躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

お墓参り?

2006-08-31 23:34:25 | Weblog
未だに時々、県内の田舎物件情報を、遊び半分でネットで見ているとうちゃん。
時々良さそうなのがあると見に行く。
車で片道3時間懸けて行ったこともあるが、
今日は、40分くらいの所。
ネットの写真では敷地に森があっていい感じに写っている。
1200坪の敷地に築2~30年の農家。
値段も手ごろだし、いいかも~で行ってみたら、
ななななんと敷地内に代々のお墓があるのだ。
お墓参りの時には通らせて欲しいというのが条件とか。
こんなの有り~?
と言いつつ、なんだか由緒ありそうで、
ついお墓参りなんかしちゃった。
写真とは雰囲気違うし、あっという間に夢は壊れた。
いつものことなんだけど、懲りないんだよね。

不動産屋さんの話だと、団塊世代の退職が始まるので、
田舎物件は、人気の場所は、すでに値上がりしているそうだ。
この辺だと、海に徒歩で行ける所。
へ~、そんなところ海の音がうるさくて眠れなくないのかしら。
別荘ならいいけどねえ。

それから、古民家も人気で、
物件が少なくて、出ればすぐに売れるらしい。
自分達でリフォームすれば最高に素敵かもしれないけど、。
体力と時間が必要だから、若い人に向いていると思う。

家に着いたらホッとして、ここが私たちには一番あってるよねえ。
見に行くのはもう止めようねと言いながら、
しばらくしたら、また行くんだろうなあ。
趣味みたい。






白米までの道のり

2006-08-30 23:57:11 | Weblog
稲刈りから白米までを書くけど、
初心者なので正確ではないのですが、大体の流れとして読んでね。

今、普通の農家だと、
稲刈りと脱穀 
 ↓ コンバインで稲を刈り取る。 
   刈りながら同時にそのコンバインで脱穀も出来て、
   また、同時に稲藁はカットされて田んぼに戻される。
   脱穀とは米粒(籾・もみ)を稲の穂から外すことで、
   まだ、籾殻に入ったままだ。
乾燥 
 ↓ それから、乾燥機で乾燥させて、
籾摺り
 ↓ 籾摺り機にかけて、籾殻を取り除く。
   これで、やっと玄米になる。
精米
   それから、精米機で白米にする。

少し昔のやり方だと、
稲刈り
 ↓ 鎌で刈り取る。
稲を束ねる。
 ↓ 何株かをまとめてくくる。束がたくさん出来る。
おだかけ(この地方の言葉)
 ↓ 3本の木を組んで、支柱にしたものの間に横棒を通して(物干し竿みたいに)
   それに、稲の束をかけて干す。
(ここまでを一日でするので重労働。)
乾燥
 ↓ そのまま天日で何日か乾燥したあと、
脱穀
 ↓ 足踏みか、もしくはモーターを使った脱穀機を使って脱穀。
   稲藁は長いまま残る。
   (これは用途が多いが、もちろん田んぼに戻しても良い)
籾摺り
 ↓ (籾摺り機)
吹き分け
 ↓ 籾と玄米に、唐箕で吹き分ける。
精米   
   玄米を精米機で白米にする

読んだだけでは分かりにくいと思うけど、
田植えも含め、機械化になったお陰で、
昔に比べれば、お米作りはうそのように楽になっている。
それで、みんなが毎日お米を充分に食べられているのだと思う。

私達は、少し昔のやり方でやってみようと思っているが、
昔の道具・・・足踏み脱穀機、籾摺り機、唐箕・・・を、どうするか思案中。

昔のやり方の一番いいところは、
天日に干すので、その間に追熟があり、
日差しで自然乾燥すると、お米が美味しくなる。
きっと栄養価も違うはず。

折角だから、やっぱり最高のものを食べたいと思っている。
量は笑ちゃうくらい、ちょっとなんだけど。

夜の虹

2006-08-29 22:11:15 | Weblog
家の周りの田んぼは、黄金色。
今年はいつもの年よりも遅いけど、もうそろそろ稲刈りが始まりそうだ。
葉タバコの畑は、摘み取られて丸坊主になったし、
田んぼの稲もなくなると、侘しい風景になるなあ。
木や草の緑の勢いもなくなってきたし、どんどん秋の気配。
そんな気配に負けまいとするかのように、蝉の鳴き声の大きいこと!
がんばれ!

夕日を見に出たら、三日月が出ていて、雲もきれいで、静かに幸せな気分。
白く円弧を描く雲を見ていたら、夜の虹を思い出した。

それは、中国の新疆ウイグル自治区のはずれ、ロシア国境近くで見た。
ツアーの宿を抜け出して、
地元のショーを見に行った帰りに、足がなくなり、
夜の森を5人で3キロ歩いた。
私たちしかいない暗い森の道だった。
降ったり止んだりしていた雨が上がったばかりだった。
突然だけどなんでもないように、
中国人のガイドさんが、「夜の虹」と指を刺した。
空には雲から出た月があって、その光で作り出された虹だった。
小さな小さな淡くて白い虹が確かに目の前にあった。
歩いていって手を伸ばせば届きそうだった。
幻想的な風景に見とれたが、
間もなく消えた。
夢のようだった。

一緒に見た5人の中に、50代前半の男性がいて、
帰国後メールがきた。
旅行中、奥さんのことを聞くと、
「いやあ、僕達は別行動なんです。」と言っていたが、
実は1年前に奥さんを亡くしていた。
「僕の腕の中で静かに息を引き取りました。」と書いてある。
愛妻が亡くなった悲しみから逃れられず、旅行を繰り返していた。
そして、あの夜の虹を見た時、やっと救われたという。
愛妻のスピリットを感じたそうだ。
あの一瞬とも思える優しくはかない夜の虹に、彼は癒されたのだ。

思えば、ショーを見に行こうと言い出したのは彼で、
ショーは下品でつまらなかった。
それは、夜の森を歩くように、そして夜の虹と出会うために、
呼び出されたことだったのかもしれない。


すごっ!

2006-08-28 20:22:17 | Weblog
今日はイライラに変わったので、
怒りっぽくしていた友人に、
「カルシューム足りないよ。」と言ったmaloさんを思い出して、
ずっと飲んでいなかったカルシュームの錠剤を飲んでみた。
ま、そんなに早く効くわけもなく、
絶好調のツクツクボウシの声が五月蝿くて仕方ない。
蝉の声を五月蝿くなんて思ったことがないので、相当の重症だ。
でも、こういう個人的な精神状態に思えることも、
案外自然界と繋がっていて、
地震が来て揺れたり、低気圧が行ってしまったりすると、
すごく楽になったりすることもある。
今回は、冥王星のせいだったりして。(笑)
宇宙的イライラ?・・・すごっ!






プチ鬱

2006-08-27 20:31:58 | Weblog
朝、とうちゃんのちょっとした言葉に反応してしまって、
何もやる気がしなくなった。
信頼して話している相手の、
言っていることと本音が違っているのを感じると、
とたんに心を閉ざしてしまう癖がある。
(相手がとうちゃんじゃなくてもね)
その上、相手が自分の本音に気付いていないと、
それを指摘する気もしなくなる。
(扱いにくい奴=私)
見て見ぬ振りをしてその場を乗り切れることもあるけど、
(普通の人はそうしてるのかしら)
今日は無理だった。
それで、久々の鬱の一日。
怒りを飲み込んだ分、なかなか元には戻れない。
戻る気もしない。。。

おまけに、鬱の自分を観察する癖もつけちゃってるものだから、
(お、久々に来たな、なんて思ってる)
今日は日曜日だしなんて勝手に理由をつけて、
食事のこと以外は、な~んにもしなかった。

あっ、違う、不思議研究所の冊子を読んで、
紫蘇ジュースとトマトピューレを作ったのだった・・・・
(結構元気なプチ鬱か)

Mちゃん、電話しようと思ったけど今度にするね。

鎌研ぎ

2006-08-26 22:54:39 | Weblog
水路
(写真:とうちゃん)

涼しいのに疲れ気味。
このところ蚊が多くて、外に出ると集団で襲ってくる。
それもあって、今日は午後もぐずぐずしていたけど、
鎌研ぎをしようと思いついた。
砥石でシュッシュと、いつか農家の人に教わったのを思い出して研いだら、
切れ味を試したくなって、その辺の草を刈ってみた。
なかなかいい気がする。
嬉しくなって、どんどん刈っていくことに・・・・単純だわね。

そのうち、とうちゃんが変なもの着て現れた。
はじめて見た代物だけど、いつものことなので私は冷静だけど、
他人が見ればちょっと異様だよ。
蚊帳よりも細かいメッシュで出来た服で、頭からすっぽり入って、
ファスナーで締めると完全装備だ。
ああ、確かに蚊には良さそうね。
世の中いろいろ考えてくれる人がいて助かるね。

蚊に刺されると、水ぶくれなる体質のとうちゃん。
皮膚が弱くて、毛虫や粉ダニでいつもどこかが、かぶれている。
そんな変な格好してまで、こんな木だらけ草だらけの家に住んでいるなんてね。

この家に住んでから出会った友人が、
実は以前この家を買おうとしたそうだ。
空家になっていたから、持ち主の親戚に聞いたが、
その頃は売る予定ではなかったらしい。
諦めて、別の場所に家を建てたら、1年後には私達が買ったとか。
「それで、もしもこの家を買っていたらどういう庭にしたの?」
と、聞いてみた。
「もちろん、木は全部切って芝生の庭よ。」
(彼女の夫は芝生が大好きで、ピンセットで芝の中の草を抜いている。)
この木の庭は助かったのだ。

さて、鎌の方は、手元が狂って刃に指が軽く当たったのに(もちろん素手)、
血が出ない。
これじゃあまだまだ研ぐ練習が必要だ。




おじいちゃん

2006-08-25 21:46:39 | Weblog
和綿(日本綿)の花
(写真:とうちゃん)

畑で草刈をしていると、親しくしてもらっている農家のおじいちゃんが、
車椅子をひとりで漕いで通りかかった。
いつもは、夕日が落ちる頃におばあちゃんに押してもらって
散歩しているのに出会うのに。
おじいちゃんは、89歳で、おばあちゃんは85,6歳らしい。
元気なおばあちゃんは、1日中農作業をしていると近所では有名であるが、
夕方の車椅子を押す散歩が加わって、近頃はさすがにしんどいようだった。

おじいちゃんは、耳が遠いけど、補聴器がいやなのか、
どうせ聞こえないからと、ラジオをイヤホンで聞きながら話し掛けてくる。
それで、私は頭を振って返事するくらいで、聞くだけ。
(  )は心の返事です。

「やあ、何をしてるんだね。」
(何をって、鎌を持ってるんだから草刈でしょう。そうか、目も悪くなったんですね。)

「家の中にずっと居ると良くない。紫外線に当たらなきゃ体が悪くなる。」
(そうそう、さすがおじいちゃん。)
おじいちゃんは、博学なんです。

「家で、扇風機の風に当たっていても、空気が良くないですよ。
外に出てくると風が気持ちいいなあ。匂いが違う。やっぱり外はいいや。」
(そうですよねえ。おじいちゃんの顔もいい感じですよ。)

「年を取ると、頭はしっかりしていても、体が動かなくなる。目も、耳も悪くなって、
口だけ達者でね。」
(ちょっと前はそれで家族の人が困ってましたよ。
でも、最近はお嫁さん=私と同い年の友人=に、随分優しくなりましたね。
それに、つい最近まで自転車に乗っていたのに、老化がかなり加速してる。)

「近所の年寄りが少なくなって、話し相手もいなくなりましたよ。
知り合いが可笑しなことを言っているなあと思っていたら、ボケていてね。
もう亡くなったんじゃが。
他人から見れば、私もあんな風に変なことを言っているんじゃあないかと思う時がありますよ。ははは。」
(長生きも大変ですね。)

「この間は、家のマッサージの機械に1日中かかっていたら、
体中が神経痛みたいに痛くなって大変だったよ。何日か起きられなくて。
でもなんとか治ったがね。ありゃ大変だった。」
(は~。止めたのに聞かなかったってお嫁さんが言ってましたよ。)

「家のマッサージ機は13万円で、もっと高い30万円位のも売っているが、同じようなもんさね。
作りが中国製だから安いんだわ。日本製だと30万になるんだね。」
(よく調べてますね。)

「この前本を読んでね、脳に効く漢方をやりたいけが、
医者と相談してと本に書いてるんで、相談すると言ったら、
家のみんなに、そんなことしたら医者がびっくりするから止めてくれと言われてねえ。」
(すごい!その吸収力。でも、この辺の医者の方が遅れてますから、多分無理かと。
買ってきて上げたいけど、おじいちゃんの家族に理解ないと、私も責任もてないんですよね。)

おお、あんた、そう言えば堆肥を作っていたね。えらいよ。いろいろ研究してるんだねえ。」
(そういうのじゃなくてこの頃は、また、こういうやり方する人増えてるの。)

「あれで作ったらなんでも美味いよ。あれはいいよ。えらいねえ。」
(そう、美味しいです~。でもこの話は前にもしたからもういいですよ。)

「近頃じゃ、農家でも機械で楽に作って=お米のことらしい=野菜を買って食べてる家もある。
若いもんは野菜が作れなくなってるよ。」
(へ~)

「えらいなあ、あんたは何を作ってるんだか研究していろいろ作っていて。」
(別に特に研究というほどしてる訳じゃないんですけど。
それに、何を作っているんだかは余分でしょ。いろいろ苗や種を上げたでしょ。)

それから、農家の親戚に50になっても嫁がないので世話をしてくれとか、
昔は男は25、6歳で、女は20頃から遅くても23歳までには結婚したものだとか、
赤ちゃんのオムツが紙になったので、干しているのを見かけないとかetc。

ちょっと長くなったので話を聞くのに飽きてきた時に、
車が来たので、車椅子を押してよけて上げたついでに、
家に向かって行ったら、にこにこ楽チンと喜んでいた。

が、少し行くと思い出したように、「もういいです。もういいです。」
(そうですね。近所の人たちが見たら、なんで家族じゃなくて私が押しているのかと、
噂になって家族の人に迷惑がかかりますね。
家族も恐縮して、おじいちゃんにひとりで出かけないでくれと言って、
また、自由がなくなりますね。)

押すのをやめた。
おじいちゃんは、90歳になろうとしている腕で、
車椅子を一生懸命に漕いで帰っていった。





出会いの一本杉

2006-08-24 23:41:43 | Weblog
私達が田舎暮らしを考えはじめた頃知り合った、10歳以上年上の男性がいた。
彼は、思うところがあって会社を退職をしたばかりで、
環境重視の農業をと活動し始めていた。
そして、気の合う仲間と田舎にコミュニティを作るのが夢だと言っていた。
農関係の知り合いを、私達に紹介をしてくれたり、
農場見学に連れて行ってくれたりもした。
ここに引っ越して来た次の日には、もう泊まりに来て、
グランディングを喜んでくれた。

夕方、夕日を見ようと一緒に散歩に出て、
近くの林に、1本だけ離れて立っている杉を見つけた。
彼は「別れの一本杉だ。」と言って(昔こういう題名の映画だか歌だかがあった)、
すぐに「いや、出会いの一本杉だね。」言い直した。
この杉が気に入ったらしくて、「出会いの1本杉と名付けよう。」と約束した。

そんなことがあって1年もしないうちに、
彼にはちょっとした行き詰まりがあって、落ち込み始めていたらしい。
後で思えば、パニックになっていたような電話がかかってきたこともあった。
でも、いつも「また遊びにいくから。」と言っていた。
そして、共通の友人から突然自殺の知らせが・・・。

彼が死んだ時間に私は食事の支度をしていて、
後ろにあるテーブルに男の人が腰掛けた気配を感じたので、
当然とうちゃんだと思っていた。
少しして、向こうの部屋からとうちゃんの声がしたので、
「あれ?」と振り返ったのを覚えている。

たった2年間のお付き合いだった。

散歩に出ればすぐに目に入る一本杉。
約束したまま私たちには、
出会いの一本杉なのか、別れの一本杉なのか決められないでいる。



めだか

2006-08-23 23:15:33 | Weblog
8月21日の雲
(写真:とうちゃん)

午前中は、アンデスじゃが芋を植えつける。
春に植えて初夏に収穫したじゃが芋だけど、芽がしっかり出ている。
男爵やメークインは同じように初夏に収穫したけど、
芽は出てなくて、来年の春に植え付けることになる。
「インカの目覚め」や「アンデス」はサイクルが速いのだ。
草刈もして、汗だくになって、お昼時。

毎日ザルいっぱいのミニトマトがとれる。
これは、「ブラジルミニ」という種類で楕円形。
最初に種から育てて、次の年からは勝手に芽が出て、
ほったらかしで、地這いにしておいても、いくらでも実がつく。
それほど甘味はないが、
「トマトは野菜」という味で、料理用にもいい。
それで、お昼は夏野菜のスパゲッティ。
たっぷりの真っ赤なトマト、ピーマン、なす、玉葱、にんにく・・・・全部が私の畑のもの。
お鍋の中がそっくり畑みたいな感じで、
ちょっとした思い出も入れて出来上がり。
ワインもちょっぴり飲むことにして、
ウッドデッキのテーブルでランチ・・・おしゃれ~と思うでしょ。
でもね、とうちゃんは滑り止めつきのお箸を用意してるし、
サラダの代わりは、畑のきゅうりの塩もみの上にシラスを置いたもの。
それに、日本茶なんだから。

食後は、蝉の声を聞きながら、椅子でちょっと昼寝していたら、
ファックスが入って起こされた。
国際生命情報科学会からシンポジウムの案内。
高次元医療とか気功・潜在能力とか超心理学国際共同研究とか
ヒーリングセラピーの理論と実際など等、
東京電機大学の町教授が実行委員長。
面白そうだけど・・・また東京か。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/islis/

私の目が覚めたものだから、田んぼに行くことになった。
どんな様子か見に行くだけのつもりだった。
なんせ、午前中でぐったりだったから。
ところが、行ってみると、畦の草がごいし、
おまけに、この間の大雨で水路が溢れたらしくて、
田んぼに引き込むように堰きとめていた土嚢を、
誰かがどけて水を流してくれたのは有難いのだけど、
田んぼは干上がっていた。
(でも、稲はとても元気で上出来よ。)

それで、また労働。
水路を堰き止めなおして、田んぼに水を引き込んで、
とうちゃんが、水路を掘って深くしていく。
水路にはメダカがたくさんいて嬉しくなったんだけど、
せき止めた下流は、水が行かなくなって、
そこのメダカが泥の中で暴れだした。
大変!
手ですくって水があるところまで運ぶ。
手の平をメダカがくすぐって可愛い。
何回も何回もすくっては運んで・・・・今日のはお節介ではないと思うよ。
巻貝、エビ、ザリガニ、タガメ、他名前の知らない虫たちがいる。
湧き水の小さな土の水路はたからもの。
水が入れば田んぼにも・・・

それまでは、水遊びしてるみたいで楽しかったけど、
その後の田んぼの周りの畦の草刈でへとへとになった。
マムシが出るので、(マムシは自然環境がある程度整っている所にいる。
そして、きれいな水が好きで、水を飲みに山から出てくる。)
用心して、鎌は止めて選定用のはさみで刈ることにした。
車で通って行った農家の人が見て可笑しかっただろうなあ。
とっても疲れたけど、たわわに実った稲穂も見ながら、
なんとも平和で豊かな気持ち。

家に着いたら7時前で、人参の種まきしたところに水遣りをして、
それから、予定通りポテトコロッケを作って4個も食べた。

お節介

2006-08-22 21:08:57 | Weblog
『手袋の上のちび蛙』
(写真:とうちゃん)
昨日は、朝、玄関前に蛇がいて、
以前よく見かけたちび蛇ちゃんが大きくなっていたのだ。
無事でよかった。
そのあと、なぜか昨日は小動物事件(?)続き。

午後家の側の畑で草刈をしていたら、草の中から大きなカブト虫が出てきた。
とうちゃんに見せようと、手に乗せて行ったら、
水を溜めた桶に手を入れてなにやらしている。
蜘蛛の巣に引っ掛かったトンボを助けて、
羽に付いた蜘蛛の巣を取ってやろうと洗っているという。
は~そうですか。
こういう人なんだよね~。
親切なんだか・・・余計なお世話って気がするけど・・・まあ気済むようにね。
くもの巣のはとても粘っこくて、服にでも一度付いたらすぐにガムテープで取らないと
取れなくなるほどなんだけどなあ。
案の定、羽に付いたのは洗ったりしたって、とてもだめのようで、
弱ったトンボを「可哀想だなあ。」と言いながら庭の草むらに置いていた。
「こんなことして、蜘蛛の食料を取り上げたことにもなったし、
余計なことをしたよ。」
と、しょんぼり。
ちょっと気の毒になって、
「でもいいじゃない、土にいる他の虫の食料になるよ。」
と、言っておいた。

ところで、カブト虫の方は、丁度朝食べたメロンの皮があったので、
その上に置いてやると、しがみついて吸い始めた。
メロンの皮ごと、元のところに連れて行っておいたが、
なんとなく、弱っているようなカブト虫だった。
今日の夕方行ってみると、同じ状態でメロンの皮に突っ伏したままだ。
きっと死ぬ時期なんだろう。
それならここじゃなくて・・・やっぱりカブト虫は木のところが似合うと思って、
近くに薪用の木を積み上げていたので、木と木の隙間に入れてやったら、
下のほうに落ちて見えなくなり、ばたばた暴れる音がして、そのうち静かになった。
「ばかだなあ、そのままにしておいてやればよかったのに。可哀想じゃないか。」
と、とうちゃん。
急いで、メロンの皮やらスイカの出来そこないを、近くに置いてやったけど、
這い出してくる元気があるかどうか・・・余計なお節介だったのかな。
でも、木の間でほっとしてる気もするけど。

それから、お茶にしようとウッドデッキに行ってベンチに座ろうとすると、
真中に青虫がいる。
お昼を食べた時はいなかったのに。
頭が三角っぽくて、胴が短いので、
「こんなところでさなぎになるのかしら。」
「目立ちすぎて鳥にやられるね。」
と話して、台所から金ザルをもってきてかぶせてやったけど、
今日の朝見てみると、お腹の辺が黒くなって腐りかけているから、
死んでいるのだ。
「どうしてここに来たんだろうね。」

夜は、食事をしていてふと見ると、電灯の傘に蜘蛛がせっせと巣を作っている。
誰かに教えてもらったわけでもないだろうに、
足を上手に動かして使って糸を絡ませ巣を作る。
決められた動きがDNAにインプットされているのだろうか。
でも、時にはひっくり返して別の動きもする。
自然の技に見とれてしまった。
今日、部屋の掃除をしたけど、作っているのを見たから、
とても壊す気にはならなかった。
夜になって、たくさん蚊が出たので叩いた。
「そうだ!これもったいないから、蜘蛛のお食事にあげよう。」
蜘蛛の巣に指ではじいてくっつけてあげたのに、
蜘蛛はじっとしたまま。
あら、お気に召さなかったのね。
お節介だったのね。