のどかな

アナグマみたいなレッサーパンダみたいな猫がときどきやって来ていた。
犬猫嫌いの夫だけど、間抜け顔を面白がって、追っ払わないでいた。
毛の色艶からして野良ちゃんではなさそうだった。
そのうち段々厚かましくなってきて、
毎日の訪問となり、部屋の中を覗き込んだり、
庭の木立の陽だまりの簡易ベンチにしゃがんでいたり・・・・

ん？いつも野鳥のために残飯をまくところにもしゃがんでる。
しかも、日当たりが悪くて寒い場所なのに。
これはもう鳥を狙っているのに違いない。
ベンチも日向ぼっこではなかったのか。
そういえば、近頃鳥の姿が減ったのは、
そうか、この猫がいるからだ。
小鳥狩り成功例がありそうだ。

ということで、昨日は陽だまりでくつろぐパンダ猫に、
怒った（笑）夫が遠くから小枝を投げたので、びくりもびっくり、
それこそ文字通り跳んで逃げた。
フェンスを越えて隣の田んぼに着地して走り去った。

それで、今日はいつもよりたくさん小鳥達がやってきた。
というか帰ってきた。
鳥達もよく知っているものだ。
目白のカップルが、まだ蕾が硬い椿の小枝を揺らして、
楽しげに遊んでいるのが可愛かった。

冬至から、もう半月。
陽の気もだんだん増えてきた。
一見のどかな年の始め。

あけましておめでとうございます

今、雑穀餅を作り終わったところです。
といっても、餅つき機がやってくれたのだけど。
今回はタカキビ、モチキビ、モチアワ、アマランサスを入れてみました。
なかなか美味しいです。
はい、これが唯一のお正月料理でした。

何十回もお正月すると、飽きちゃうものですね。

で、今年は、町の様子でも見に行こうと、
出かけてみてびっくり！
こんなぷち田舎町なのに、
１日からお店が開いているんです。
もちろん、個人商店ではなく、スーパーがあちらもこちらもなんです。
大きな本屋さんまで。
こちらもお正月、飽きたのかしら？

お正月用の食材が安くなってたりするかと思ってスーパーを覗いてみたら、
案の定、半額。
こんなことしてると、年末に買わなくてもと、お正月に買う人が増えて、
かえって売り上げが落ちるんじゃないかと思うのだけど、どうなんでしょう。

店員さん達は元気がない。
大晦日まで忙しく働いて、
夜は紅白歌合戦を見たり、除夜の鐘を聞いたりして、
それから初日の出とか見たりして、
きっと寝不足だし、疲れてもいるよね。

「痛たたた」と側で声がして、
商品を出している店員さんが腰を痛めてるみたいでした。
「来ておいていうのもなんだけど、お正月くらい休みにすればいいのに。開けることないのに」と、つい声をかけてしまいました。
「でも、社長が・・・」あら、正直な店員さんだわ。
「社長にやってもらえばいいのよ」
「すみません、失礼します」と、我に返って働き始めた。
わたし、馬鹿なことを言ってるよね。初反省。

今年から晩年期で、玉堂＋天南星まっしぐらだから、ひとこと（ひとこと？）多くなるんだわ。
とっくになってるか。（笑）

ということで、今年もよろしくです。