにいてもしてることは、空を見ることと、草刈です。(笑)

徳島で、友人に会って来た。
この友人は、何年か前に石垣島のホテルのサウナで知り合った。
いきなり裸の出会いってわけだ。
素敵なホテルなのに閑散としていて、大浴場もひっそり。
人恋しいくらいだったので、どちらからともなく話始めた。
話が弾んだけど、サウナである。
先に入っていた私はふらふらになって来たので、続きを部屋ですることになって、
それで、親しくなった。

彼女は、鹿児島に転勤で来ていて、その仕事が石垣島であったのだった。

その後何ヶ月かで、彼女は東京に転勤になって、
なんと、私の住んでいる隣町のホテルで会議があり、
ついでにうちに寄って泊まっていった。

そして、去年、今度は徳島に転勤。
とうちゃんの実家はのろのろ電車で徳島から50分くらいのところなのだ。
それで、3度目は徳島で会うことに・・・・縁でしょう?

ところで、1月に私たちがインドに旅行中、インターネットが使えるホテルがあり、
面白がって私のメールを開けてみたら、彼女からメールがきていた。
恋愛の相談だった。
かなり、深刻ですぐにも返事を出したいけれど、日本語入力が出来ない。
(もちろん、私には英文は無理)
毎日、食べ物を買うお金をくれ、土産を買え、チップをくれ攻勢の世界にいて、
この恋愛相談は戸惑いながらも懐かしかった。

帰国後、何度かメールをして、
なんとかいい方向に行っているらしいのでほっとして、
それっきりになっていた。

徳島で夕食をしながら、その後の様子を聞いた。
ここしばらく彼から連絡がなくて、もうだめかもしれないという。
頭が良くて素直な彼女は、気持ちの葛藤や現実を整理しながら
話してくれたが、私達夫婦はただ聞いて、励ますよりなかった。

そして、今日帰宅してメールを開けたら、彼女から・・・・
私達と食事をした次の日に、彼から連絡があって、別れ話だったそうだ。
「でも、話を聞いてもらって、心の整理がついていたから、
きちんと話ができて、思い残すことなく終わることができました。」と。
(きっと、あなたをそのまま必要とするパートナーに巡りあえるはず。
元気だしてね。)

こうして、まるでシナリオが出来ていたかのようなタイミングで、
脇役の役割を果たしたことになったのだ。
人の縁は不思議だ。
今度は彼女とどこで会うことになるのだろう。