躁鬱おばさんのプチ田舎暮らし

何かにつけうつつつと落ち込んでしまうわたしが、プチ田舎に引っ越すと・・・

コゲラ

2018-03-24 17:39:18 | Weblog
4,5日前のこと、庭にいると、
コッコッコッコッコッコッ.....高速で小さい音が聞えてきた。
木々を見上げて探すと、梨の木にいた!コゲラちゃん。(キツツキの仲間で、一番小さい)
この梨の木は、すご~く大きくて、でも、花は咲くけど実はならなくなっていた。
幹が途中から上に向いて4本ほどに枝分かれしていて、
あまりに高く伸びたので、
分かれしている少し上から1本ずつ2,3年かけて切っていった。
大きな幹が途中から2~3メートルの長さで細めの丸太になったみたいな状態。

その古いひとつにコゲラが穴を開けようとしているのだった。
小さな体でしがみついて、小さなくちばしで一生懸命が可愛い!!
木の下近くを歩いても逃げる様子がない。
ようこそ我が家の庭へ。

コッコッコッコッ・・・(小さく、高速)
木を彫って巣を作っている音は、
耳を澄ませないと聞えないくらいかすかな音の時もある。
直径5センチくらいの丸い穴が巣の入り口。
掘り進むにつれ、体も中に入っていく。
そして、掘った木くずはくちばしで穴の外に出す。
小さな体はずっと動きっぱなし、働き通しで大丈夫なのかしら。

と思いきや、さっと飛んで行ったかと思うと、
別のコゲラと交代。
夫婦で掘っていたのだった。
その交代のすばしっこさといったらない。
限界まで働き、疲れ切ったので”待ってました”なのだろうか。
2羽揃っているのを見たことがないのだ。

ところで、にっくき邪魔者がいる。
ヒヨドリ。
冬が始まる頃から、庭にやって来て椿の蜜を吸う。
時には椿の花を食べる。
そして、庭を縄張りにする。
目白も鳩もなんでもかんでも追っ払うのだ。
目白は椿の蜜を吸うのだけど、
庭は椿の花がたくさん咲いていて、
小さな目白が少しくらい吸ったって、かわりないだろうと思うのに、
目ざとく見つけては、追っ払う。
鳩はヒヨドリより大きいし、地面を歩いて餌をついばむので、椿の花なんか関係ないのに、
追っ払う。

まだ、ヒヨドリが来てなかった秋に、
”クウ、クウ”と甘え声で鳴いて、側に行っても平気な鳩が来ていた。
夫の後を追って飛んだりしたこともあるほどの甘えん坊で、
クウちゃんが来るのを毎日楽しみにしていた。
そのクウちゃんもヒヨドリにしつっこく追っ払われるようになり、
次第に姿を見せなくなった。

そして今度は、コゲラを追い出そうとしている。
ヒヨドリの半分にも満たないような小さな体のコゲラだ。
ヒヨドリが巣の近くを飛び回ると、
近くの木の高い細い枝に止まって”ギーギー”と小さな声で鳴く。
威嚇しているのか、多分パートナーに知らせているのだと思う。
それから、じっとしていつまでもヒヨドリが飛び去るのを待っている。
その間は巣作りが中断する。
もしかして臨月だったら巣が間に合わないじゃないの。(?)

そこで、おせっかいおばさん、
今日はヒヨドリを追っ払いに、庭に出た。
ヒヨドリは慌てて逃げた。
が、家に入るとまたすぐにやって来た。
家の裏側を周って来ただけのようだ。
また、庭に出た。
ヒヨドリはまた逃げたふり。
反対側からやって来た。
完全にバカにされてる。

そして、ついにコゲラの巣の近くの木に止まってまで監視するようになったのだ。
巣作りは完全にストップしてしまった。
諦めていなくなってしまうのではないかと心配だ。
ヒヨドリって本当に嫌な奴。
そういえば子供の頃に食べたことがある、ヒヨドリを。
こら!食べちゃうぞ!

なにやってんの?
夫が庭でウッドデッキの修理をするために、午後はずっと外にいた。
お蔭で、ヒヨドリは来られなくなったみたいで、
その間に、コゲラの巣作りがはかどったようだ。
夕方には、体全体がすっぽり入り、中側から掘っていた。
入り口はそのままの大きさで、居住部分を広げているのだろう。
木くずをくわえて穴から外に出す時に、頭が見えて可愛いかった。

コッコッコッコッコッコッ・・・
邪魔にもめげず、争うこともせず、与えられた環境、能力に逆らわず、するべきことをする、こつこつと。
。。。。。。教えられます。

卵は2個産むらしい。
そして、夫婦で子育て、育ってもしばらくは家族でいるらしい。
赤ちゃん見たい~。



満月

2018-03-05 20:13:31 | Weblog
上座部仏教(テーラワーダ)N師の法話会に東京まで行きました。
夜の法話会、その日は満月でした。

開場の最寄り駅の駅前のビルにあるインド料理の店で夕食。
まだ早い時間だったので、客が私達だけ。
手持無沙汰だったのかオーナーが話しかけてこられました。
と、なんと!私の住む町に、最近まで別荘をお持ちだったとか!
偶然過ぎます。
長年その別荘に通ったので、故郷のようだと町の話で盛り上がり、
お店を出るときには、「また是非きてくださいね!」と、なごり惜しそうに言って下さいました。
東京の大きな街の繁華街で選んだたった一軒の店が『たまたま』って、
やっぱり偶然過ぎます。
それに、他にお客さんがいれば話すことはなく、そのままだったはず。
「満月だからね。こういうこともあるよね」

店を出て、少し歩くと、夫が、方向が違うというのです。
方向音痴の夫は少しパニックになっていて、
自信があったはずの私まで不安になり、ストップ。
ストップしたのは、通りが合流する三角州のようなところで、
人込みがすごくて、おまけに夕暮れ時で暗くなっていました。
会場がある小さな施設は地元住民の方でなければわかりそうもなく、
そんな人どうやって探せば良いのか。。。。
途方にくれて、ふと、振り向いた先、通りの向こう側に、
なんと師の姿が見えたのです!
これまた偶然過ぎます。

驚いているばあじゃなく、大急ぎで道路を横断し、
後方10メートルくらいのところを、
暗い中、御姿を見失わないように、足跡を確かめるようについていきました。
なんだか象徴的です。
「きっと満月だから、こんなこともあるのよね」
でも、なんだか不思議な気がしました。

そして、法話会が始まったのですが、
いきなり、この満月について!

この満月の夜がマーガブチャー(万仏節)にあたったのだそうです。
マーガーブチャーとは阿羅漢果を得た1250人の御釈迦様の弟子達が、
事前の約束もなく一堂に集まり、(偶然ってこと?)
御釈迦様が「七仏通戒偈」という根本の教えを説かれた記念すべき日をお祝いする日なのだそうです。

特別な満月の夜の法話は、私にとっても素晴らしいものとなりました。

そして、次の日の瞑想会も。。。。

最高の満月でした。






3月

2018-03-04 20:57:23 | Weblog
今日、鶯の鳴き声が聞こえました!
それからケロたんも鳴きました。
クロッカスの花も塊で咲いています。

そして、今月は私の誕生日月。
それでもって年金貰える~。(笑)

そうなんです、年とるって良いことも結構あるんです。
シルバー料金の種類がどんどん増えていくし、
失言やらつまらない話をしてしまっても、
年寄りだからと大目にみてもらえるだろうし。
そろそろシルバーシートにも堂々と座って良いかも。

それに、笑えることが増えた。
たとえば、出かけようと車に乗って、
忘れ物を思い出し、家に取に戻ったところで、
何を忘れたのかを思い出せないとか、
近頃のお笑いより笑えるんだから。

ほんと楽しい!シルバー生活です。
で、こっそり精神年齢は18歳をキープするつもりです。(笑)